何っ!あの漫画でBLっ!?②


前記事に続きシリーズ第二弾。
同じくホラー系二次創作。


タイトルは   『富雄』トミオ



ある日突然、そいつは俺の前に現れた。
ゾッとするくらい恐ろしい美貌の男は、姿勢良くこっちを見て立っていた。
左の目尻には、黒子があった。

俺はすぐ、富雄の虜になった。
(略)



しかし富雄は、物凄く性格が悪かった。

「ほら桑沼君!!イきなさいよ!!俺に突っ込まれて気持ちがいいんでしょう!!!いつもみたいに情けなくおねだりすればイかせてあげてもいいよ!!はははは」

「この俺を満足させなきゃ、もう二度としてやらないよ!何だよ、その目は……」


「フフフ、俺がいなきゃおまえはただのうだつが上がらない男だろう!?彼女だって、満足に作れない寂しい大学生活を送っていたくせに」

「あははは。あーやだやだ、童貞をちょっとからかったらすぐこれだ」


堪りかねて、ついに富雄を殺してしまった。


それで今、雨が降る山中、泥土の中に、富雄をスコップで埋めている最中だ。


体を埋め、最後、顔に土を被せようとした時。

「…………!」

富雄の目を閉じた目尻に、黒子がないことに気付いた。

手で雨に濡れる富雄の顔を払い、よく見てみる。

「な……ない!!黒子が……ない!?」


(略)


それから数日後……。

富雄の死体はあの山の中だ。


ある日、同じ大学に通う、顔中に黒子が散らばる男と知り合った。
凡庸な顔立ちのあちこちに胡麻粒をふりかけられた様に黒子が飛び交っている。

「これでもちょっと前までまっさらな肌してたんですよ。ここ数日、急に黒子が出来たなと思ったら、あっという間に顔中増え出しちゃって」

(略)


男の黒子はどんどん盛り上がり、色が広がり、やがて目鼻口すら分からなくなった。
黒子人間。


(略)


黒子から何かが生まれたようだ。


(略)

後ろに立つ富雄は言った。

「桑沼君」







……プレイか?

Mの人が喜びそう



Q元ネタの富江って本当にこんな話なんですか?

Aこんな話ですよ。


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