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一般病床へ

心筋梗塞日記その8

入院して約2週間半。やっと一般病床へ移れました。

HCUは夜中でもしょっちゅう機器がピーピー音をだしてて落ち着かない場所でしたが、一般病床ではそういう音をだす機器は病室ではなく少し離れた看護師さんの待機所にあるので、やっと静かな夜が過ごせるようになりました。

幸い同室の人も比較的静かでした(入れ替わりが多かったけどだいたい3人の時が多い部屋でした)
11階の見晴らしのいい部屋の窓側で、ちょっとした高級ホテルからの眺めのようでした(笑)

一般病床に移ると同時に、病院内なら一人でどこへでもいってもいいという許可も下りたので、早速地下一階にあるコンビニにいってみました。
これが自由か。
ですが、一往復しただけでものすごく疲れてしまい、この先が不安にもなりました。
先生によると、心臓の3本ある動脈の1本が止まっていたので、その周辺の細胞がほとんど壊死してしまい、心臓のパワーが弱ってるので仕方ないとのこと。
そしてこの壊死した部分はもう一生回復しないので他の部分を強化して(心臓の他の部分とか筋肉とか)代わりにあてていくしかないそうです。
本当にやばい病気したんだなぁと改めて確認しました。

あと入院後はじめてシャワーにも入れるようになりました。
これが久しぶりで気持ち良かった。
ただシャワーは心臓に負担かかり最初は危険とのことで、看護師さんが近くでずっと見張ってるという状態でしたが。

リハビリルームにも毎日行くようになり、20分ほどエアロバイクを漕ぐといった運動がはじまりました。

あとは暇との戦い。
今までテレビなんてほとんど見ない生活を送って来てたけど、仕方ないのでテレビ見てる時間が長かったです。
あんまり面白い番組には出会わなかった気がするけど、甲子園(春の選抜)やってる時期だったのは助かったな。

この時期の症状としては
・肺がややイガイガする感じがある(肺炎の後遺症)
・左脚の痺れ(手術の後遺症で神経が傷付いてるらしい)
・排便時の痛みと出血(いわゆる痔。便をしない時期が長かったうえに、血をサラサラにする薬を飲んでいるので、この時期になってしまう患者が多いとのこと)
といったところ。
わりと元気だったので早く退院したいなぁと思ってました。ただ血液の異常値(おもに肺炎の後遺症)が下がるまでは駄目ですとのこと。

また血圧が常に低く(80-90程度)毎日看護師さんに心配されていましたが、先生曰くこれも仕方ないとのこと。
なんせ心臓が1/3しか動いていないので。
発作前は高血圧(150程度)だったのが、逆に低血圧すぎて心配という状態になってしまったのでした。
この低血圧は退院後も悩みの一つとなります。

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