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事前準備120%で期待値を高めて、当日は更にそれを超える150%のアウトプットを

 中小企業診断士の信です。数字の見える化(利益構造、予実管理、資金繰り)をメインにやっています。とはいえ、新米で、今はいろいろ経験を積ませてもらったり、知見を広げている段階です。

 今日は「事前準備が大事。」というよく聞く話について。
この言葉に反論する人はいないと思います。やはり事前準備が大事で、その質によって、当日の成果なりアウトプットは変わってきます。そんな事前準備について最近、2つ経験があったので、まとめてみます。

 1つ目は、研修講師の採用面接、模擬研修でのできごと。
 研修講師経験やセミナー講師経験、あるいは豊富な実務経験が求められているであろう、研修講師の採用枠。研修講師の経験はなかったのですが、無事に内定をもらえました。まさに事前準備のおかげ。経験はない代わりに時間があったので、資料の収集や台本の作成に時間をかけることができました。使えるカードは時間しかないと。1人ロープレは2回でしたが、話す内容やスライドを作る際に、研修をやっているイメージを妄想をしながら取り組んでいました。脳内ロープレ。そして、緊張すること前提で、頭が真っ白になっても話せるようにスライドの内容を工夫しておきました。
 結果、初めてながら、模擬研修を無事に通過することができました。アウトプットを明確に意識して準備できたことが成功の秘訣でした。

 一方で、2つ目は失敗した事例。受託案件で先輩診断士とペアで取り組む仕事にて。
 その先輩とは初めて一緒にお仕事をさせてもらうので、アサイン後のメールのやり取りは、日程調整やその他のやり取りに関し、一歩先を読むように対応。このメールの後にクライアント企業にメールをするんだろうから、この内容をまとめておこうとか。
 結果、当日に「今まで10年近くこの受託業務に取り組んできたが、一番良かった」とのお言葉をいただけました。メールでわかったと。
 が、一方で、「でも、今日は普通だったね。もっと積極的に発言してくれるの期待していたのに。」と。

 その後、お茶しながらお話を伺うに、メールでのやり取りはばっちりで、一緒に働くことの安心と期待を持ってくれていたよう。感覚が近いから仕事やりやすいだろうなと。この感じだと、当日もうまく連携が取れて、クライアントとの初回ミーティングもより良いものになるだろうと。

 ただ、実際の私は、先輩の話を遮らない方がいいとか、これを先に言ったら先輩の考えていた構成が変わってしまうのでは、と考えすぎて、横で相槌を打つばかりに。事前に、話に入ってもらうのは全然構わないとメールで言われていたにも関わらず。

 この2つの経験から感じたことは、まず事前準備の大切さ。これは揺るぎません。一手先、二手先を読んだ準備。120%の事前準備を。
 一方で、120%の事前準備をしたからには、当日は最低でも120%、むしろ150%のアウトプットを目指す必要がある。2つ目の事例はその意識が足りていなかった。いや、そこまで想定して準備しておくのが、120%の事前準備だったのかも。そういった意味では、事前準備不足とも言えます。
 期待値を挙げすぎて逆効果になるくらいなら、と期待値調整する考えもありますが、それでは自分の成長はない=次の仕事に繋がらないので、準備120%、アウトプット150%、この意識で走り切るしかないなと。

 以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 素敵な1日を!

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