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コーチの健やかな成長とは

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コーチとして活動をする中で、「コーチの健やかな成長とは?」という問いが生まれた。すぐに答えが出る類の問いではないのだと、探究を重ねる中で感じるが、じっくり味わうこの探究プロセスを…
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#対人支援

実存主義アプローチを、“ググれカス文化”から見つめ直してみる

私はこれまで、コーチとして人々の人生に寄り添ってきた。クライアントの悩みや葛藤に耳を傾けながら、一人ひとりの内なる声を引き出す。そのプロセスは、単なる問題解決を超えた「実存的な対話」と言えるだろう。 コーチングにはさまざまな流派があるが、その理念の一部は人間性心理学に由来している。特に、自己実現や個人の成長を重視する視点は、実存主義哲学や人間性心理学が提供する重要な土台となっている。人間の存在そのものに目を向け、「私はどう生きるのか?」という問いを投げかける実存主義的アプロ

「コーチングは誰のためのもの?」コーチング業界の功績と課題を考えてみた

これまで探究してきた「コーチング/コーチング業界」。 今回はあえて、コーチングのいいところだけでなく、疑問が残るところ、課題だと感じるところも含めて捉え直してみたい。 このnoteは書いてから5ヶ月ほど時間を置き、その間数人とこの文章を真ん中に置いて対話をし、文章を発酵させる期間を設けてみた。 コーチング業界への疑問を言語化するとき、私が「何をオブラートに包みたがるのか?/断定的に語ることを避けるのか?」「どんな人たちからの反応を怖がったり嫌がるのか?」を知るための実験

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