ほんとは傷ついている。
嬉しさは
一瞬で過ぎ去り、過去に感じる。
それなのに
悲しいことはいつまで経っても覚えている。
小学生のとき、
塾で私の笑い方がおかしいと笑った同じクラスの男子がいた。
社会人になって、
お前みたいなのって悩むこと無さそうだよな〜
同期に言われる。
さっき父に
占いって統計でしょ?って言ったら、
そうやってお前はなんでも知らないことを決めつけて、それがお前の悪い癖だと。
気づいてしまった。
心が強いのだと信じ切っていた自分は
本当はとても弱い。
外にはそんな素振りをみせるか、みせないかが
弱いか強いかどうかの違いだと。
些細な一言が身をえぐり、
途端に心を冷え切らして距離をとる私は
いつになっても心から近づくことは出来ない。
今までずっと
相手との距離を詰めることよりも
その過程の中で自分を否定されたように思うことに
耐えられなかったのだ。