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皆さんは「運」を持っていますか。
ちょっと宗教感がするかと思いますが、そんなことはありません。
新しい部署に異動して、再びお先真っ暗な状態に落ちつつある私は、「私、運持ってるかもしれない」と思う日々を送っています。
運とは
運、と一言でいっても色々ありますが、
宝くじが当たる、好きな人と付き合える、なども運の1つだと思います。
ここでの運とは「人の運」としたいと思います。
私が感じた「運」
社内で新しい事業に取り組む私は、まだ社内組織というものを分かっていません。どこの部署がどういうことをして…となんとなくは分かるものの、具体的にどういう仕事をしているのかを把握していません。
その中でも、あるエリアを任されて、先輩がいるわけでもなく、ただ1人で黙々と仕事をしていたわけです。
他のエリアのベテランの先輩たちからは、「同じエリアの社員を味方につけた方がいい」とはアドバイスをもらっていたものの、私からお偉いさんたちに声をかけるなんて、とてもじゃないけど勇気が出ない…
その様子を心配したのか、前の部署の部長が声をかけて下さいました。
「今、新しい事業はどうなっているのか、気になっていてね。僕が口を出すのも何か違うと思うけど、1人で仕事をするのではなく、色んな人を頼りなさい。色んな人を巻き込みなさい。せっかくなんだから。」
と。
ちょうど、役員会議のあとで、(以前よりも方向性はだいぶ転換するのだけれど)どうしようもないときに手を差しのべてくれた、神様のように見えました。
私は正直に、前の部署の部長に現状報告と、お願いしたいことをまとめ提出しました。
そしたら部長は、私の担当エリアのトップと、関係ありそうな他の部署のお偉いさんたちに繋いでくれました。
異動して見えた景色
前の部署では、課長級の上司しか見えておらず、その上がどうなっているかなんて、考える余裕もありませんでした。
けれど、いざ部署を出てみると、(とりあえず配属エリアのみですが)他の部署は、どう動いているのか、見える景色が変わってきたわけです。
ただ申し訳ないのが、私の事業は刻々と状況が変わり、分からないことも多く共有されていないことも多々あるため、協力をお願いするにもできない…きちんと事業内容が説明できないことです。色んな部署の会議に参加させてもらうたびに挨拶を求められますが、「決まっていないことが多く申し上げにくいのですが…」が口癖になっています。
そのたびに、繋いでくれた部長に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。「こちらから繋ぐようお願いしたのに、申し訳ない」と。
でも部長は、
「しょうがないよ、新しい事業だから。しかもうちの会社の古い習慣でもあるよ(笑)
でも、大事なのは、出社したときに挨拶は必ずすること。エリアのトップも、今までの部署も、関わりのある部署には顔を出したほうがいい。
"新規事業のhitomiさん、頑張っているんだな"と思ってもらえるように、そして少しでも気にかけてもらえるようにね!」
と言って下さいました。
おそらく、これは前の部署だったらきっと見えなかったこと、気づかなかったことでした。
きっと、部長世代と私世代で飲み会に参加しない若手社員とか、逆に飲み会に参加するのを強制すれば、飲みハラ、アルハラと呼ばれたりする時代ですが、(理不尽なことは置いておいて)仕事で人との関係を構築するってこういうことなんだと思います。
蒔かぬ種は生えぬ、といいますが、
上層部の意向により転勤の可能性もなきにしもあらず、関わりが薄くなってしまうかもしれませんが、今繋いだ関係が5年後に生きてくるかもしれませんよね。
そう思うと、部長には感謝でしかありません。
社内の意向によって振り回されてつらいけど
意向によって振り回されている感が否めない今日この頃、そしてそろそろ家族のもとへ帰りたい気持ちも高まりますが、もう少し頑張ります。
そしてなにより、部長に限らず多方面で「頑張れ」「元気もらっている」「協力する」ということばに励まされています。
ありがとうございます。
皆さんのそのことばが、私のエネルギーの源です。
※写真は、役員発表前に奈良に行く機会がありましたので、成功を祈願しました。
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