プラスチックごみゼロ宣言
『世界に誇れる環境先進都市』の実現を目指し、2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロのまちを目標としている京都府亀岡市を市外調査(視察)いたしました。
亀岡市の三大観光の一つ「保津川下り」の、たった2人の船頭さんの地道な思いから始まった清掃活動が、地元のNPOや行政などの活動へと拡大し…
2030年までに使い捨てプラスチックごみゼロを目指す「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を宣言!
🍀使い捨てを減らすため、
🍀生分解性(自然界において微生物が関与して環境に悪影響を与えない低分子化合物に分解されるプラスチック)の袋であっても、無償で提供しないことにより、規模の小さなお店を守るため…
協議会を設立して「消費者の理解があれば、レジ袋禁止は可能」との声を事業者から引き出し、
…2020年3月に
「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例」を制定!
理念ではなく、実効性のある禁止条例が可決された背景には、
「トップダウンと市民の共感を得たボトムアップ」が大きかった…という説明を聞いて納得。
現市長さんの市議の時代からの「保津川へかける思い」と市民の皆さんの思いが融合して、大きな形となり亀岡市を代表する事業のひとつとして定着していることが伺えました。
海のない亀岡市でGPSをつけた河川ゴミは、大阪湾までの80kmをたった1日で流れていくそうです。
内陸部からのゴミの発生抑制の大切さを市民を巻き込み広めた取り組みのための施策も素晴らしかったです。
他にもたくさんの施策が、市民の中へ浸透して、
市全体がひとつになって、大きな目標を目指しておられました。
これからの課題をお伺いすると、
「将来的に条例を廃止しても市民全体がプラごみゼロが当たり前になること」と、プラごみゼロに向けて揺るぎのない姿勢を示される行政職員さんの言葉。
「温もり にぎわい こころ通う 共生のまち亀岡市」
が象徴されているようで感銘を受けました。
環境の側面だけでなく、施策や市政の方向性の在り方においても学ぶことが多い時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
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