3月に思うこと
2月にあった嬉しいことが、しゅわしゅわと泡のように消えていってしまった。3月はそんなひと月だった。
誰のせいでもなく、ちょっとした掛け違いで確かにこの手の中に在ったものがなくなる。
その事実を突きつけられた時は悲しかったし、悔しかったし、なんでだよとやるせなさに憤ったりもしたけれど。
もしかしたらまた自分の元に巡りめぐってくるかもしれない。
散々落ち込んだあとはそんなふうに少し前向きに考えられるようになった。
ぽかぽか晴れた日の桜を見ていたら自然にそう思えたから、嫌だったことを引きずりがちな私にとっては早めに気持ちの切り替えができて嬉しい。
切り替えができたこともそうだけど、「じゃあ万全の体制って具体的にどんな状態だ?」と考えられたことも良かった。
今回のことは本当に残念だったけど、できれば消えてほしくはなかった。けどそのおかげで私の弱点を改めて再認識できたし、万全の体制がどういう状態かをよくよく考えたことで在りたい自分の姿と、今後やってみたいことの輪郭がはっきりさせることができた。
4月からは見えた輪郭をより強く、はっきり掴むために進んでいきたいな。
もし、私の元から消えていったあのときの「嬉しかったこと」が再び現れたら、待っていたよと笑顔で迎えられる自分になるために頑張ろう、と決意した3月。