不倫をされたショックから立ち直る方法

皆さんこんばんは！
夫婦仲改善カウンセラー／行政書士の今井ひとみです。

引き続き北海道では雪が降る日が続いています。
例年、２月はたくさん雪が降るイメージがあります。
まだまだ冬は続きますので、皆さんも体調にはくれぐれもお気を付けくださいね！

それでは本日は、
「不倫をされたショックから立ち直る方法」
をテーマにお話ししていきます。

私もかれこれ２０年以上前に元夫に不倫をされ、気付けば家に帰ってこなくなったという過去があります。

今日は、ここから立ち直る方法についてお話をしていきます。

１.不倫はあなたのせいではない！

私事ですが、私はなぜカウンセラーになったのかというと、先ほどお話しした不倫をされた経験が大きな理由です。

「私は不倫をされた」ということに対して、すごくショックでしたし、悲しかったですし、プライドが傷つきましたし、「もうなんなんだろう」という状態で、暗黒の時代を１０年程過ごしてきました。

私の場合は、１０年も元夫に対する恨み辛みをずっともってきました。

「あの人のせいでこんなにつらい」
「あの人のせいで私はこんな風になった」

と、延々と過ごしてきたわけです。

この経験があったからこそ、今皆さんにこうしてお話が出来ています。けれど、１０年もこんな状態でいる必要は全くなかったなというのが正直な感想です。

だからこそ、同じような苦しみを抱えている方には、
最短で辛さやショックから立ち直っていただきたい！
というのが、身をもって経験してきた私の本音です。

まず、不倫をされた方に覚えておいてほしいのは、
不倫をされたことに対してあなたは悪くない
ということです。

「あなたの〇〇が悪かったから旦那さんが不倫をした」
「あなたの〇〇が悪かったから奥さんが不倫をした」
ということではありません。

ここは切り離して考えていただきたいのですが、たしかに私も夫婦の関係性においては反省する点がすごくありました。

当時は２０歳そこらでまだ若かったこともあり、夫婦の関係について知らないことばかりのひよっ子で、元夫にひどいことも言ってしまいましたし、ひどい対応をしてしまったこともありましたし、労いや感謝が全くもって足りていませんでした。

だからといって、不倫をしていいという理由は１つもありません！
夫婦の関係性では反省すべき点はあったけれど、だからといって不倫をしていいのかというと、不倫はしてはいけないんです！

つまり、
旦那さんや奥さんが不倫をした原因はあなたにはない！
ここに辿り着いていただきたいと思っています。

「いやいや、夫婦の関係性が悪かったから相手が不倫したんでしょ？」
と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、
「そうかもしれませんが、夫婦の関係性が悪かったら不倫は正当化されるんですか？」
ということ。

裁判でも、「夫婦関係がそれだけ悪かったんならあなたは不倫しても仕方ないですよね」という判決が出るのかというと、出ません！

不倫はダメなことなんです！

不倫をされたことはショックなことで不倫をした相手が１００％悪いです。これと、夫婦の関係性は分けて考えるべきです。

もう１つお伝えしたいことがあります。私がこれまでに不倫をされた方からのご相談を数多く受けてきた経験から言えることです。

不倫相手のほうが良かったから不倫をしたということではない
そもそも不倫相手と自分を同じテーブルに乗せるものではない

ということです。

中には、わざわざ不倫相手のフィールドまで歩いていってそこの土俵に乗っかってファイティングポーズを取る方がいらっしゃいますが、その必要性はありません。

なぜ不倫をされたあなたがわざわざ不倫相手が立っているリングまで出向いてリングの上に上がる必要があるのか、ということです。

それは、不倫はやってはいけないことだからです！

自分もやってはいけないことをやっていたのなら話は別ですが、あなたは被害者なわけです。お天道様に顔向け出来ないことは１つもしてなくて、堂々としていられるという状態であるのなら、わざわざ不倫相手が用意した土俵に乗る必要はないんです。

この時点で、不倫相手が用意した土俵に乗るということは、
あなたは不倫相手と同じ土俵にのぼりたい
という状態です。

不倫相手に勝ちたいというような状態ですが、そもそも勝つとか負けるとかではなくて勝負になっていないということに気付いていただきたいと思っています。

やってはいけない不倫という不法行為をやっている人と同じ土俵にあがる必要はありませんし、不倫相手と自分を比べる必要もないんです。

勝負しなくていいものですので、切り離して考えていきましょう。極端に言えば、不倫相手は人間の種類が違うくらいに思っておけばいいんです。

これと同じ原理で、不倫相手がマウントを取ってきたり勝負を仕掛けてきたりすることがありますが、この誘いに乗る必要はないということです。

誘いに乗った時点で、あなたは不倫相手と同等ということを自ら証明してしまうことになります。

そもそも次元が違うというように割り切っていただければと思います。

２.未来の自分のために今何が出来るのか？

ここまで相手の土俵にあがる必要はないとお話ししてきましたが、実は、私は２０数年前に不倫相手の女性と対峙してお話ししたことがあります。

その時は「やってやる！」という気持ちでいて、ものすごく意気込んで待ち合わせの場所にファイティングポーズを取りながら行ったわけです。

けれど、実際に話を進めていくと、
「なんか違うな・・・」
という感覚に陥りました。

相手の言っていることはわかりましたが、話している次元が違うような感じ・・・

「この人の住んでいる世界線と私がこれから生きていく世界線はなんか違うな」

という感覚を覚えたわけです。

この時点で、私は勝負から降りました。まだ若かったこともあり、心の勉強もしていなくて何を思っていたということではありませんが、

「あ、これは勝負する相手じゃないな」
「勝負したら傷つくだけだし情けない気持ちになるだけだな」

ということを私の直感で感じました。

私はこのような経験がありますので、同じような方には勝負しないでいただきたいということをお話ししています。

もしかしたら、その時の私は自分のメンタルを守るためにそうなったのかもしれませんが、今考えてもその時の自分の判断は間違っていなかったと思っています。

まともに勝負する必要はないんです。相手の土俵に立たないこと。

徹底的に距離を取って、
私とあなたは歩んでいる道のりが違う
という軸で判断していただければと思います。

もちろん、相手と元夫の２人の頭をぶっ叩いてやりたいという気持ちでした！だってそれくらいのことじゃないですか！無防備な状態で鋭利な刃物で刺されてしまったような衝撃だったわけです。

ただ、それをやったところでスッキリはしないんです。

相手を恨んだり仕返しをしてやろうと思っても、それが自分にどのような利益をもたらすかと考えると、かえって空しくなるだけなんです。

もし、今後離婚という方向に進んでいくのであれば、

もう関わらない

ということが１番なんです。

いかに自分が早く幸せになっていくのか
ということが大きなポイントです。

愛情の反対は嫌いではありません。恨みでもありません。憎しみでもありません。

愛情の反対は、

「無関心」

なんです。

この無関心というところに辿り着くことが、心の状態としては良いことだと思いますし、相手を責めないで自分も責めないこと。

お話ししたように、私はここまで辿り着くのに１０年かかってしまいましたが、１０年経ってから、

「あの時は私も悪いところがあったな・・・」

と自分を見つめ直すことが出来た時に、心のレベルがグンッと上がってそこから人生が動いていったんです。

何もかも他人のせいにして、何もかも不倫のせいにして、私は暗黒時代を過ごしてしまいました。

そうすると誰とお付き合いをしてもうまくいかないんですよね。私の心が成長していなかったから。

そんなことを１人２人と繰り返していったことで、

「私に何か原因があったんだな」

と気付くことに繋がりました。

だからこそ何度も言いますが、私のように何年も暗黒時代にいてようやく気付くということはやっていただきたくありません！

なるべく早く気付いて、他人のせいにしないで自分自身を振り返って反省して心を成長させて、前に進んでいくその１歩を踏み出していただきたいと思っています。

３.今日のまとめ

・不倫をされた時、あなたは悪くありません
・不倫相手と同じ土俵にあがらない
・自分と不倫相手は違う道のりを歩んでいます
・良い意味で無関心でいれるようになると心が穏やかに過ごせます

不倫をされたときにやってはいけないことは、

自分を責めること
自分を下げること

こんなことをする必要は全くありません。

ショックから立ち直るためには、夫婦の関係と不倫は分けて考えることです。

不倫は１００％やったほうが悪いです！不倫はダメ！！夫婦の関係性が悪かったなら、先に離婚をすればいいんです。

そして、自分と不倫相手を比べないことです。

この２つを、確固たる自分の軸としてがっちり持っておいていただくと、不倫のショックから立ち直ることが早く出来ると思います！

私は、不倫をされた時から現在まで２０年経って考えた時に、

「私にはあの経験が必要だったんだ」
「そこから学んで人生に生かしていけないことがたくさんあった」
「だからあれだけ辛くて苦しい思いをしたんだ」

と、今だから言えるんです。

ですので、今不倫で苦しんでいる方は、１０年も２０年もかける必要はありませんが、

「あの時不倫をされて辛かった経験は今の人生を生きていくためにあったんだ」

ということを２年後や３年後のあなたが、今のあなたを労ってくれるという時が必ずやってきます！

だから、未来の自分のために今の苦しさを乗り切っていただきたいと思います！誰が褒めてくれたり労ってくれたりするのかといえば、未来の自分です！確信を持って言えます！

未来の自分を信じて今の自分は何が出来るのか

これだけを一生懸命考えて進んでいただければと思います！

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