医学部行ってみたら、部活動によって学生生活が左右される、超極小コミュニティだった。
お待たせ致しました!
遅くなりましたが、医学部行ってみたら〇〇だったマガジンの第1回目です。
今回は、医学部生活を語るのにあたり切り離すことの出来ない【部活動】についてお話させて 頂きます。
勉強もそこそこに忙しい医学部。
ガッツリ頑張る部活動よりもゆるめのサークルに所属しておいて、遊ぶための人間関係が持てれば十分じゃない?それならバイトもしながら、自分の時間の調整も出来るし..。
しかしながら。
医学部における部活動というのは
余暇活動・趣味を楽しむ場というよりも
むしろ、“医学部という狭い世界を上手く渡り歩く為に所属せざるを得ないコミュニティ”という意味合いが強いのです。
その為、ほぼ全員が何かしらの部活動に所属しています。(あくまで任意ですが)
◎◎
一般的に医学部というのは、文系や理系の学部が集まるメインのキャンパス(本学と呼ばれる)からは離れた場所にポツンと存在している場合が多いです。
そのためキャンパス内の人数は本学と比べると圧倒的に少なく、校内で人とすれ違うと(どこかで見たことある..。)となる程です。
そして人数が少ない分人間関係は濃密となり、部活動という単位こそ、人間関係を取りまとめるのに重要な役割を果たしているのです。
◎◎
さて先程、医学部を生き抜くためには部活に所属せざるを得ないと述べましたが、ここから具体的な内容に触れていきます。
所属部活=権力の大きさ
ズバリ、所属する部活動によって学校における権力(ポジションの大きさ?)が暗黙のルールによって決まっているです。
ざっくりと言うと
*権力の大きさは圧倒的に運動部>文化部。
*大所帯かつパリピ系の多い部活動は特に権力が大きい。(テニス・サッカー等)
*しかし大所帯であっても権力が大きいとは限らない..。(その部活にどれだけ学校における影響力の大きな人がいるかどうかで決まる)
(中高生みたいですが..。)
何だそれ?
というよりそもそも、権力って何だよ??
社会においては経済力があったり、地位の高い人の事を“権力が大きい人”と認識しますよね。(社長さん/政治家/弁護士..)
そのような方々は様々な権限を持っておられ、自分の管轄下にあるコミュニティにおいて莫大な影響力を及ぼしていることと思います。
医学部において権力が大きい、というのもそれと似通っています。
学校行事等において決定の権限を持つのは、暗黙の了解で決められた特定の部活動のメンバーが中心となっているのでした。
そして、このように校内で目立つポジションに位置していることには幾つかのメリットもあります。
*先輩に可愛がって貰える
*顔が広いことで人との交流の機会が増える
*学校行事での役員に抜てきされやすい
(主に学祭の中心メンバーとなり、全学年を指揮します。前に立つ機会も多いのでかなり有名人となります。)
などなど。
自分を中心に学校生活を楽しむことが出来、校内でちょっとした有名人になれるので大体モテます。(笑)
どの部活動に所属しているかによって、学校生活をいかに楽しめるか?という度合いが、ある程度決まってしまうという事実がここにあるのでした。
(学校行事なんて興味ないわ!こんな狭いコミュニティで有名になるために必死になる必要ある?という方からすれば馬鹿らしい話だと思います。しかし田舎の閉ざされたキャンパスにとっては大問題となるのです..。)
(私が思うに、田舎にあるキャンパスほど人との繋がりが強いのでこのような部活動による縛りが強いのかもしれませんね。。)
私の場合。
さて。
私も入学した頃は、出来るだけ人脈が作れそうな部活に入っておこう..と策略を立て
雰囲気だけで野球部にマネージャーとして入部しました。
(部活とは言ってもサークル感覚で楽しめるんだろうなあ..)と甘い考えで入部したのですが、実際のところ週5日ガッツリ練習が組まれていて青ざめたのはここだけの話ですが..。
結果として、医学部生活はそれなりに楽しく送る事が出来ました。
野球部の先輩を通じて他部活との繋がりが持てたり、そもそも野球部と言うだけで知らない人にも知られていたり。(コミュニティの狭さたるや)
◎◎
部活動は小さな社会だと。
純粋に好きな事を追いかけると言うよりは、学校生活の送りやすさを重視して選んだ部活動。
しかしながら、好きじゃない事に時間を費やして何やってるんだろう..と。
何となく違和感を感じていた時、とある先輩から“部活は小さな社会なんだよ”、
そう教えられたのでした。
高校時代までは、皆んなが同じ方向を向いて「頑張ろー!」と単純に綺麗な(純粋な?)気持ちで取り組めていた部活動。
しかしながら
大学生となるとその意味合いは大きく変わったように思います。
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部活動は小さな社会。
どうしたら上手く生き抜けるかを学ぶ場。**
円滑なコミュニティ作りの為には、リーダーとして前に立つ人の存在が不可欠であると思います。それをシステム化する上で部活動という括りは必要であったのでしょう。
キャンパス人口の少ない医学部だからこそ。
医学部特有の人間関係の濃密な繋がりがあるからこそ。
部活動の存在感は色濃いのです!!✨
(全ての医学部がこうであるとは限りませんのでご注意を。)
最後までお付き合い頂きありがとうございました。(*^^*)次回もお楽しみに!
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