一口馬主出資選定における厩舎
皆さんは出資馬選定に際し厩舎要素をどこまでいれていますか?
一般的にはリーディング厩舎を中心に関西では矢作厩舎/中内田厩舎、関東では国枝厩舎/手塚厩舎がどのクラブでも人気ですね。最近では関東はNF産に関しては木村哲厩舎、林厩舎、田中博康厩舎などが人気になっています。関西では毎年上記の2つに加えて藤原英厩舎、友道厩舎は人気になりますが高額馬が多くなることから出資に慎重になりますね。
安田隆行厩舎/音無厩舎は安田厩舎とともに坂路調教がメインになるのでどうしても短距離馬が出やすい傾向があります。
さて近年考えているアプローチからすると下記の要素を考えることが多くなっています。
厩舎の特色と馬がマッチしているか?
重賞実績は?
調教助手からの転身か/騎手からの転身か?
厩舎スタッフは?
1に関しては過去の実績馬からどの距離が得意なのか?芝ダートでどのくらい活躍馬を出しているのかに加えて調教パターンを見ます。関東はコース調教をやる厩舎が多く坂路での最終仕上げはクラブ馬あまり預からない厩舎に多いですね。藤澤先生の影響かな?関西はコースと坂路を馬によって使い分ける矢作厩舎、藤原英厩舎、友道厩舎、中内田厩舎に対して坂路メインの安田隆行厩舎、音無厩舎でしょうか。クラシック狙うならハイブリッドでやってくる厩舎でしょうかね。例をあげると松下武士厩舎はほぼ坂路でスピードに乗せる調教をしますが中距離配合の馬は上手くマッチしていないような気がします。Pコースや芝コースを使うのは萩原厩舎、藤原英厩舎、友道厩舎ですね。
2に関してはG1を複数勝てる馬を預けてもらえるような厩舎かどうかです。これは多分一番難しくてわからない部分ですね(未来のことは予測できません)。関東では林厩舎が今後どうなるのか?田中博康厩舎が重賞勝てるのか?に加えて一番気になるのは木村哲也厩舎か複数G1勝ち馬が出てくるのかどうかこれでこの厩舎が一流入りするのか決まると思います。今のところイクイノックス次第でしょう。この馬3つくらいG1勝たせないとそれまでだなと思ってます。関西は斎藤崇厩舎に代表されるように若手厩舎からでも名馬が誕生していますからあまり気にしていません。美浦村と栗東村での厩舎と騎手のコミュニケーションの差については角居元調教師がPOG取材で語ってますので探してみてください。
3に関しては牧場→厩舎スタッフ→調教師の転身が結構多いいですが元騎手の厩舎に注目しています。
4に関してはキャロットクラブ会報や新聞コメントでスタッフの名前を覚えるようにしています。厩舎間異動があるので中々つかみづらい部分ではありますが今年は福永騎手、堀厩舎や手塚厩舎の調教助手も調教師試験合格しましたのでスタッフがいなくなったときにどうなのかな?はすごく気にしています。森調教助手は最近はメディア対応していなかったので勉強していたのかなというのはありますし矢嶋調教助手は時々メディアにコメント出てましたね。腕利きなのかどうかはトラックマンが一番知っていると思うのでもう少しディスクローズしてもらえると助かるのですがね。
以上すべてでないですがまとめの意味もあって書いてみました。