10ヶ国語使えるけど語学の最強学習法自分なりに書くよ② 英語長文読解編
1.はじめに
はじめまして、吉川飛空(よしかわひたか)です。慶應義塾大学文学部1年です。普段はCryptoLionsという慶應生中心のブロックチェーン研究会の代表をしたり、Edventureという株式会社でLoohcsというめちゃくちゃ新しい高校を建てたり、シンガーソングライターやったり、大量に詩を書いたりしています。
そんな僕ですが、これはそうそう人に負けることはないだろうという特技があります。それは語学力です。今までに日本語・英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・ロシア語・アラビア語・中国語・ラテン語・古典ギリシア語を勉強してきました。それぞれかじったくらいのものもあれば、資格持ってたり、スピーチコンテスト出たりしてるものもあります。2017年にはロシアに留学してました。
そんな中でここ最近思うのが、日本人の語学学習効率は最悪すぎるということ。よくThis is a pen〜とかバカにされてますが、そもそも根本的に非母国語の学習における大原則を理解していない人が多すぎるんですよ。必要なのはみんな分かっているのに、そこでもがくのはあまりにも勿体無い。
というわけなので、色々語学を勉強して、それなりに頑張ってきた僕なりに「どのようにすれば学習効率が最大化されるのか?」というのについて解説していきます。今回はリクエストが多くあった長文読解について書きます。多分学生・社会人が英文を読む場面って試験系のタイムリミットある・辞書参照不可な時と、研究・実務とかのタイムリミットない・辞書参照可な時だと思うんですけど、多分困るのは大部分で前者の時だと思うんですよ。なので今回は前者について書きます。細かい参考書とかは自分に合うやつを使ってください。
先に書いておくと受験にもめちゃくちゃ使える内容です。学校入りたい人は是非読んでください。
忠実に実行すれば多分すごい役に立ちます。それでも上手くいかなかったり、異議があったりしたら連絡してください。後、このnoteはどんどん追記していきます。現在ver1.0です。
ここにどうぞ→Twitter ID: @HitakaYoshikawa
ではいきます。
2.英文読解の大前提
マジでこれが分かってない人は成績ほぼ伸びません。読んでください。
①普段からよく寝る
これはマジだし、なんなら一番重要度高いので気をつけてください。長文って集中力が持続する時間に合わせて成績が上下するんですけど、寝不足状態は最悪なんですよね。これ守ってから成績とか言ってください。前日だけ寝ても睡眠負債は解消されないので、テストの受験が決まった時点から生活リズムを本気で治してください。集中力が別の理由で続かない人はコンサータ飲んでください。
②文章は母国語でも一回読んだだけじゃ理解できない
試験とかで英文一度だけ読んで問題解こうとする人、あなたそれ日本語でも一回読んだだけじゃ理解できなくないですか?そういう時に読む英文ってだいたい学術系かビジネス系じゃないですか。その類の英文は普通に母国語話者でも一回読んだだけでは理解できない事が多いです。
よく考えてみて欲しいんですけど、そういうの日本語で読むときって理解できるまで何回か読み返したりしませんか?僕の周りには一回読んだだけで問題解こうとする/実用化しようとする人が多くて困っちゃいます。
はっきり言います。
基本的に文章は一回読んだだけでは正しく理解できません。
マジでこれだけでも覚えて帰ってください。
③単語は全力でやっておく
あの、単語わからないと文章わからないので気をつけてください。逆に文法分からなくても単語わかれば日本人ってハイコンテクストな民族なのでだいたい意味分かったりするんですよね。単語を覚えるのが苦手な人は最強の暗記法を紹介してる僕のnote読んでください。
④過去問がある場合は死ぬほどやっておく
これ英語関係ないんですけど一応書いておきます。過去問やらないでテスト取ろうとするのって基本的に間違ってて、テストって「出うる問題を予想し尽くして、それを練習して」初めて点数が取れるようになるので。問題って結構細かいところ変えただけで使いまわされてることも多いので、ぜひ参考にしてください。
あと、傾向がある場合はめちゃくちゃやっておくと英文以外の事に割くリソースが減ります。アウェイの状態って脳のパフォーマンス下がる傾向があるので気をつけてください。じゃあ方法論行きます。
3.試験の方法論①:英文は4回読め!
じゃあさっきの前提を踏まえてどうすればいいかというと、極端に言えば複数回読めば理解できる文章もあるわけです。これから書くやり方で試して、ダメなら原因は他にあるので相談してください。
トレーニング:4回読め!
1回目:「こんなもんか〜」くらいでささっと読んでください。だいたい何のことを話しているかわかればオッケーです。問題がある場合は、まだ問題を見ないでください。(試験時間の15%)
2回目:ここでじっくり読んでください。よーく時間をかけて正確に読んでください。まだ問題は見ないでください。(40%)
3回目:ここで初めて問題を見て、全文をまたじっくり読み直しながら解いてください。ここで理解できてなかったら原因は別にあります(20%)
4回目:見直しも兼ねてサーっと全体を読んでください。(15%)
割合を目安に計算して普通に試験時間いっぱいを使い切ってください。
※なんで問題を見ないの?
問題は内容を理解していれば解けるようにデザインされています。しかし、先に問題を見てしまうと、問題を解こうとしてそこにあったキーワードに注目しようとしたり、文章の本意を理解するための集中力が落ちてしまいます。それはあまり本質的ではないので、2回ほど読んで十分に理解をしてから問題を見た方が正答率は高くなるはずです。
試験の方法論②:4回読む時間がない場合
はっきり言って日本人向けの英語テストで4回読む時間がないやつって問題も浅くて最悪なテストが多い気がします。まあそれは置いといて、4回読む時間がない||大問が複数ある場合は2回で読みきるようにしてください。絶対に一回で解こうとしちゃダメです。約束してください。
試験の方法論③:4回読んでも理解できなかった場合
多くの場合それは語彙か文法の能力が圧倒的に足りていないので、語彙の場合は僕の語彙版の暗記法使って一冊何か単語帳を覚えてきてください。文法が全くわかっていない場合は構文の本とか一冊買って読んでください。
トレーニング方法
長文は多読で鍛えられるのは本当なんですけど、個人的にそれだるいしずっとやってられないので僕流の方法を書きます。それは英語音声・英語字幕で映画を見ることです。
英語音声・英語字幕で映画を見ると、「リスニング力」「ボキャブラリ」「速読力(追いつこうと必死になるため)」「読解力」「スピーキング力」が同時に鍛えられます。しかも楽しい。超オススメですよ。
さらに言語以外のコンテクストから情報を想起する事ができるようになるのも映画の魅力です。これは日本語で話すとき僕らがやっていることで、側頭葉に入ってる記憶は他の刺激によって検索されて出てくるので、僕たちが「りんご」っていうと赤いあれが出てくるわけです。それと同じような回路がもりもり形成されます。
終わりに
ここに書いてあること実行して、適切にトレーニングすればだいたい成績上がります。頑張ってください。
まだ書きたいこと書ききれてないので追記します。追記したらTwitterで呟くのでぜひフォローしてチェックしてください。では、次はスピーキング書きます。
Twitter → @HitakaYoshikawa