頭の中、心の中、内も外も、部屋、どこもかしこも大荒れ警報
知らなかったことを知る事が怖い
この怖さに直面して、今とても困っている。
正確には、知らないことが怖い、けれど知っていくことも怖い。知ったあと、知ったことで最初とは違う怖いに飲まれそうで怖い…結局はどの状態も怖い。
困った。
知りゆく過程で本を読んだり、動画を見たり、話を聞いたり、判断を仰いだり、どれもこれもなぜか怖い。
幸いにも仕事だけは、知らないままじゃいけない、知識を得よう、教えを乞おう、周りを見ようと思えているけれど、それ以外がうまくいかない。
健康、お金、世の中でなんとか生き延びる術、防災、介護、自分の将来、どうすればこの性格とうまくやれるか、好きなことや楽しみの見つけ方、息抜きの仕方……考えなきゃいけないこと、考えたいことはたくさんあるのに。考えようとしただけでソワソワして、早々に躓く。
知っていく過程でそれまで知らなかったからやり過ごせたことが、知ったことで悪い方へ考えて怖くなる。
知ったあとで、知った知識を正しく使えなかったらどうしようと不安になったり、知ったことで芽生えた恐怖に頭が支配されてしまうことも怖い。
今もそこに怖いが絡み付いていて、具体的には書けないけれど、どうも前々から知る喜びよりも、知ったことで怖さが増したことがあって、なんとかその怖さを平坦にしようとしてきたけれど、最近ポコポコと主張していて、前より怖くなって……困る。
なんでなんだろう、どうしたらいいのだろう。こう書いておきながらも、誰かに助けて欲しいのかどうかすら分からない。
自分でなんとかしなきゃいけない、だってこれは自分の人生なのだから。と思っている自分もいる。
でもどうにもできないのなら、人に助けを求めるべきで……どうすりゃいいんだ。
寝れない時だとか、ふと手が止まった時だとか、不意に世界でひとりぼっちのような気持ちになった時に、怖いの大きな布に包まれる。
きっかけも前触れも何もなく、不意打ちな時もあるし、調子がいいなと思っていて、次の瞬間、突然怖いが内側から湧き、外側から刺さり苦しくなる時もある。
ハリネズミの針みたいに全身を怖いをキャッチする針で覆われているような気がする。そして頼んでもいないのにその針が色々な種類、大きさの怖いをぐんぐん収集して、身体にちゅーっと吸収していく。拒否権はどこにもない。
じわりじわりと溜まった怖いに怯える。
次に来る怖いを予測して怯える。
これじゃまずい!と、立ち向かうための知識を得ようとして、知ること、知ったことで怖くなっていく。昔知った事を思い出しても怖くなる。
なんでかな。
楽しいことも考えたいんだけどな。もちろん24時間ずっと怖いわけじゃないはずで、記憶からこぼれ落ちているだけで、楽しいことや笑ってしまったこともあるはずなんだけど。
けどけどけど
とげとげとげ
げとげとげと
どけどけどけ
今日は特に、なんだかなぁだ。
こういう時、本当にどうしよう。
手を動かして掃除、無心で掃除。部屋は自分を写す鏡だから……。
手を動かしたら部屋がまた荒れた、無心になれない。なんでだい、なんでなんだい。やり方が悪いのかな、言い訳かな。
自分よりずっと大変な中、それでもそこから逃げずに立ち向かっている、立ち向かってきた人が沢山いるのに。なんでわたしは、どうしてわたしは。
人と比較しちゃだめ、自分は自分。あなたはあなた、君は君。色々思い出して、励ましたりなだめたり。だけど困ったなぁ。今日は特になんの慰めにもならないよ。
こんな日もあれば、穏やかな日もきっと来るよね。来てね、待ってます。
13日の金曜日ならぬ、13ページ目の土曜日、18日の土曜日の日が暮れていく。