朝のルーティーン
ここ数日朝やっていることがあります。
開店準備を早目に終わらせてコーヒーを淹れ客席で飲んでみること。
お客さんの目線。座り心地。音楽の音量。埃は溜まってないか。
ここに座って一杯のコーヒーを楽しむ時間。
500円の価値はあるか。
店を始めた当初から、店に出入りしたり牛乳飲んだりましてや客席に座るとか許されていない徹底した父の方針だったので、席に座ること自体特別感です。
時々イベント打ち合わせや友人が来てちょこっと座ることはあるけど
考えてみたら父のそういう姿は見たことがない。
お客さんと自分の間にきっちり線を引いた接客は今思い浮かべても素晴らしくだからこそ何十年も色褪せずやってこれたのだろうと思うのです。
美味しいラーメン屋さんでもコーヒー屋さんでも、店の隅でそこの子供がご飯食べたりしていたら興醒めで足が遠のきます。事情は色々あるだろうけども店は店。現実から離れる場所なので。
今日は窓際のこの席。
明日はどこに座ろう。トイレの前だけど静かで人気のあるあの席にしてみようかな。