派遣会社の上手な活用について!(3)派遣会社の選び方<企業編>
さて、今回は派遣会社の上手な活用について!
第3弾
企業が派遣会社を探すときに考えておくと良いことを書いていきます。
第二弾の記事でも書きましたが
派遣会社はいろいろあります。
そして、数が多いです。
ですから、基本的に派遣会社を探そうと思うと大手派遣会社に行き着くのがほとんどだと思います。
そして、依頼するのも大手に頼むことが多いと思います。
しかし、派遣を大手のみならず依頼してもこんな事は無いでしょうか。
・頼んだけど、人材が紹介されない。
・人材紹介してくれたけど、スキルが見合っていない。
・人材紹介して貰ったけど、直ぐにやめてしまう。
これは、派遣業界では良くあることです。
だから派遣を使うのをやめた企業の方も多いのではないでしょうか。
どうせ派遣だから・・・・
しかし、このようなミスマッチは減らすことは出来るのです。
そのためには、派遣会社のしっかりと選ぶことが重要です。
選び方の概要は、
第二弾の派遣会社の上手な活用について!(2)<派遣会社の選び方>
をご覧下さい。
ここでは、派遣会社を選ぶ前に準備しておくことをお教えします。
派遣会社を探す前に5つのポイントをまとめておきましょう!
1:どういった職業で依頼をしたいのか?(業務も明確に)
2:依頼したい勤務形態は明確か?
3:勤務地はどこで勤務してほしいのか?
4:派遣して欲しい人材のスキルはどの程度なのか?
5:予算(派遣会社への支払)はどの程度なのか
この5つがまとめてあればある程度の派遣会社を選定しやすくなります。
では、この5つのポイントがどのように重要なのか一つずつ説明していきます。
1:どういった職業で依頼をしたいのか?(業務も明確に)
まずは、どういった業種で依頼したいのかについてですが、前段にも書かせていただきましたが、人材派遣会社には得意、不得意があります。
これは、特に業種によるところが多く
オフィス系(事務系)に強い派遣会社
営業系に強い派遣会社
ブルーカラー系(工場、製造、倉庫、物流)に強い派遣会社
コールセンター系に強い派遣会社
エンジニアに強い派遣会社(エンジニアでも開発系や保守系で分かれることもあります)
販売系に強い派遣会社
医療・看護・介護系に強い派遣会社
イベント、短期、単発に強い派遣会社
大量の募集に強い派遣会社
などに大きく分類されます。
そのため、依頼したい職種によって人材派遣会社を選定しないと、全くのお門違いの人材派遣会社に依頼をすることになってしまい、人材の紹介がありません。
では、実際に人材派遣会社に問合せをしてみたら分かるのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
問合せをしても人材派遣会社側から、
『うちでは、この業種の対応は難しいです。』
と明確に言ってくれる人材派遣会社は非常に少ないです。
理由としては、
少しでも可能性があれば依頼をしてきた企業にほかの業務で派遣できないかと考えるため、簡単に断るようなことはしないからです。
だからこそ事前に人材派遣会社を把握しておくことが重要になってきます。
なぜ業務も明確にする必要があるのか・・・
まず、大前提として派遣会社と契約し業務を依頼するときに、契約書に記載されていない業務を派遣社員(派遣スタッフ)にお願いすることはできません。
2:依頼したい勤務形態は明確か?
勤務形態として、就業する日を記載が必要で、就業する日とは就業を開始する日はもちろんですが、勤務形態として休日なども記載が必要となるからです。
しかし、シフト制などで勤務の現場でシフトを本人たちからヒアリングし調整しているような形式をとっている場合は、週休○日シフト制と記載することなどで対応することができます。
※派遣会社と相談して決めてるのも一つの方法です。
3:勤務地はどこで勤務してほしいのか?
派遣会社の得意不得意も地域によって存在します。
首都圏が可能と行っても・・・
東京都の西多摩エリアや南多摩エリアが対応可能なのか
神奈川県では、西湘地域や足柄上地域、県央地域が対応可能なのか
千葉県では、夷隅地域や安房地域などが対応可能なのか
埼玉県でも、秩父地域に対応可能なのか
しっかりと確認しましょう。
大手人材派遣会社でも、対応地域が網羅しているわけでは無く、それとは逆に中小人材派遣会社では地域密着も非常に意識しており、大手派遣会社が対応できない地域に迅速に対応できるノウハウを持っていると言うこことも多くあります。
そのため、勤務地域や勤務先住所は伝えられる準備をしておきましょう。
4:派遣して欲しい人材のスキルはどの程度なのか?
依頼したい業務のイメージはしっかりと持てたところで人材派遣会社に依頼するときにはどんな人に来て欲しいのかもしっかりと伝えることも重要です。
人材派遣会社としてもできる限りミスマッチを防ぎたいので、できるだけ紹介する人材のイメージが明確になるように伝えましょう。
注意点
経験を限定してしまうことです。
経験がある人になればなるほど、人材派遣会社への支払は上がります。
さらに、経験がある方は基本的にすぐに人材派遣会社も調整してしまい別の勤務先に派遣されていることが多いです。
そのため、募集する人物像やスキルはできる限り広くすることをおすすめします。
どうしても、経験者でないと難しいという場合は、人材派遣会社への支払をできる限り高額にしつつ、
数ヶ月前から派遣会社に依頼をしておきましょう。
5:予算(派遣会社への支払)
派遣会社への依頼について、一番当社に相談を受けるのが『相場』についてです。
簡単に相場といっても、需要と供給によって変わって参ります。
特に、人材派遣は人と取り扱うわけですから、人材の需要量と供給量によってしまいます。
2000年から日本の人口はほぼ横ばいで
2013年から現在まで減少続けています。
2050年には1億人を切る予想なっております。
さらに、少子高齢化が進んでいくことが言われております。
こうしたことから、
年々人材需要が高まり、その影響により求人の時給もずっと上がり続けています。
そのため、我々が相場のご相談を受ける際も受けた時点での相場をお伝えしておりますが、約半年から1年をたつと相場はすぐに変更があると思われます。
一番大きい相場の影響としては、
2020年に法改正されました【同一労働同一賃金】の影響もかなりあります。
この法律、国がこの業務をする人にはいくら払うべきだと大枠の概算を取り決めた法律です。
こうした影響から、相場は常に変動しています。
そのため、派遣会社の相場の概算をご自身で調べたいときは下記方法を参考にしてみてください。
① 依頼したい業務や業種の求人を探す
※おすすめ求人媒体(タウンWork、バイトル、はたらこねっと、リクナビ派遣)
② ある程度依頼したい業種を見つけたら、次に派遣会社の広告を探します。
※3~4社以上の派遣会社を探しましょう
③ 派遣会社の広告が見つかった、そこに記載されている時給に150%~170%増しで考えると一般的です。
これが、基本的な相場の見方になります。
しかし、派遣会社よっても様々ですので問い合わせをするのが一番確実な方法です。
まとめ
ただ、人材派遣会社を見つけるだけであれば、とても簡単に見つけられますが『合う』人材派遣会社を見つけるのは本当に手間のかかる作業です。
しかし、合う人材派遣会社が2~3社見つけることが出来れば、ビジネスパートナーとして今後の発展にも関わってくると私か考えます。
派遣会社探がめんどくさい方は、【ヒトクル】に丸投げでもかまいません。
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