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アラサーの歳になって、免許を取った
このnoteは、一般的には「え?今免許取るの?」と思われるかもしれない、アラサーの歳になった私が、一から免許を取る話です。12月に入り、無事計画よりも早く普通免許を取ることができました。
前半は、免許をこれから取得しようとする方に向けて、後半は私が免許を取ろうと思った理由について書いてあります。
緊張の修了試験と仮免試験とは
修了試験
修了試験は、教習所内で実施される最終試験です。第1段階で学んだことを実際に運転をし評価をしてもらう試験です。
全員の持ち点が100点満点で減点方式で採点されます。引かれる点数は、どのようなミスをしたかによっても変わりますが、よほどのこと(脱輪する、信号無視をする、車線を間違える、逆走する、教官の指示を聞かない)がない限り大きく減点されるケースは少ないです。
私が受けた回は通常よりも多いらしく、約25名ほどの受験者がいました。1組4人で定められ、2人ずつのペアになって試験を受けます。1人が運転席で運転している間、もう1人は後部座席で座って見ている状態です。
私は教習所で運転してから約1週間のブランクがあり、試験当日もとても緊張していました。ですが、ペアとなったもう1人の方から運転することになったので、余計な緊張はほぐれた感じです。
前日から「いつも通り」と自分に言い聞かせていたことが功を奏しました。当日発表された合格発表に自分の番号が掲示されたときは、受験で合格して自分の番号を見たときの、あの感覚が蘇りました。
仮免試験
さて、修了検定が修了したあとは仮免試験を受験しました。これは先ほど書いた技能の評価を受ける修了検定と異なり、学科の試験です。受験の時の勉強のように、「あなたは標識の意味や交通ルールを理解しているか」を問うペーパーテストです。
試験時間は30分で問題数は50問。満点は100点で、1問2点の配分です。
私は練習問題を解いていたときより比較的易しい問題がたくさん出たので、1問間違いで98点という結果で合格でした。
試験勉強に向けて役に立ったもの
学科教本、運転教本はもちろん、教習所で指定されたオンライン上でできる問題集を解きまくっていました。
その問題集ではやがて飽きてくる(問題を覚えてしまう)ので、無料のアプリでさらに問題を解いていました。
さらに、モチベーションを上げるために、お笑い芸人の陣内智則さんのゲーム実況やネタを見ていました。陣内さんは運転免許をお持ちの方なので、「実際はこうじゃないやろ!」というようなツッコミを入れながらも、コントやゲーム実況で面白おかしく解説してくれています。
実際に仮免試験で役に立ったというよりも、技能実習のときに役に立ちました。運転のイメージがつきやすいからです。
私が見た陣内さんの動画で、特におすすめの動画を上げておきます。面白そうだと思ったものから見てみてください。私のイチオシは、「免許を取ろう」のゲーム実況です。
卒業検定
教習所で習っている方は、すべての教習を修了すると、教習所が指定する卒業検定の日に受検します。
教習所で習ったことを、きちんと実践できるか総復習テストのようなものです。ただし、修了検定と異なることは路上に出ることと、駐車(バック)が追加されるので難易度がかなり上がるということです。
修了検定では、教習所内での試験なので、ある程度事故っても(車を壁にぶつけても)点数が減るくらいで収まりますが、路上に出ると赤の他人の車にぶつけたり、人にぶつけると事故扱いとなり、検定が即中止になることがあります。私が通っていた教習所では、過去に(人が亡くなるまではいきませんが)路上に止まっている車をぶつけてしまったという(物損)事故があったようです。
修了検定の時以上に、気を引き締めつつも、緊張しすぎないのがコツですね。
最後の学科試験
卒業検定に合格すると、教習所から卒業証明書・仮免許証が渡されます。これらの書類は無くすと再発行不可となりますので十分注意するよう何度もアナウンスされます。
教習所を卒業後、自分で住民票に記載のある都道府県の警察・公安委員会で試験を受けます。受験時間や持ち物、申し込み方法などは、各都道府県の警察によって対応が異なります。よく確認しておきましょう。
試験場に着いた後は、必要書類を記入した後、お役所の窓口のように「○番窓口行ってください」と次々に案内されます。
個人的に面白かったのは、外国の方(中国やベトナムの方と思われる)が同じ学科試験に申し込んでいたので、受付の方々がタメ語で案内していたことでした。(「〜〜の書類、持ってる?」「この書類はいらない。持って帰ってね」という感じで案内していました笑)
サイズの異なる書類を持ちながら窓口を次々と移動しますので、A4サイズのクリアファイルに全部の書類を入れて移動すると、とても便利です。
試験を受けた後答案が回収され、30分後くらいに合格発表の画面のある場所に案内されます。自分の受験番号を持って、流れ作業のように番号を確認するように指示されます。
合格者は少し待たされた後、免許の写真撮影に移ります。写真撮影後もしばらく待たされ、ようやく免許交付され、解散となります。
午後イチでの学科試験でしたが、午前中に受付した後、試験をうけ、免許が交付されるまでほぼ丸一日かかりました。待たされる時間が多いですね。暇つぶしできるグッズ(PC、タブレット、ゲームがおすすめ)を持ち込んでおくことをおすすめします。
なぜアラサーの歳になって免許を受けようと思ったのか
一般的には、比較的時間に余裕のある大学生が受ける免許ですが、諸事情があり私は社会人になるまで受けることができませんでした。
社会人になってから免許受けようかな~とぼんやり考えていましたが、20~30万の教習代を出してまで、免許を取りたいとは当面思っていませんでした。
しかし、社会人になって約5~6年経ち、とうとう免許を取ることを決めたのです。
友人からの教え~体調不良のときに備えて
当時小学校入学前の小さな子どもを育てていた友人一家。旦那さんが車の免許を持っていましたが、奥さんである友人は車の免許を持っていませんでした。
ある日、旦那さんが体調を崩してしまい、夜中に病院に行かなくてはならない事態になってしまいました。そのとき、タクシーも走っていません。バスも運行していません。自家用車で夜間病院に行くことにした友人一家は、高熱が出ている旦那さんが運転し、子どもと友人を乗せて、夜間病院へ行かざるを得ない事態となりました。
友人はこのときの状況を、笑い話として話してくれました。
私自身、今後パートナーができて、免許を私が持っていなかったら…と考えたとき、このような状況はなるべく避けなれれば…と思ったのです。
彼氏に長距離運転させてしまう申し訳なさ
長年付き合っている彼氏。大学時代に免許を取った彼は、遠方に住む実家へ帰る度に車で帰ります(GWや年末年始はめっちゃ渋滞するのに、車で向かう方が楽だから、という理由で車で運転します)。
今まで車のいらない便利な土地で暮らしていた私は、車の運転は彼氏に任せておけばいいかな、と考えていたのですが、さすがに長距離を1人で運転させるのが段々申し訳なく思えてきます。
特に、2人で旅行するときは、彼に運転をお願いしていて、何時間も運転させるのが段々辛くなってくるわけです。
だから、彼氏と付き合う時間が長くなるにつれ、「私も免許を取った方がいいよな」と思うようになりました。
友人とのドライブで運転できたら…
先ほど登場した友人とは別の友人ですが、学生時代から仲の良い友人が2人います。3人でよく飲み会を開催しています。
皆会社員で、お互いの休みが合うときに週末に旅行しています。
ある旅行計画で、熊本への旅行が候補として挙がりました。熊本市内だけでなく、黒川温泉や天草地域にも行きたいという話が出てきました。
確かに、これらの地域にも電車やバスが通っており、観光地なので比較的便数も多めではあるのですが、黒川温泉と天草地域を直接行くには、やはり車が最も便利な手段。
こういう旅行計画を立てるときに、車を運転できたらスムーズに計画を立てられるのにな…と後悔しました。
いつか、ライドシェアで小遣い稼ぎがしたい
今の日本の法律では、ライドシェアの実現がほど遠いとされています。しかし、私はいつかはライドシェアが日本でも実現するのでは?となんとなく考えています。
先ほどの旅行計画の話の延長で、運転し慣れている道を案内するときにライドシェアが使えるのでは?と思ったわけです。
こうしたモチベーションを持って、運転免許取得を目指しています。
通っている自動車学校のとある指導官の人とめちゃくちゃ仲良くなり、今書いた内容を話したら、応援していると声をかけてくれました。
技能教習で一緒になったとき、その指導官の方は「次の旅行先は決めているの?」と話を深く聞いてくれるので、モチベーションに繋がっています。だから、教習所も楽しいです。
podcast「日常を旅するラジオ」でも配信
podcast「日常を旅するラジオ」でも、今回のnoteをテーマに話をしています。ぜひお聴きください。
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