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【練習】練習に行きたくなるチーム作りの「小さなルール」
よさこいチーム’ひとひら’は2009年に発足しました。
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当初は「日本の踊り、お祭りをイメージできるモチーフは”巫女”」だろうという軽いノリでスタートしました。意気投合した仲間が集まって作られたチームで、宗教団体だとか新興宗教とは無関係です。
2009年前後、よさこい祭りは巨大化するにつれ、賞レースにかける熱血指導が行き過ぎていると感じていました。ひとひらに他のチームから移ってこられる方からも口々に”指導”の話が出る。
これは良くないぞと思い、「宗教の見た目をしたスポーツをやりたい」というチームの”裏コンセプト”が生まれたのだと記憶しています。表のコンセプトは『巫女と神社のコンセプトチーム』でした。
見た目は巫女さんで宗教っぽいけど、練習内容や活動はスポーツサークルそのものです。教祖っぽい人もいなければ、インストが偉そうに振る舞うこともない。宗教色やヤンキー色がまるでない。
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どうしてそういう雰囲気にできたのか。理由はいくつかあると思いますが、たとえばチームスタッフには「一人で来ている踊り子さんに積極的に話しかけにいこう」というルールがあります。一人で練習にくるって、勇気がいりますよね。勇気を出してやってきた踊り子さんを一人にしないって、当たり前に大事なことだと思うのですけどね。
そうやってスタッフと顔見知りになって仲良くなれば、一人でも練習にきてくれるようになります。「居心地がいいから練習にくる」と言ってくれる方もいるくらいで。
結果、踊り子さん全体の練習量が増えて、いい踊りを作れるチームに、段々なっていったんだと僕は考えています。プレッシャーをかけたり、厳しくしたりするんじゃなくて「たくさん練習に行きたくなるチーム」を作る。ただそれだけです。
インストは定期的に練習参加率が低い踊り子さんをチェックします。”はじく”ためじゃありません、どうサポートするかを検討するためにです。仕事やプライベート、あるいは体調不良で練習にいけない踊り子さんの不安を聞き、補習を組んでサポートしていく。
これはとっても大変なんですが、やっぱり最終的に「いい踊りを作る」をやりたいのでやるしかない。それに、不安な気持ちでチームにいるのって嫌じゃないですか。スタッフが話を聞くって、これも当たり前に大事なことだと思います。
時々「ひとひらはさぞ厳しい練習を積んでるんでしょう」と言われたりしますが、それはちょっとニュアンスが違うかもしれません。
「自分から踊りたいと思える」ような仕組みにしているだけで、ここだダメ!そこがよくない!みたいな感じの厳しさは、、、、、それは踊り子さん自身でどうにかするしかないことだし、本人が何度も練習すれば必ずできるようになるものなので、、、、、やっぱり「たくさん練習に行きたい」というチーム作りをやってるだけですね。
2023年度の踊り子募集は終了しました。たくさんのご参加ありがとうございます。引き続きひとひらを応援よろしくおねがいします。
ここまで読んでくれてありがとう!2023年度の踊り子さん募集中です。色々な事情を、相談してみてくださいね。
(本祭に参加しないプランに反響いただきありがとうございます、これも踊り子さん本意の一部ですね)