#11 自身のADHDと向き合ってきた教員がADHDコーチングを受けてみたら
ADHDコーチングなるものを受けてみた。
ADHDコーチングとは、普通言われるコーチング(クライアントの目標達成までを導く)に、ADHD特有の脳にあったやり方でアプローチするというものらしい。
今回の私のコーチングの目的は2つだった。
1つ目 自分がadhdコーチになるため
近い将来、ADHDの方やそういった子どもを持つ保護者などに向けてコーチングをできるようになりたいと思ったから。
2つ目 今年度の仕事に対するモチベーションの持ち方について相談するため
1時間のセッションを経て思ったこと
まず1に対しては、実際にコーチングを受ける中で
自分もコーチになるイメージが湧いた。
私は5年と半年も子どもや保護者と話したり悩みを聞いたりサポートしたりする仕事をしているのだから自分がコーチになるイメージが沸くのも当然か、とも思った。(もはや広い意味で自分はすでにコーチをしているとも言える)
今教員として意識していること、これまで学んできたことがコーチングにも確実に活かせると思った。
今回お願いしたコーチは練習中らしく普段、技術職で人とコミュニケーションを取るのが得意でないらしい。(ご本人がおっしゃっていた。)コーチは、ADHDの診断を受けたものの、ADHDによくあると思われて言われているステレオタイプとして、「ちょっと抜けてるけどアクティブで多彩で面白い人」が自分には該当しないないことからADHDに興味を持ち、アメリカでコーチングを学ぶ課程を経て、コーチングを始めたそうだ。
新たな発見として、私は世間一般にみんなが思う上で述べたADHDのイメージにかなりピッタリと当てはまるパターンだ。そういった意味で案外安心のようなものに繋がっていたことにも気づけた。
新しい物好きで、ちょっと?抜けていて、おしゃべり好きでアクティブ。私の代名詞なのがADHDだ。しかしそれに当てはまらなくて、ステレオタイプに苦しんでいる人がいるということを知れたのも収穫だった。
2つ目の相談 仕事へのモチベーションの持ち方
について、新しく自分で気づいたことは2つある。
1つ目は、自分の強みである。自分はものすごく自分のADHDの特性を理解していてそれに逆らわずうまくやる努力をしてきたんだなと改めて感じた。今自分が普段やっているのはもはやセルフコーチングそのものだった。新しい発見はその自分の強みを知れたこと。
もう一つは自分の理想が高すぎることで自分を苦しめていたことが分かった。私はパフォーマンスの波が激しい。やる気満々のときとそうでない時が激しくて、やる気満々の100%の自分が本当の私だと思っている節がある。少なくともそれに近づくために私は日々精進しているわけだが、実際はなかなか難しいことだ。特に私たちのようなADHD脳の人は。だから、最低な気分や人生に行き詰まった時はモチベーション頼りにせずに、習慣を見直すことにした。
といった感じでコーチングの効果は抜群であった。自分の勉強のためにも、継続してセッションをお願いしようと思う。
今はどうしても明後日行くはずだった海外派遣に気持ちを馳せ、てもやもやせずにはいられないけどこれは時間が解決する。これは私の試練だ。倒れても、タダでは起き上がない。今日もいい1日になった。必ず私は乗り越える。
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