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ある元プロスポーツ選手のセカンドキャリア(進行形)を振り返りつつ考える
競輪選手引退後の菊池仁志氏とお会いしてからお仕事を一緒に立ち上げていくなかで、いろいろな(OvO)ʕʘ‿ʘʔ∑(゚Д゚)Σ(・ω・ノ)ノ!…なことがありました(笑)。それはもちろん、お互いさまのところもありますし、今となっては笑い話も多くあります。その中で驚いたプロの世界観は少しずつnoteに書き残しています。
今回は、その諸々を今後まとめていくためのとっかかりとして、ひとつ投稿してみようと思います。
競輪界から一般社会へ
プロスポーツ選手も一般社会から隔絶された生活をしているわけではありませんが、その主たる活動は、隔絶された世界観で展開されています。実際、〇〇界と名のつく業界の方々それぞれある意味、一般的な感覚とは隔絶された世界に身を置いていると思います。その違った世界を日常で行き来するでしょうし、滞在時間や精神的な関わりの度合いによって、影響の大小も違ってくると思います。
菊池仁志の場合は、めちゃくちゃ競輪界に生きていたと思います。全国の競輪場でレースがあるため、日本国内を常に移動していますが、その移動に伴っている視点は、競輪界の独特な世界観の視点です。面白いなぁ、と、思いました。競輪選手として全国の競輪場を行き来するのは、端的に言えば、競輪というレースをして賞金を得るためです。これが選手生活の基盤となります。見聞を広めるために全国行脚しているわけではありません。行く先々で様々な世界との出会いが待っている、そういう旅をしているわけではありません。全国津々浦々、どういった目的で移動するかによって、旅で得るものは、違うんですね。
それぞれの世界観
スポーツ選手の多くはそうなのかもしれません。世界戦で世界各国に行ったとしても、そのスポーツの世界観で競技場に向かっていると思います。それはいいとか悪いとかいうことではありません。私なんぞが知り得ないことをたくさん得ていると思います。ただ、一般社会に必要な見識を広めようと思わなければ、それはその移動に伴って自動的に見識が広まるというものではないのだなぁ、と、感じました。一般社会で生きていく中で、「こうであろう」という思い込みも、ある意味自分だけの世界観ではありますが。
はてさて。プロスポーツ界で生きてきた人と、一般社会で自分なりの世界観で「こうであろう」と思っていたこととは、違うことが大分多かったです☺️その認識の違いは、ある意味自分の世界観を広げることにもなりました。
壁を超えるためのはじめの一歩
そうこうして、互いの経験値を最大限活かせる方法での第一歩が「K-FITTING BIKE SCHOOL」でした。一般社会で過ごしてきた自分からすれば、プロスポーツの世界観は未知との遭遇でしたし、プロスポーツの世界から一般社会人となった選手のほうも、それはまた多くのギャップがあったと思います。自分の経験値をお仕事として報酬をいただくためには、まず、自分の経験や知識をサービスとして提供することでお金をいただくことを恐れないということも一つあります。前回書きましたが(☞参)、ボランティアでは生活は成り立ちませんし、サービスを提供できる範囲も限定されてしまいます。そこが最初の壁でした。
特殊な感覚をサービスとして提供していくためには、一般社会とプロの感覚を融合させていく必要がありました。こうした感覚のギャップを埋めていく(相互理解を深める)ことが、壁を超えるきっかけになったと思います。具体的に、プロスポーツ選手の技術をサービスとして提供するための糸口となったのは、バイクフィッティングでした。菊池仁志の理念とする自転車に乗るための基本はここにあります。こうして、ボランティアを主とした自転車競技との関わりから、お仕事として自ら積極的に関わっていける活動の幅を広げることができました。
セカンドキャリアは現在進行中ですが、自分たちの活動や考え方を振り返ってみたり、知っていただたりするために、これから少しずつまとめていければと思います。また、自分の経験と知識を生かしてスポーツに関わっていきたい、後進を育てることを生業としていきたい、という方もいらっしゃるのではないかと思います。これが、良くも悪くも、何かの参考になれば…、幸いです。
つづく(*'ω'*)
もちろんこうしたことの成り立ちは、関係していただいた皆様のご縁やご支援のもとに成り立っていることですので、後押ししてくださった皆様、スクールに来ていただいている皆様には、いつも、心より感謝しております。
追記:続編掲載しました♪
☝Vol.2を掲載しました(*'ω'*)宜しくお願いします☝