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道東を一週間かけて周ってきた話⑤【野付半島・釧路編】

えーと、前回はどこまで行ったんでしたっけ…もう記事を書きながら疲れてきてますが、実際旅行中もこの段階で結構疲れが溜まっていました。

この日は移動多めの行程だったので、書くことはあまりなさそうですね。

教科書で見た景色

羅臼からまっすぐ海辺を走り、やってきたのは野付半島の付け根。地図で見るとよくわかるこの奇形。地理で出てくる砂嘴ってやつです。

道路の右も海、左も海。この世とは思えないような、不思議な光景でした。途中にネイチャーセンターなるものがあったので車を降りてみることに。施設はかなり充実していて、トイレ電気キャッシュレス決済まで対応。こんな場所にインターネット引けるんですね…

祖父はずっと「ノッケ半島」と呼んでいた

アイヌ語のノッケウ(あご)が由来だそうで、ノッケ半島と呼ぶほうが本来の意味を踏襲していて良いかもしれませんね。

シ-ペッ-チャを抜けて

野付半島を後にし向かうは釧路。湿原を見ようというのと、釧路市街に私の目的があるので中標津、標茶を抜けて向かいます。お昼ご飯をどうしようかと思ったのですが、もう胃も疲れてきたのでコンビニ飯で済ませます。

どこかで昼飯を食べようと探していると、ちょうどいい公園を発見。ここは標茶町虹別。道路と道路が交わるところに集落ができるのは北海道の特徴的な光景ですね。木陰でお昼を食べながらこれからの行程を相談します。

北海道には〇別という地名が多いですが、これはアイヌ語のペッ(川)に由来します。標茶はシ-ペッ-チャ(大きい・川の・ほとり)の意味。勘のいい方はもう気づいたかもしれませんが、ナイも川の意味でしたよね。ペッとナイの使い分けは川と沢のように大小で説明される場合が多いですが、実際は例外も多く、未だにはっきりとして説は出ていません。

街のスーパーに萌え!?

標茶を抜けて国道391号線を南下します。釧網本線と並行するようなところもあり、列車と並走できないかなぁなんて思っていましたが、例の如く列車なんてほとんど走っていないのでなかなか難しいです。廃線になる前に鉄道旅もしなきゃなりませんね。

釧路湿原にも近づいてきて、どこか眺めが良いところにでも車を止めて見てみようかとも思っていましたがどうも眠くてつい通り過ぎてしまいました。祖父も疲れていたようなので、とりあえず釧路市街に向かいます。私の目的はショッパーズ菱光。所謂「萌えおこし」の調査も兼ねて来ている訳ですが、釧路には茨城と同じく自治体公認のVTuberがいるらしい。祖父には申し訳ないですが、そうそう釧路なんて来ないためわざわざ寄ってもらいました。田舎のスーパーって感じの店内ですが、店長の趣味でグッズを置いているんだとか。なかなか違和感な光景でした。

鬼霧シアン(ショッパーズ菱光にて)

丹頂鶴に会いに

釧路市は大都会。物流と製紙業で栄えたのでしょうか、港と貨物列車、そして大きな製紙工場が目立ちます。交通量も多く、市街地を抜けるのに結構時間がかかりました。

釧路空港の近く、向かったのは釧路市丹頂鶴自然公園。丹頂鶴を保護して観覧できるようにしているのだそう。祖父曰く、駐車場の前の商店でアイスを食べた記憶があるのだそう。そんな商店も今は廃墟です。

タンチョウヅル

中には丹頂鶴が区画によって分けられており、草木が生え小川が流れるなど自然豊かな環境でした。迫力のある丹頂鶴を間近で見ることができ、時に大声で鳴き出す鶴には驚かされました。

それでは本日の宿泊地、帯広を目指しましょう。道東道を通って1時間ちょっと、本日は移動しすぎな気がするのですが、明日中に江別まで戻らなければいけないので今夜は帯広に泊まります。

次回は夜の帯広・夕張編です。やっと終りが見えてきました…最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

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