「インパクトが欲しいんだよね」
最近のwebサイトはめちゃくちゃすごい。
デザイナーとエンジニアが協力し、素晴らしいアイデアが魅力的なビジュアルとタッチポイントとしてカタチになっている。
マジでどんなコード組んでるんだ・・・
これに感動して頭を動かす側の方は、総称して「インパクトある」
そして自分達も「これがやりたい」と言ってきます。
非常に困る。
気持ちは分からないでもないですが、いや、分かりません。
“どういう意味の”インパクトなのか、分かりません。
思わず辞書で引いてしまうほどです。
インパクト【impact】
1 物理的、あるいは心理的な衝撃。また、その影響や印象。「その事件が社会に与えたインパクトは大きい」
2 球技で、ボールがバット・ラケット・クラブなどに当たること。また、その瞬間。
引用:Weblio 辞書
“インパクト”を具体化、詳細化する
どういう意味のインパクトか、ヒヤリングする必要があります。
・いい意味の「オーマイガー」でびっくりさせたいのか
・社会に波紋を起こすような驚きなのか
・感動して泣いてしまうようなものなのか
・ビジュアルが派手派手で「おぉ…」とさせたいのか
ヒヤリングして気づくのですが、インパクトの前に
「コンセプト」「方向性」「ユーザーに伝えたいこと」
など定めておく必要があります。
いわゆるサービスが目指すところと判断基準がないと、思いつきやその場の盛り上がりで進んでしまい、結果何を目指してるんだっけ?となります。
ビジュアル作りに入る前に、
建築で例えると土台、骨組みをしっかり作る。
マラソンで例えると靴選び、ストレッチを念入りに行います。
そして予算とスケジュールの話をすると、独自性の高いものはそれなりにかかるので、しっかり時間と予算をとって進められるのか、進めたいかも最初に詰めたいところです。
ディレクターさん、頑張ろう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?