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本日のすずめが

今朝、マンションの廊下で息を引き取っていたのは、スズメガの仲間で、モモスズメ。
枯葉に擬態した全身スーツに、裏地はピンクという隠れたオシャレさんである。

モモスズメ

口吻は退化しているらしいので、繁殖のためだけに成虫になるってことなのか。
確かにこの手の というか チョウ というか、 鱗翅目 の子って、擬態に自信があるためか、生きていてもまったく動かない
触っても飛んで逃げるようなことはなく、ただじっと何かにつかまっているだけなので、簡単に手乗りになってくれる。
エネルギー摂取できないから、交尾や産卵する以外で無駄な体力を使わないのかもしれない。

枯葉に擬態するクチバスズメとも近縁種とのこと。夜の灯火に集まるタイプ。

この子は繁殖行動を終えて、天寿を全うしたのだろうか。
もう踏ん張る力もなく、ベランダに出すとそのまま風に吹かれて舞って行った。

幼虫のベビーベッドはバラ科の植物らしいので、いつかムチムチのお子さんを触ってみたい。