【創業者対談】ハイクラスの人材×フリーランスの領域でハイタレントを創業した経緯と込めた思いを語る #前編
こんにちは!ハイタレント広報です。
4期目を迎えたハイタレント株式会社。ハイタレントの創業メンバーはこれまでをどう振り返り、どんな未来を見据えているのでしょうか。
今回は共同創業者の有吉さん、若山さんにお二人の出会いから、ビジネスの関係となるきっかけとなった事業、そしてハイタレントを創業するために再びタッグを組みビジネスの立ち上げまでをお伝えします!
関わりのなかった高校同期と共通の意志を持ち再会
ーお二人の出会いを教えてください。
有吉:出会いは高校生の頃です。福岡県の東筑高校に通っていて、若山さんとは高校同期でした。ただ、特に関わりがなく顔と名前が一致するくらいでした。途中で修猷館高校に転校し大学を機に東京に来たのでそれっきり会っておらずFacebookだけ繋がっている状態でした。
若山:そうですね。東筑高校の頃は「いつの間にか転校しちゃったんだな」と思うくらいでした。私は大学で関西に行き、大学生向けのNPO法人の企画運営をしていました。
有吉:私は就活を終えた学生最後の1年間に起業をしました。
そして新卒で戦略コンサルのローランド・ベルガーに入社しました。元々起業を視野に入れていたため1年半ほど在籍し独立しました。2016年にライフスタイル系のサービスを起業し、その際にデザイナーを募集したところ若山さんが反応してくれたことから私たちのビジネスの関係がはじまりました。
若山:私は新卒でビズリーチに入社し、デザイン、マーケティング、採用、広報などに従事していました。Facebookを見て高校同期の有吉さんが副業を募集していたので、事業を手伝いました。
有吉:ただ、その事業は好きという理由で始めたので自分の強みが活きる領域ではなくスケールできずに事業を閉じることになりました。その後、若山さんはコードタクトに転職し、私はフリーランスのコンサルタントとして稼動したり、知人が経営している上場準備中のスタートアップの経営企画室で働いたりして人生を捧げられる事業領域を模索していました。
―お二人がハイタレントを創業する経緯を教えてください
有吉:30歳を前に今度こそ必ず最後までやりきると決意し、意志と強みの両方がある領域で構想を策定しました。2018年の秋ごろから2019年夏ごろまで、若山さんと毎週土日に図書館に集まりブレストを重ね、ハイクラスの人材×フリーランスの領域でハイタレントを創業することにしました。
この領域にした理由は戦略コンサルファーム出身であることとフリーランスコンサルタントとしての経験があったからです。自分自身も周りの友人も実際に欲しいと思えるサービスであればスケールできると思いました。
若山:私も以前から30歳は人生の節目でもあるので挑戦する年にしようと思っていました。前の事業での苦労を目の当たりにしていたので、有吉さんの力になりたいと思い共に創業することを決意しました。学生の頃からずっとコミュニティリーダー育成や雇用流動化促進に関する活動に従事してきました。そのためハイクラスの人材×フリーランスという領域での創業は二人の強みを活かせると考えました。
有吉:二人とも創業の決意ができ、本格的に創業するにあたって上海、深セン、香港、台湾に二人で海外視察に行きました。海外は日本よりもフリーランスとしての働き方が進んでいます。海外マーケットの大きさも今後サービスをスケールしていく上で重要な要素なので実際に確かめに行きました。
若山:アジア圏の活気や勢いに圧倒されたことも意思決定のエンジンになりました。人口がとにかく多いので自己主張しないといけないカルチャーがあり、自分で勝ち取っていくのだという雰囲気で包まれてていい意味でカルチャーショックを受けました。日本人の大人しさを改めて感じ、このままでは優秀な人材や技術を持っていても勢いに負けてしまうという焦りを感じましたね。
有吉:海外視察は良い刺激がありましたよね。創業への熱意もより高まり、ちょうど30歳になる年の2020年1月にハイタレントを創業しました。
ミッションとして「優秀な個の選択肢と可能性を広げ、人類の進化に貢献する」を掲げています。弊社では優秀な人材のことをハイタレントと呼んでおり、ハイタレントとは「意志を持ち努力する個人」と定義しています。
「次代を創る優秀な個々人(ハイタレント)が相互に活躍の場を広げ、その連鎖が未来へとつながるエコシステムを創り、人類の進化に貢献したい」という意味が込められています。
~優秀な個の選択肢と可能性を広げ、人類の進化に貢献する~
をミッションに創業して
ーミッションについて教えてください
有吉:「優秀な個の選択肢と可能性を広げ、人類の進化に貢献する」をミッションに創業しました。弊社では優秀な人材のことをハイタレントと呼んでいます。
ハイタレントとは「意志を持ち努力する個人」と定義しています。「次代を創る優秀な個々人(ハイタレント)が相互に活躍の場を広げ、その連鎖が未来へとつながるエコシステムを創り、人類の進化に貢献したい」という意味を込めてミッションを定めました。
ー創業直後について教えてください
若山:役割としては現在のビジネス開発部と呼ばれるビジネスサイドを有吉さんが担当して、現在のタレント開発部と呼ばれるタレント側とプロダクトを私が担当してました。
有吉さんの大学同期で役員の久家さんもそのころからプロダクト開発を手伝ってくれていました。バックオフィスは分担していて経理・財務は有吉さんが、法務・総務・人事を私が担当していました。
また、プロダクトをしっかり構築するためエンジニアの方を採用してプラットフォームをつくりました。実績がない状態で会社を存続させるためお互い日中は別々の会社で稼動してキャッシュをつくり顧客開拓を進め、夜にハイタレントの本業に取り掛かるような生活を送りがむしゃらに働きましたね。
有吉:最初のクライアントはフリーランスコンサル時代にお付き合いのあった10社ほど、タレントさんは私のコンサル時代の知り合い100名に登録してもらいました。2020年9月頃からは事業拡大のため、業務委託の方に入っていただきました。
2020年の大みそかまで登録してもらうためにアプローチを続け、初年度はハイタレント会員数300人を達成しました。戦略ファーム出身者には相当アプローチをしたので、戦略コンサル界隈の中での知名度はかなり上がったと思います。
ニーズがあるのかをスモールスタートで検証し、実際にビジネスの立ち上げができると確信した1期目でした。
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創業メンバーの有吉さんと若山さんに、ハイタレント創業の経緯からどのように軌道にのせたのか1期目までをお尋ねしました。
お二方の意志により生まれたハイタレントが現在の規模まで成長する過程にどのような変化や苦労があったのか、後編に続きます!