介護の仕事の微妙なところ(働いてみて)
介護の仕事を始めてはや2年と半年。
前職が事務職で何のスキルも無い状態でこの業界にやってきた。
入職当初は怖いお姉さま方にビビりながら、ウンコの生暖かさに心奪われながら、少数居る優しい同僚の方に色々教えていただきながらここまでやってこれたかなあと。
前回の記事では「介護業界」のええことを書いたが、今回は微妙なところを書いてみようと思う。データに基づかない肌感覚で記しているということを始めにお詫びしておきます。
給与面について
前職が同業他社より遥か低い水準であったことを加味しても、手取りとしては正直もう少しいただきたいなというところ。
8時間労働1時間休憩(拘束9時間)
週休2日だがシフト制
祝日とか関係ねえ!
で20万円ようやく超えるかどうかってハナシ。
ボーナスは3回/0.5~1か月。
お金については人それぞれ価値観が違うと思うのだが、子どもがおり、家のローンを払う立場としてはあと10万円は欲しいなあと。
仕事について
ウンコは素手で掴むことはないが、たまに肌で直に感じる時はありますが、別にこれは「慣れる」臭いもあるっちゃああるが、別に田舎に荷物まとめて帰りたくなるほどじゃあない。
皆さんが介護業界で思い描く「汚い」ってのは、丁寧に処理していけば綺麗になるのでそんなにしんどいもんではない。
で何が辛いかっていうと、
働く人がいない
ってこと。
大学職員で求人が掛かれば倍率400倍とかなるらしいけど、介護の世界に至っては年がら年中募集を掛けても数人応募が来るか来ないかのレベル。そこから採用に繋がるってなるとさらに率が下がるのでまあねえ…
働く人がいないので、必然的に日々残業をする人がいて仕事が成立する形態になっている。
シフト制の仕事だから●時~●時までと働く時間は決まっているから、誰か一人でも欠けてしまうとその穴埋めをする人が必要になる。事務職なんかでも、誰かが体調不良で休むってことがあるかもしれないが、お世話が必要な利用者さんが常に待っている状態の介護業界では、「ひとでさん休みだからトイレは各自で行ってください」とは言えない。
周りくどく書いたが要は「余力がない」のだ。
最後に
幸いに私がお世話になっている職場では同僚の方々に恵まれているので、何とか続けようって思えるのだが、これから先のことを見据えると辞める時も考えないとなとふと思うこともある。
利用者さんに爪立てられたり、下痢便まみれの服を着替える時に嫌気がさすこともあるが、そこはさして問題ない。
やっぱりお金だよね…