コダイのブカツ⑫ 北九州市立埋蔵文化財センターと諸星大二郎展について
続いてやってきたのは、北九州市立埋蔵文化財センター!入口から美人埴輪さんが歓迎してくださっている。
※北九州市立埋蔵文化財センターは館内の写真撮影&SNSの投稿は禁止されていますが、今回は許可をいただき掲載しております。
こちらの展示の目玉は城野遺跡の朱塗りの箱式石棺。館内に入るとど~んと展示してある。
南館の小口石には線模様画もあったそうだが、うん!わたしにはよくわからなかった…。
副葬品の壺にもちゃんと朱が残っている。
こちらの城野遺跡はこの石棺だけでなく、玉作りの工房も見つかっている。まだ未完成の水晶玉製品…!
玉作りの失敗した人の表情がリアルで辛い。わたしも革のカットを失敗した時は工房でこんな顔してるよ…。
展示は順路通りに進むと、北九州の歴史を縄文時代から学べるような流れになっている。
伝えたいことがたくさんある…!という溢れんばかりの熱を感じる縄文コーナー。その気迫に圧倒されて細かい写真を撮り忘れてしまった。
蓋形土器とは…?初めて見た。調べてみるとそこまで写真が出てこないので出土例が少ないのだろうか。しかも平たいTHE・蓋のようなタイプが多い中で、こちら(貫・井手ヶ本遺跡?)で見つかったものはなんかお洒落。
ちょっと張り切って上向きすぎちゃってる気がするのだけれど、この注口土器。
そして、入口で歓迎してくれた美人埴輪さん(ほぼレプリカ)と力士埴輪さん。力士埴輪さんはどこかで会ったことがありそう。法事とかでしか会わないおじさんとかそんな感じの、親戚みたいなお顔。
親戚のおじさんの出土状況。
古墳時代の展示で一番驚いたのはこの朝顔形円筒埴輪だった。スタイリッシュ!細くて長い。
それに、こちらのぴょこもモデル並みのスラッと感と堂々とした佇まい。甑界の菜々緒だ…!
こちらは大畠古墳4号墳で見つかったメノウの勾玉の首飾り。なんかもっと他に感想があるだろうと自分でも思うんだけど、そう、大きくて立派。
で、この展示以降はまったく写真を撮っておらず。古墳時代で燃え尽きたのだろうな。奈良時代以降も面白い展示はたくさんあったのですよ!
そして、今回のブカツの目的である諸星大二郎展へ。
こちらの展示は撮影不可。いや…撮影可だったらとんでもない滞在時間になっていたと思う。興味深い作品が多過ぎて…!
諸星大二郎が何に興味を持って、それがどの様に作品に組み込まれていったのかが見える展示でとても面白かった。創作というよりは創造の域にあるような、凄まじいエネルギーを感じる作品ばかりで、そのような作品を生み続けてきた50年に触れることが出来て感動した。
古墳めぐりと展示で歩き回ったあとは、鉄なべでぎょうざを食べ自宅へ帰りました。
ブレッブレ。