“人生で最良のものたちはタダである“への考察、満月の夜のひとりごと
ココシャネルが残した名言で、
The best things in the life are free,
The second best are very expensive.
“人生で最良のものはタダである。
二番目に最良のものは、とても値がはるものだ”
というものがある。
これを聞いた時、みなさんの頭には何が浮かんだだろうか。
わたしが一番に思い浮かべた“最良のもの”は、
家族、友達、パートナーの存在と、彼らと築く『信頼と安心』だ。そこにあるベースはもちろん愛情。
二番目に最良なのは、広い庭付きの家にワイン用のぶどう畑があって、あと何着か、自分を可愛く着飾るためのプラダのドレス。
二番目のものって、煩悩というか、欲望だ。
同じ質問を何人かの友達にしたんだけど、
この“タダ”っていう概念に懸念を抱いた友達もいて、
経験が最良のもの。って答えた友達や、
自分の時間。と答えた友達もいた。
何かしらの経験をするには自己投資が必要な場合もあるし、自分の時間を使うのにもお金がかかることもある。
だから彼らにとっては最良のものはタダってわけじゃない。
なるほど〜。
ニューヨークタイムズに、このことについてディスカッションしている記事があった。
ある人は、「呼吸を30秒止めて、そのあと思いっきり息を吸った時に、あなたは空気の大切さを身にしみて感じるでしょう、その空気はタダなのです」と言っていた。
または、太陽がわたしたちの幸福度にどれだけ関係しているかを説いていたり。
身の回りに当たり前にあるそれらの自然によって、わたしたちは生かされているんだと改めて思った。
でも反対に、
「この世界でタダなものなんてひとつもない、例えば太陽はガンを引き起こす原因になるし、水の料金は高くなる一方だ。」と意見する人もいる。
二番目に最良なものも、「自分は物質主義者ではないから、生活にそんなに高いものは必要ない」と断言する人もいれば、趣味に高価な額を注ぎ込む人もいる。
例えばわたしも、二番目に最良なものが、
趣味で美術館に行くこととか、ダンスのパフォーマンスを観に行くとか、ヨガスタジオに通うことっていう、現実的に行っている自分をハッピーにする方法だったら、そんなに高価な訳じゃない。ただ、将来の夢と欲を語ればお金がかかるっていうことなのかもしれない。
あなたの人生で最良のものは?
満月の日に夜な夜なこんなひとりごと。