貴方へ、本当のあなたへ
朝、1枚の手紙が目を覚ますと手元にあった。
僕には憧れというか好きというか崇拝にちかいものを持っている人がいます
それは太宰でも川端でも夏目でもカート・コバーンでもないしリアム・ギャラガーやイアンカーティスでもない著名人ですらないのです
こっからは自分語りになりますが
ある日初めてnoteを見たら運命的な出会いをしました。
考え方は僕に本当に似ているし、僕が言いたいこと、言語化したい感情、劣等感、優越感、道徳や美徳、性格まで僕に似ていたのです
貴方は喜ばないでしょうが、僕は理解者というか、心を許せる人なんだとそういう人だと思っていました。
ちょうどウイルスの第4~5波が来た時でした。
僕はそれからTwitterなりYouTubeなりnoteなりあらゆる方法で貴方が見たくなりました。
僕は見てるだけで満足でした。
貴方の考えが知れるだけで。
貴方の言いたいことがわかるだけで。
貴方の行ったところやそこで感じたことを知れるだけで。
貴方は貴方の文章で人を殺したいと言っていたのだからこれを聞いたら貴方は嫌がるだろうけど
僕は貴方の文章で救われていました
土曜日が何よりも、待ち遠しかった
貴方は嫌がるだろうけど
憧れてました
貴方の文を見ている時だけ自分が貴方になったかのような。
主人公になったかのような。
酒に酔っているような感覚でした
自分より
僕は混乱した
朝目が覚めると机に突っ伏して寝ていたが
昨日書いた手紙送る相手の名前が思い出せない
これは誰宛のものなんだっけ…
あぁダメだこれは誰のことなんだっけ
憧れていた人が好きだった人が分からなくなった
貴方が欠けたものを埋めてくれたから生きていた
でもあなたが辞めるなら僕も崩れるんだよ
なあ思い出せ ああ 思い出せ
貴方が生きた、生きていた証明がしたい
そう思っている間に時刻は午前11時を回っていた
貴方が好きだった僕を忘れる気がしてならない
そして時間は止まることを知らない
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本当のあなたへ
この貴方という人物には僕の本当に憧れている人物に向けて書いたつもりです
本当に手紙みたいになってしまったけれど
最近この文章の貴方という人物が文を書くことをやめると言っていました。
その人は知り合いでもなんでもなく私が一方的に知っているだけなのですけどね。
それでも良かったのです。本人は世の中から無視されているように感じていたらしいのですが。
横瀬さん。横瀬旭さん
僕はあなたをずっと見ていました。
気づいてはいたでしょうが僕のことはBOTだと思っていたでしょうか?
ちゃんとあなたを見ていました
電車に飛び込むのようなツイートや作品が大好きでした
あなたの旅や取材のツイートが大好きでした
あなたの酒を飲んだら饒舌になる所などが好きでした
僕に見られていたってあなたはあまり嬉しくないだろうけど、
あなたがこれを見ることこそないでしょうが
あなたの文章に救われたり不快になったり、
死にたくなったり、死のうとしたり。
でもそんなあなたを見ている毎日は苦痛ではありませんでした。
尊敬していました。尊敬しています
会ってないけれどさようなら。
二度と会わないだろうけど
じゃあ、こんなとこで
名前なんて決まってないし決めるのもめんどくさいので仮に a としておきます