
一目均衡表で見るプロトコーポレーション---4298
プロトコーポレーションは来月3月中旬には株が上場廃止となるらしい、ガッカリだ。
そうなる今のうちにプロトについて思うところを残しておきたい。
プロトコーポレーションよありがとう、資産がほぼ倍になった。

私はプロトコーポレーション(4298)(以降プロトという)の株が公開買付価格の2100円になった2025年2月8日に売った。
つい数日前のことだ。このタイミングで売らなかったとしても、きっと強制的に売ることになるんだろうな。あるいは価値が無くなってしまうのだろう。
プロトはプライム市場に上場してる。
1989年創業の名古屋にある中古車情報誌から始まった会社だ。
業界の時価総額ランキングでは49/296。
私は平均して約1100円で株を買ったのだった。株価の推移で確認すると、おそらく2023年の2月か3月頃から買うようになったようだ。
2025年2月4日から公開買い付けが始まって売ったのだから2年くらいのお付き合いでした。
(株)フォーサイトという企業が今回の公開買い付けによってプロトの株の全部を取得する。
(株)フォーサイトはプロトの主要株主であり、かつ筆頭株主ということです。この会社はプロトの株を買い占める為に昨年末に設立された会社だ。
プロトの社長がフォーサイトの社長でもあるので、何の問題なくプロトの株を買い占めることが可能なようだ。またプロトの株が買われた後もプロトの経営は続ける、ということだから株を非公開化して経営陣の好きなようにやっていきたいのかもしれない。
こういうのをMBO(Management Buyout)と言って、企業の経営陣が自社株を買い取り、経営体制の見直しや上場廃止を目的に既存株主から経営権を取得する。
もしかすると事業承継のためなのかもしれないが、よく分からない。
私はバイクが好きで日頃からよく乗っている。去年まで大型バイクを乗ってたんだが今年50ccが無くなる、というので原付スクーターに乗り換えた。
バイクを買うに当たって結局は近所のバイク屋さんから買う。とはいえ、どれにしようか考える時にはネットを駆使して情報を集めるのが現代っ子というもので。
それで活躍するのがグーバイクというサイトだ。グーバイクは、ほぼ全車種の中古相場が分かる。
とても便利で愛用していた。そうなると俄然、応援したくなるものだ。
自分の場合、欲しいとなったら先ずはチャートの形を証券会社のアプリで確認する。投資はタイミングが全てと言って良いくらい大事だ。
タイミングが悪ければ買ってもさほど儲からないからだ。だから、先ずはチャートの形を見るわけだ。
それで良い形ならすぐに幾らかでも買う、ということになる。



そこで一目均衡表でチャートを見る。
プロトの株を買い始めた当時、確か株価は月足で過去1年半の間の平均真ん中の少し下で1250円くらいだったと記憶している。つまり基準線の少し下だ。
ローソクは雲の上にあり、それでいて基準線の下にある。
週足では5つの線(基準線、転換線、先行スパンの1と2、遅行線)とローソクがひと塊りになりつつあった。
月足の遅行線はローソクに突っ込みそう。
これだけじゃ一目均衡表を知らない人には何を言ってるのか分からないかもしれない。
しかし、このことから下落していくようにも、上昇トレンドが続くようだな、とわかる。
非常に判断が難しい局面だ。
まぁ、落ちるにしてもずっと握ってれば良いか、と考えて買うことにした。なんてことはない今欲しい、という気持ちが大きかったのだ。
株は信用じゃなく現物で買うなら会社が倒産しない限り大丈夫。
株価が落ちてもきっと買った値段に戻ってくるさ。しかしそれが何年後にやって来るかは神のみぞ知る、だがな。
私のテクニカル的に見るチャートの尺度は週足と月足がメインです。
トレードスタイルとしては長期投資であると思う。その理由はまた別の機会に話そう。
今回投資する中で株価の推移から見えるプロトコーポレーションは堅実な経営をされてたようにと思う。
実際はどうか分からないけれどチャートの形でそう感じた。
今後またプロトが上場してタイミングが合えば、また買いたい企業だ。