面白い未来の作り方18「5W1H」
I have NO Dream!
「夢がない」と悩んでいる人がいますが、
そんなことで悩む必要はまったくありません。
夢がなくても面白い未来は作れます。
「夢がない」「やりたいことがわからない」とやりたいことを探し迷子になってしまう方が多いのですが、実は、「やりたいことがある人は全人口の20%程度」とコンサルタントの吉武大輔さんは指摘しています。
「what(何をするのか。やりたいこと、成果が最重要)」以外の価値観を持ってる人が80%いると。
では残りの80%の人はどんな価値基準をもっているのか?
それが5W1Hです。
What(何を)
Why(なぜ)
Where(どこで)
Who(誰を)
When(いつ)
How(どうやって)
夢がないという人は、明確なWhat(何を)がないだけで、他の5W1Hから斬り込んでいけばいいのです。
特に日本人で多いのは
Who(誰を)タイプです。
これは、何をするかよりも誰のためにやるかでスイッチが入るタイプです。
誰を笑顔にしたいのか?
誰と一緒にいたい?
誰のためなら頑張れる?
どんな人を喜ばせたい?
どんな人に貢献したい?
日本人は特に「Who」を明確にすることで自分のスタイルが決まり、新しいアイデアが生まれてくる人が多いのです。
ここで、コンサルタントの福島正伸先生のもとでかつて働いていた女性社員の話をさせてください。
彼女は福島先生の講演に感動して、「カバン持ちでいいから働かせてください!」とお願いに行ったのがきっかけで福島先生のもとで寝る間も惜しんで働いていました。どうしてそこまで頑張れるんだろうと思い聞いてみると、こんなストーリーが隠れていました。
彼女には夢がありました。それは、いつか地元の島根で政治家になって、世の中を変えたいという夢。しかし、ふとあるときに「世の中って誰だろう? 」と思ったのだとか。世の中の顔が見えない……。そして、顔が見えない人のためにはがんばれないと気づいた。
だったら誰のためなら、がんばれるだろう?
そう自問した時にでてきた答えは、
「自分の大切な人のためにがんばりたい」でした。そして、こう思った。
「日本一、役に立つ嫁になりたい」
当時、彼女にはまだ彼氏はいなかったそうですが、いつか出会う彼を日本一の男性にするために、福島先生のもとで学べるだけ学ぶとがんばっていたのです。頼まれた仕事はすべて相手の予想を超えようと何日も会社で寝泊まりするほどに。
人は大切な誰かのためならこんなにもがんばれるんだって感動しました。
しかも、彼女はまだ、その大切な誰かには出会えってなかったのにです!
月日は流れ、彼女は島根に代々続く老舗・和菓子屋さんを切り盛りする素敵な男性と出会い結婚しました。その和菓子屋さんに立ち寄った際に、ふたりの結婚旅行は2泊3日だったと聞きました。新婚旅行にしては短いなと思い聞いてみると、彼はこう言っていました。「できるだけ休みたくない。和菓子を作っていたい」。老舗のプライドをもつ店主。それを支えるために彼に出会う前から準備してきた彼女。
そこから生まれた和菓子は、最高においしかったです。
Who
誰を笑顔にしたいか?
そこが明確になると、人はいとも容易く自分の限界を超えることができるのです。
こんな例もあります。
ベストセラー作家であり、自由人と呼ばれている高橋歩(あゆむ)さん。彼と長年一緒に仕事をしている僕の友人、滝本洋平は歩さんに「今の夢は何?」と聞いてみたことがあったそう。歩さんの夢はこうでした。
「世界は広いし、楽しいこともいっぱいあるけど、俺の人生最大の夢、それは、すごくシンプルだよ。『妻であるさやかにとってのヒーローであり続けること』。それだけだね」
高橋歩さんは、「誰にとって、どんな存在でありたいか」が明確なのです。
「愛する人のために、かっこよく生きたい。以上!」
生きる理由がとてもシンプルなんです。
高橋歩さん、やりたいことも見つからず、何者でもなかった20歳の頃、さやかさんと出逢って以来、その夢はまったく変わっていないのだと言います。
そして10年前、歩さんは、なんと奥さんであるさやかさんへのラブレターを本にしたいと言い出したそうです。
誰を笑顔にしたいか、明確すぎる本です(笑)
とはいえ、あまりに個人的すぎることから、営業マンたちにはこう反対されました。
「奥さんへのラブレターって、そんな無茶苦茶な企画、さすがに売れないですよ。出版せずに、そのラブレターは直接、奥様へ渡してください!」
当たり前です。そう言いたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、その本は最終的に出版されました。
タイトルは、『イツモ。イツマデモ。』
さやかさんへのラブレター。
なんと10万部を超えるベストセラーになったのです!
Who 誰を笑顔にしたいかが明確な時、そこにストレートに愛が乗るんです。最後に愛は勝つってやつです。
明確なWho(誰を喜ばせたいか)があると、フツーじゃない面白い商品も生まれます。
こちら、『ペヤングソース焼きそば』専用ホットプレートです!『ペヤングソース焼きそば』を焼いてつくることにだけ特化した世界初のホットプレート『焼きペヤングメーカー』
ペヤングソース焼きそばを愛して止まない人にだけ向けて作られた製品です。Who(誰のために作られたのか)が心配になるくらい明確です(笑)
ペヤングソース焼きそば以外が焼けるかどうかはメーカーも検証していないため、他のものを焼く場合は自己責任の上でお願いしますというくらい超ペヤングマン対応なんです。
心配になるくらいWho(誰のために作られたのか)が明確です(笑)
このホットプレートが作られたきっかけが、またおもしろい。ある家電メーカーの社長が出席していた酒の席で、どういうわけか、カップ焼きそばは焼いてつくらないことが話題になった(酒の席とはいえ社長って、意外とどうでもいい会話を繰り広げているんですね^^)。確かにカップ焼きそばを作るときに、焼きの工程はどこにもありません。それで、その日のうちに早速、『ペヤング ソース焼きそば』をフライパンで焼いてつくってみたのだそうです。
すると、
あ!
う、う、うまいぞ!!!!!!!!
となった。
焼きそばだけに、焼いたらもっとおいしくなることに気づいたこの社長が、勢いに乗って『焼きペヤングメーカー』を開発しちゃったのです。ちなみに、日清食品の『U.F.O.』を焼いてみると、ソースの味が強すぎ味が濃いことからやっぱり、どこまでいってもペヤング専用のホットプレートだそうです。
販売の見通しについては「正直、3000台売れればいいと思っていた」と、クラウドファンディングの目標金額も50万円でした。しかし、いざフタを開けてみると、クラウドファンディング開始わずか5時間で目標を達成し、最終的には517万円を超える支援が集まり、社内も湧きたち、現在2万台を超えるヒット商品になっています。
What(何をしたいか)、夢がなくても
Who(誰を喜ばせたいか?)
を明確にすることで生まれるアイデアがあるってことです。
Hi Future !
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Who
誰を喜ばせたいか? 誰と一緒にいたいか?
どんな人を笑顔にしたいか? どんな人に貢献したいのか?
誰にとってどんな存在でありたいか?
そこが明確になるとあなたの愛(アイデア)が発動します。
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ちなみに高橋歩さんの奥様へのラブレター『イツモ。イツマデモ。』には、こんな言葉が書かれています。
「俺は、結婚することで、より自由になった。
俺は、子どもができたことで、より自由になった。
愛しあえばあうほど、心は自由になっていく。
大切なものがシンプルになればなるほど、心は自由になっていく。
LOVE or FREEじゃない。
LOVE & FREEなんだ」
自分へのラブレターが書店で売られている。奥様はどんな気持ちだったのかいつか聞いてみたいですね^^
●WORK!
5W1H、君はどのタイプだろう?
(人によって、どの傾向が強いというのがありますが、最終的には、全ての項目を考えてみることがとても大事です)
❶what
やりたいこと、成果が最重要なタイプは夢を追いかけるWhatタイプ。
何をしたいか。何をするのがワクワクするかノートに書き出してみよう。
❷Why
動機、目的は何か。自分が関わる理由、 企業の理念は何か。志でスイッチが入るタイプ。なぜやるのか。なんのために働きたいか。なんのために生きたいかを考えてみよう。
(なんのために働くのかを見出すことで日本一のセールスマンになったwhyタイプのヒーロー古田真一さん例。
https://note.com/hisuikotaro/n/n6bc8b26930a3 )
❸Where
どんな環境で過ごしたいか。心地よい雰囲気に身を置くのが最重要タイプ。
どこで暮らしたいか、どこを拠点にすると心ときめくか考えてみよう。
❹ Who
誰のためにやるのか。 誰とやるのか、人間関係が最重要タイプ。
誰を喜ばせたいか。誰と一緒にいたいか、どんな人に役立ちたいか考えてみよう。
❺ When
いつやるのか。いつまでにやるのか。計画は何か。決めたことを達成することが最重要タイプ。
いつ、どのタイミングでやるのがワクワクするか考えてみよう。
(朝やる活動にワクワクした川島孝一さんのエピソードhttps://note.com/hisuikotaro/n/ncaebd81b6d2b )
❻ How
どうやるのか。手段や改善、仕組み化できるかが最重要なコンサルタントタイプ。
どんな風にやるとワクワクするか、やり方を考えてみよう。
ひすいこたろうでした。
Play with LOVE
▲▲▲アリガ島▲▲▲
● text special thanks財運天使カッキー
「世界一しあわせなお金の稼ぎ方」
http://sekashiablog.livedoor.blog/archives/5723969.html
出典・参考文献
吉武大輔 公式メディア http://daisuke-yoshitake.com
2万台以上売れた「焼きペヤングメーカー」が、できるまでのこと
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1911/25/news027.html
「なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか?」
ひすいこたろう+滝本洋平(A-works)
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