パナソニックとヤマダ電機から、流通の変化を見る
マーケティング講座「MARPS(マープス)」の振り返りnoteです。今回は、流通分析がテーマ。マーケティングについて関心のある方、勉強している方にぜひご覧いただきたいです!
講座の概要
日本の流通の特性4つ。1:島国であること。2:日本の国土のうち住める範囲は30%。3:人口が広く分布していること。4:四季があること。5:食文化の地域性があること。
1950〜1970年代にかけては、商店街での買い物が主流だった。その後1960年代半ば〜百貨店や家電量販店などでの買い物が主流に。また国道沿いのチェーン店での購入も主流になった。
卸構造の変化:卸がメーカーと小売の中間に入ることで、取引数を最小化してきた。(ただし、ここでいうメーカーは巨大メーカーではなく、町工場のような小規模なメーカーが多かった。)→流通系列化(Panasonicの町の販売店など。)
メーカーも小売も小さかったので、昔は卸業が販売チャネルのリーダー的存在であった。しかしメーカーが巨大化した後はメーカーが販売チャネルのリーダー的存在となり、今は小売が販売チャネルのリーダー的存在となっている。
ここで、私が気になったPanasonic(松下電器)の「街の電気屋さん」の話を深掘りしていきます。
Panasonic「街の電気屋さん」は奥が深い
私の近所の「街の電気屋さん」は閉店していたりするのですが、Panasonicは街の電気屋さんを「系列販売店網は最大のパートナー」とし、高齢化社会の中で「最大のパートナーになる」ため系列店の商いに合わせた製品展開をできるだけ早い段階で実現していくことに注力しています。
ヤマダ電機が出店を強化している
最近郊外に行くと、ヤマダ電機の店舗をご覧になりませんか?実は、ヤマダ電機は大量出店施策を行なっているのです。(ヤマダ電機2024年3月決算説明会資料によると、県別グループ店舗数で1,144店舗あるんだとか。)
ヤマダ電機の認知度が高まっていますね。以下の調査からすると、ヤマダ電機の出店戦略は、ヤマダ電機の認知度UPに成功していると言えるでしょう。
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