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2日目 宮崎→大分
2024/8/14
野宿をした場所がかなり大きめの公園だったので夜中も人通りが多くめっちゃ話し声が聞こえた。
しかし、野宿したテントから自分が出るのも怖いし、テント外の人もテント内の人がどんな人か分からないで怖い。
だから何事もなく無事に乗りこえれたと思う。
もう朝の6時には明るいので太陽光で自然に目が覚めた。
そこから公園を出る準備をして今日も頑張ろうと意気込んだ。
いざ6時から空いている昨日教えてもらった、きっちょううどんに朝ごはんを食べに向かった。
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店に入ると、意外と人がいて多分みんな朝帰りの人たちでうどん食って帰るんじゃないかなと思った。
うどんはあっさりしていてだしも効いていておいしかった。
スペシャルうどんを食べて終わった時間が7時やったし、まだ眠かったので商店街のベンチで8時半まで寝た。場所はドン・キホーテの目の前
少し宮崎市内を観光したかったので歩いて回ることにした。
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どこかしらの公園で歯磨きをして宮崎神宮へ徒歩で向かった。
神宮をお参りし、すぐそばにあった宮崎県博物館に行った。
宮崎県の自然や民族、昔のことを知った。阿蘇の山が活火山なのでその影響でいろんな地盤が見えるのが分かった。
大荷物で来ていたので博物館職員に何しているんですかと聞かれた。
ヒッチハイクで来たんですと言うと、ストラップと九州の博物館、美術時間案内の本をくもらった。「この本を持って美術館、博物館に行くと何か特典が付きますよ」と言われ、「ありがとうございます」と返した。
博物館近くのセブンイレブンでこの日のヒッチハイク開始した。
この日の目標は大分県で、大分方面と書いたスケッチブック片手に国道沿いに突っ立っていた。
20分くらい経過し、若いきれいなお母ちゃんと娘さんが乗ってる車が止まってくれた。「ちょっと先まででもいい?」と聞かれ「お願いします」と答えた。気温が35℃以上でとても暑かったが車のクーラーでとても涼めた。合計15分くらい乗せてもらい、ちょっと先へ進んだ。
その親子に少し先のスーパーまで乗せてもらった。
なんで僕を乗せてくれたんですか?と聞くと娘が乗せてあげようと言ってくれたらしく、一回通り過ぎた道を戻ってから僕を拾ってくれた。本当にありがたかった。
そしてスーパーでヒッチハイクしてるとおばちゃんに声をかけられた。
宮崎の新富の方まで連れてくよと言われて乗せてもらった。
このおばちゃんも昔にヒッチハイクをしていたらしく、岡山から愛媛に行ったそう。
だからヒッチハイカーの気持ちが分かるので、僕を拾ってくれた。そして、たまたまおばちゃんの旦那さんが愛媛大学卒の人やった。
そしてスーパーで買ったものを家に置きたいと言われ、おばちゃんの家に寄った。
すると僕と同学年の関西外国語大学に通っている娘さんと会った。もしかすると僕は地元が兵庫県なので同じ知り合いがいるかもしれないなと思った。
なぜかブドウ3房とトマト、飲み物をもらい新富のローソンまで送ってもらった。とてもありがたかった。でもひとりでブドウ3房は多すぎる。
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新富のローソンでヒッチハイクを再開すると30分くらいで、左肩に星のタトゥーの入ったおばちゃんが日向(ひゅうが)の方まで連れてくよと言われ乗せてもらった。
もともとサーファーで建築学科卒の世界放浪をしていたアクティブおばちゃんやった。
「年取ってから海外に行って観光するより若いうちに海外行ったほうがええよ。年取ったら長時間飛行機なんか乗ってられないからね」と言われた。
他にも海外のいろんな話をした。僕自身海外に行ったことがないので面白い話が聞けた。
日向手前のビーチであるSTAIRS OF THE SEAに下ろしてもらった。
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海を見つつ、もらったブドウを食べながら少し休憩した。
ビーチにめちゃサーファーがいて、ここで波乗ったら楽しいやろうなと思った。宮崎はマンゴ―が有名ときいていたので、売店でマンゴージェラートを食べた。
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出口付近でヒッチハイクしてると、ある親子に声かけらた。
同じく大分方面でヒッチハイクしていたが大分を目指しているなら延岡までなら連れていくよと言われた。
シノダさんはどこへ行くんですかと聞くと、高千穂にこれから向かうと言われた。
延岡、高千穂どっちでもいいよと言われ、せっかくなので高千穂まで乗せてもらうことになった。
途中車内では物々交換の世界にしたいやら、いずれ自給自足したいなどの会話をした。とても興味深かった。
高千穂につくと、もらった多すぎるブドウを一房その親子にあげた。
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高千穂に着くとやっぱり有名であるきれいな渓谷の高千穂峡に行った。
スケッチブックを片手に行ったので変な目で見られたが気にしなかった。
やはり有名な場所だけあってとても綺麗やった。人もかなりいた。
こんなのが自然でできてるなんてびっくりしたが今朝訪れた宮崎博物館でみた、阿蘇の噴火の影響だと伏線を回収した。
川があってレンタルボートで下から渓谷を見れるのだが、ひとりでレンタルボートは高かった。
しかし高千穂は山の中なので明るいうちに町中に行かないと、と少し心配した。
山道を歩いている途中である夫婦に話しかけた。
たまたま大分の方へ帰る人たちで、乗せてくれませんかと尋ねると快く乗せてくれた。本当にありがたい。
途中寄り道するけどいいと聞かれたが、どこに行くのかが気になったが「お願いします」といい連れて行ってもらった。
すごい山道を通り、気づくと大分県の原尻の滝についていた。
「なぜここに来たんですか」と聞くと
「この原尻の滝で1年に一回の小松明(こだい)火祭りがあってそれを見に来たんだよ」と答えてくれた。
まだ夕方の明るい時間帯に到着したが、その火祭りは日が沈んでから行われる祭りだった。
かなり火祭りを見に来ている人もいて、すごい祭りなんだろうと楽しみだった。
原尻の滝は日本のナイアガラと呼ばれている滝で横に大きい滝であり、この小松明火祭りは滝の周りや町全体で松明が約1000本灯る祭りであった。
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この時は少し水量が少なかったが、迫力はあった。
サンドウィッチとお茶を買ってもらい、日没後の火祭りに備えていた。
そのサンドイッチを食べていると横のベンチに座っていたおっちゃん3人組と会話しながら楽しく時間を潰した。
暗くなってくると風情が出だし火の灯りがつきだした。
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とても幻想的だった。本当にきれいだった。
たまたま高千穂で話しかけた人と、たまたま今日だけの小松明火祭りを見ることができたことと合わさり運命を感じた。
まさかこの旅の二日目でこんな経験ができて本当に楽しかった。
ひとしきり火祭りを見て回った。
そしてその後、大分の別府駅までわざわざ送ってもらえることになり乗せてもらった。別府駅に着いてこの夫婦と別れた。
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別府は僕の友達の地元であって、昨年も松山から自転車で別府に友達と来て実家に泊めさせてもらった。すでに来たこともあったので見慣れた景色だった。
その友達は別府にはいなかったが、友達が別府の親戚に連絡していてくれいた。そしてその友達の親戚の家に泊めていただけることになり、今夜は室内で寝れることになった。
友達の親戚の家で、親子丼と鶏レバーを食べさせてもらった。
全てめちゃくちゃありがたかった。
せっかく別府に来たので別府温泉にも入らせてもらい、疲れをとることができた。
そのままお家で寝ることができた。
ほんとうに最高の一日だった。
こんな濃い日があと1か月半も続くなんて楽しみで仕方なかった。
この日乗せてもらったひとたちに本当に感謝。
旅二日目で鹿児島から大分の別府まで来ることができた。
逆に順調すぎて怖いが次の日も頑張ろうと思った。