ほんとはね

パーティなんてきらいなんだ

楽しければ楽しいほど
しあわせならしあわせなほど

終わったあとが悲しくなるから

そのたのしさを、しあわせを
知ってしまったぼくはどうしたらいいんだろうな

終わってしまうものなら、はじめなければいい
ほんとにそうなのかな

いつか終わる

いつかこの場は、はじまる前の静けさにもどる
最初からなにもなかった
ただその場所にもどるだけ

それでもぼくは、パーティにいくよ
おめかしして、とびっきりの笑顔を被りながら


この瞬間だけは、あなたのためにささげたい
それが必要とされなくとも
重荷になろうとも

それしか別れかたを知らないから
それしか自分を守れないから

だから今日も僕は踊るよ

だれかのために

あなたのために

わたしのために