【読書感想文】アーティストのためのハンドブック/デイヴィッド・ベイルズ , テッド・オーランド
私は「アーティスト」ではないのですが、手に取ってみたこの本に、生きる指針みたいな面白い事が書いてあったので感想を書きます。
しかしこの本、翻訳本にありがちな、物凄く読みにくい日本語で書かれています。内容は面白いと思うのですが、読むのに大変苦労しました。
人って何かを行動に移すのをグズグズと先送りしたり、無駄に躊躇したり、面倒臭がったりしませんか?私はそうです。
これって何なのかなぁ、と思っていたのですが、現実を受け入れたくない、という気持ちがあるのかも、と思いました。
例えば私は「羽生結弦さんみたいにスケートが滑れるかも!」と夢想する事はできますが、ひとたびスケートリンクに立ってしまったら、それは無理である事が明らかに判明します。
つまり行動に移してしまうと可能性は減るのです。想像だけなら無限に広げる事ができる。
しかし行動に移さなければ、一つの現実も手に入れる事はできません。
自分がこの程度だ、という現実を受け入れるのは不本意な事ではありますが、それを怖がっていては正に何も始まらない。
自分のする行動が想像よりも不恰好に見えるのは、私が劣っているからだけではなく、人とはそういうものなのかもしれません。
次も想像と行動の話。
とにかくなんでもいいから、ぐだぐだ考えている間にやれ、という話ですね。
失敗もせずに一足飛びに成功なんて無理なんです。
面倒でも地道で自分に誠実な毎日を、コツコツと積み重ねて行く事が大切なのだと改めて思いました。
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