ソートアルゴリズム
ソートアルゴリズムとは
「ソートアルゴリズム」は、データをある基準に従って順序づける、つまり整列するための手続きで、その過程(手順)を正確に定義したものを指しています。
例えば、数字の羅列を大きい順に並び替えたり、アルファベットのリストを辞書順に整列したりする場合に使用します。ソートアルゴリズムは、結果の正確さだけでなく、ソートする速度(計算量)や使用するメモリ(空間量)なども問題となるため、いろいろな種類が提案されています。
具体的なソートアルゴリズムには、クイックソート、バブルソート、挿入ソート、ヒープソートなど多種多様なものがあります。それぞれ異なる特性を持っており、扱っているデータの特徴や必要な処理速度、使用可能なリソース等に応じて最適なものを選ぶ必要があります。このように、データを適切に処理し整理するためには、適切なソートアルゴリズムを選択、使用することが重要となります。
クイックソート
【クイックソート】 はデータをソート(整列)する方法の一つで、特定のピボットという値を基準に、それより小さいデータを左側、大きいデータを右側に分割し、さらに各部分で同じ作業を繰り返すことでソートを行う方法です。一般的に高速に動作し、大量のデータをソートするのに適しています。
挿入ソート
【挿入ソート】 はデータをソート(整列)する方法の一つで、未整列の部分からデータを取り出し、それを既に整列した部分の適切な位置に挿入することでソートを行う方法です。小量のデータに対しては非常に効率的な方法とされています。
バブルソート
【バブルソート】 データをソートする方法の一つで、隣り合う二つのデータを比較して、条件により交換しながら整列させていく方法です。この操作を繰り返し行うことで、真ん中にあった大きな数値が次第に一番右(または左)端に「泡のように浮かび上がって」いくことからこの名前が付きました。
ヒープソート
【ヒープソート】はデータをソート(整列)する方法の一つで、データを二分堆(Heap)という特殊な木構造に整理し、最大値や最小値を効率的に見つけ出しながらソートを行う方法です。