野上麻理さん著書『ピークパフォーマンス』講演会を開催しました!
こんにちは、ハイタレント広報です!
10月10日(火)に野上さんをお招きし、会員さん向けに『ピークパフォーマンス』講演会をBizflex六本木にて開催しました!
今回は『ピークパフォーマンス』の著書である野上さんをお招きし、本書で書かれているコーポレートアスリートやコーポレートアスリートを実践した野上さんのご経験についてお話ししていただきました!
―著者について
ー『ピークパフォーマンス』とは?
「エネルギーマネジメント」とは、もともとアスリート向けに開発されたプログラムをビジネスに転用したもので、 アスリートと同じようにホワイトカラーワーカーも最高の成果をずっと出し続ける(ピークパフォーマンス)ために必要なものを4 つの観点から解いています。
生産性を上げるために時間管理をして仕事を進めようとしがちですが、大事なのは「エネルギーのマネジメントする」ことです。
このエネルギーマネジメントを軸にすることで、仕事もプライベートも生産性を高める方法を教えます。仕事とプライベートの「バランスをとる」のではなく、「両方とりにいく」人がうまくいっています。それがエネルギーマネジメントという考え方で実現できるのです。
ー出版記念講演会トピック
1)ピークパフォーマンスとは何か?4種類(身体・感情・思考・精神)のエネルギーとその関係
2)エネルギーははかることから始まる
3)感情のエネルギーの訓練
4)思考のエネルギー(集中力)の訓練
5)精神のエネルギー(大切にしていること、目標)の重要性
6)習慣の力・習慣化のポイント
コーポレートアスリートは、ジム・レイヤー博士が「ビジネスパーソンの生産性を上げる」ために発明したトレーニング法です。時間軸での生産性を上げる事は限界があるため、エネルギーを管理して常に最高のパフォーマンスを発揮することで生産性を高めるというアプローチです。
野上さんはP&G在籍時、トレーナーとして多くのP&G社員にコーポレートアスリートを研修されました。コーポレートアスリートを日頃から実践した野上さんは、生産性が上がりライフワークバランスと運動習慣を獲得されました。家庭も仕事も趣味も、人生でやりたいことが沢山ある方へ、最高のパフォーマンスを発揮するためにはどうしたらよいのか、コーポレートアスリートを習慣にするためにはどうしたらよいのか等を教えていただきました。
ーQ&A(抜粋)
Q、 日本はOECD加盟国の中でも生産性が低いと言われており、日本企業が外資系企業のように賃上げをするという傾向がありますが、なぜこのような構造になったのでしょうか?
A、目的意識が欠如していることと、完璧主義ゆえに時間に対して寛容であることが原因であると考えます。日本企業は何のためにその業務を行っているのか分からず、指示されて動いている人が多い傾向にあります。また、日本人は長い時間働くことを美徳としていた時代があるため質のために時間を惜しまない傾向があるのだと思います。外資系企業のように、目的とリソースとしての時間の大切さに気がつけば、それが生産性に繋がると思いますね。
Q、組織やチームとしてのピークパフォーマンスに必要な要素は何ですか?
A、目的の共通理解です。企業の理念に基づき全社員が目的意識を持つことが最も重要です。目的意識がない状態とはリレーに例えると、バトンを見て走りゴールを見て走っていないという状態です。どんなに優秀な社員でも目的意識が欠如していると的外れなアウトプットになります。組織やチームでアウトプットを最大化するために、一人ひとりが目的意識を持つことが大切です。
ー最後にエネルギーを管理する方法を教えていただいたうえで、習慣化する重要性とそのポイントについてご講演いただきました
「行動変容を習慣で促すことが大切です。習慣とは考えずに実行することや、実行しなければ気持ち悪いと感じるようになることです。習慣化するうえでのポイントは4つあります。1つ目は、具体的にいつやるか決めること。2つ目は、宣言したりご褒美を設けたりするなどサポートシステムがあること。3つ目は、3週間後に手紙を書いて3か月後に振り返ること。4つ目は、1度や2度できないことがあっても諦めないことです。
集中したら休む。そして自分にとって大切なことを明確にすることで更にパフォーマンスを上げられます。毎日少しでも継続すれば本当に力になります。皆さんもだまされたと思って一回試してみてください。」
と野上さんはおっしゃっていました。
ー野上さんの講演会により時間ではなくエネルギーを管理し皆さんの生産性向上にお役に立てば幸いです。
野上さん、ありがとうございました!