海魔獣王 キングニーカ(常総市)
海魔獣王 キングニーカ
身長:80.9メートル
体重:3万2000トン
生息地:常総市
必殺技:イカロスフォール、キャッチイカリング
弱点:塩分
茨城県南西部の名物「煮イカ」は、スルメイカを水で戻して醤油や砂糖で煮た物である。ある元日の朝、海から遠い県南西部の街で毎日毎日鍋で煮られて嫌になってしまった煮イカたちの「海に帰りたい」という願いが、一言の願いでも聞き届けてくれるという一言主神社に届き、テキ屋のおじさんと喧嘩して店を飛び出した挙句一つに合体、巨大な煮イカの怪獣キングニーカとなって出現した。怪獣は旧石下町、旧水海道市を横断し、水海道駅を通過して東京湾を目指す。止めに入ったテキ屋のおじさんと再び喧嘩して海に飛び込んだキングニーカだったが、海水の塩で水分が抜け、元の煮イカに戻ってしまうのだった。海を求めながら海に帰れないイカ達の悲哀を一言主神社に祈りながら、人々が噛みしめた煮イカは心なしか涙の味がした。