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初詣で
照降町四季①(てりふりちょうのしき)
初詣で(はつもうで)
佐伯泰英さん
初めて読む佐伯さん
4巻でひとつの物語
時代小説が大好きで
年末年始用にと4巻
主人公の佳乃(よしの)が
駆け落ちして3年
照降町に戻って来た
照降町のご神木の梅の木を
見上げる佳乃
クズの優男から逃げて
実家にもどると
父は病いで寝込み
脱藩武士の周五郎が
見習いとして鼻緒を挿げていた
はじめは、地図やら人名を
見ながらでモタモタしていたけれど
どんどん話に引き込まれた
主人公の佳乃が
男にたぶらかされて
失敗しているところも
親しみがあるし
周五郎さんの実直なところも
素敵だ
佳乃が家業の鼻緒屋の職人として
立ち直っていくさまが
1巻の読みどころ
読みやすくて面白い!