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数学探究(フラクタル)

このTedの動画に出てくるクイズです。3つあります。
①手ニ取トコトガ出来ルガ 面積ノ 無イモノハ 何~ダ?
②面積ハ有限ダガ 周囲ノ長サガ 無限ノモノヲ示セ
③アル図形ヲ 顕微鏡ヲ使ッテ 拡大シテミル スルト何度拡大シテミテモ
 同ジニ見エル ソンナ図形ヲ示セ

そう、これはフラクタルです。
フラクタルをテーマに数学探究の授業を行いました。

内容(2コマ)
・フラクタルについて説明、自己相似性について話をする
・フラクタルの図形を描画するワーク
・外に出てフラクタル的なものを写真を撮ってそれを描画する
・発表

最終的には、フラクタルから数学的モデル化を伝えることを目標に授業を行いました。

フラクタルの具体例:コッホの曲線

フラクタルの説明をした後、自己相似性というキーワードを覚えてもらうために、正確なフラクタルではなくてもフラクタル風で良いことにして絵を描いてもらいました。さらにMetamojiの図形機能の使い方を覚えてもらうことも狙いました。

2コマ目は、外へ出てフラクタル風を探しに行きました!

木(下には肺?)

こけ

こけ

人工物でもそういう風に見えるものがありました。
下足室にあった下にしくやつ

下足室にあった下にしくやつ

など、いろいろ出てきました!
自己相似性を感じるものを探すことを楽しんでいました!
自分で描いたフラクタルはどこに自己相似があるかを、なぜそれを描いたのかを含めて簡単な発表会を行い友達の描いたものを観賞しました。

生徒の見つけてきたフラクタル風を見ていて気づいたのは、フラクタルは「美しい」「強い」の2点です。フラクタルって見た目が美しいんですよね。強いはイメージというか、そういう形だと強さを作り出すことができるから自然界で多いのかとか思ってしまいました。(これは感想です)

最後に、ネタばらしというか、数学的モデル化の話をしました。

とはいえ、僕も詳しく学術的な話ができるわけではないので、本に書いてあるような内容の話をして、数学的な表すことで、変化の予測をすることができて、例えば気象予報などにも応用されているよという話をして終わりました。

3クラスすべてが外へ出るとき晴れてよかったと思っているところです。生徒の活動を見て気が付くところも多かったです。


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