私が英語の先生になった理由 Why I became an English teacher is ...
小・中学校の英語の先生のための英語の先生 Teacher Melody です。
先生方、毎日お疲れ様です♡ 子どもたちの笑顔は先生方のおかげです!
今日は、私がなぜ英語の先生になったのかをシェアしたいと思います。
あなたは誰?と思った方のために、私の自己紹介はこちら↓から。
私が将来、小学校や中学校の英語の先生になりたいと思ったのは、中学校3年生の時です。中学校3年生の時の英語の授業が楽しすぎて、英語が好きになりました。楽しいので他の教科よりも英語を自ら勉強するようになりました。友だちに教えてほしいと頼まれて教えていたら、英語を教えることもおもしろく感じました。放課後の教室で、友だちが私の説明で英語がわかってくれたときに一緒に喜んだのを覚えています。
さて、私が受けた中学校3年生のときの英語の授業はどんな感じだったのでしょうか?生徒目線からなので、正確な分析はできませんが、私が受けた授業は、オールイングリッシュの授業でした。私が中学生だったのは、もう30年以上前です。30年以上前の中3の英語の授業で、オールイングリッシュだったのです!「英語の授業は英語で!」と言われ始めたのはまだ最近のことです。そして、まだ多くの英語の先生がオールイングリッシュで授業をしているとは断言できません。もちろん、文法の説明(私は文法の説明はいらないと思っていますが)などは、日本語でする方が理解しやすいので、英語と日本語を有効に使い分けることが1番大切だと思います。ただここで強調したいのは、当時では珍しい「英語の授業は英語で!」という最先端のオールイングリッシュの授業を、生徒の立場で受けることができたということです。私はなんてラッキーだったのでしょう!生徒の立場でオールイングリッシュの授業を受けた経験は、現在の私の授業スタイルに役立っています。もし、オールイングリッシュの授業を受けた経験がなければ、そのような授業を教師の立場からどのようにすればいいのか、その良さも理解するのが難しいかったかもしれません。
オールイングリッシュの授業では、知的好奇心が高められ「学びたい」→「わかった」→「アウトプットしたい」→「楽しい」が繰り返されていたように思います。とにかく楽しくて、英語の授業や家庭学習に夢中になりました。もちろん、ただただ得意な英語を先生が披露するような授業になるのは生徒を混乱させるだけだと思います。今している授業のやり方を全く変えずに言語を日本語から英語にするだけでは、生徒から不評の嵐がやってくるのが想像できます。授業スタイルそのものの改善で、授業はいくらでも楽しく生徒の向上心を高めることができるはずです。そうするとオールイングリッシュの授業も組み込めるようになります。
ちなみに2歳年上の姉の教科書には、This is a pen. の英文が載っていました。私の学年の教科書からは、やっと「これはペンです。」の1文が消えました。「中・高で6年間、英語を勉強しても話せない日本人」という新聞記事を読んだのも中学生の頃だったと思います。私はこの現状を何とかしたいと、中学生ながらに思っていました。そして、その思いは30年以上たった今も変わりません。
このように、私は学生時代に受けたオールイングリッシュの英語の授業が楽しくて、英語に興味を持つようになり、友だちに教えることで教える面白さも知りました。そして、「何年も英語を勉強するのに、スピーキング力がつかない日本人」という課題をどうにか解決したいと思って、英語の教師になりました。
4月から教壇に立たれる予定の新規採用の先生方、ぜひ楽しい授業をお願いします。先生方の授業は、生徒の人生を変える可能性があります。近年、問題と指摘されているように、学校の先生の仕事はかなりブラックではあります。どうにかホワイト化にしようと試みる模索が続いていますが、授業にかける熱意、時間、労力だけは削りたくないものです。それが教師の仕事だからです。そして、もう一度書きます。
先生方の授業は、生徒の人生を変える可能性があります。
The influence of a good teacher can never be erased.
過度なプレッシャーを感じる必要はありません。先生自身がご自分の授業を生徒と一緒に楽しんでくださいね!これからも日本の英語教育がますますワクワクするものに発展していきますように!皆さんと一緒にできることを考えていけたら最幸です!
1人でも多くの先生方子どもたちに、英語の楽しさ、人生の素晴らしさが届きますように!最後までお読みいただきありがとうございました!
Thank you so much for reading! I hope to see you again soon! Bye for now!
【英語の先生のためのひとことEnglish】