新型コロナワクチンで亡くなる人の数は、多いの?
【コロナのワクチンで亡くなる人の数は、多いの?】
{この記事を書いた動機:コロナ禍の中でも自分の身近な人が安全・健康であってほしいと思い、そのための手段としてワクチンを打ってほしいという思いからこれを書いています。ワクチンに懐疑的な方も、どうか読んでいただけると嬉しいです。自分自身、デルタ株が広がるまでは、自分がこんなに必死で人に伝えようとも思っていませんでした。}
ワクチンに慎重な友人と意見交換をした結果、ワクチンへの不安の一つは、新型コロナのワクチン接種をした後に、亡くなっている人がいるからなのだと思いました。「ワクチンで亡くなっている人が多い!」と書かれている記事も中にはありますね。(以下、新型コロナワクチンを、ワクチンと略して書きます)
そこで、この件について、ぼくは数千万人がワクチンを打った中では少ないと判断していたのですが、自分で説明できる根拠が薄かったため、調べてみたことを書きます。
今回見たのは、厚労省の出しているこちらの資料です。
第66回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検 討部会、令和3年度第15回薬事・食品衛生審議会薬事分科 会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 資料1-5-1
まず、前提として大事だなと分かったのは、「ワクチン接種の後に亡くなった方」の中には、「ワクチンが原因で亡くなった方」と、「亡くなったタイミングが、たまたまワクチン接種の後だった方」がいるということです。
「ワクチン接種の後に亡くなる」ことと、「ワクチン接種が原因で亡くなる」ことは、同じではありません。
では、
<ワクチン接種>と、<接種後の死亡> の因果関係を、どうやって調べていくのかについては、
①科学的な評価と、②統計的な評価を行っている。と書かれています。
現時点では、どちらの方法においても、ワクチン接種と死亡の因果関係は認められていません。(ただし、今後も因果関係の評価は丁寧に続けるようです。)
①についてはぼくも分からないので、ここでは②統計的な評価についてです。
7/25時点で、4350万人(1回目のみの人も含む)のワクチン接種後の死亡(ワクチンが原因での死亡とは限らないことに注意)として報告された事例が828件。
様々な死因があるのですが、このうち、出血性脳卒中と、虚血性心疾患という死因について、ワクチン接種後の死亡が多いのか少ないのか?の参考になる分かりやすいスライドがありました。今回一番説明したいものです。
このスライドは、最初何を示しているか分からなかったのですが、つまりは、
「ワクチンが原因で亡くなった人」なのか、「ワクチンを打った後、たまたまAという病気で亡くなった人なのか」、という判別が難しくても、
(ア)「ワクチンを打った後にAという病気で亡くなった人の割合」と、
(イ)「コロナ以前の時代の1年間にAという病気で亡くなっていた人の割合」を比べて、
前者のほうが割合が高ければ、ワクチンが原因でAという病気になり亡くなったのではないか?と疑う理由の一つになる。
という資料です。
スライドでは、
・出血性脳卒中による死亡の、100万人・日当たり、(ア)0.03件 < (イ)0.75件
・虚血性心疾患による死亡の、100万人・日当たり、(ア)0.04件 < (イ)1.46件となっています。
どちらも(ア)「ワクチンを打った後にAという病気で亡くなった人の割合」が低く、統計的には<ワクチン接種>と、<接種後の死亡> の因果関係は認めにくい数字であることが分かります。ぼくも、少なくて安心しました^^;
ただ、これは厚労省のデータに基づいた、ワクチンを打ってほしいと思うぼくの解釈ではあります。
この数字を少ないと思わない人もいるかもしれません。
それでも、根拠の薄弱な数字などではないと思います。詳しくは、元資料を見てみてください。
ワクチンの接種が進んでいくことを願いますm(_ _)m
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