「全身を　ただ余白とすーー」ヒスイの夏句+140字の恋物語

「全身をただ余白とす半夏生」
（ぜんしんを　ただよはくとす　はんげしょう）

季語：半夏生（はんげしょう）

今日は一緒に、140字の超短編　恋愛小説も付けますねー

『すべての色が抜け落ちて、かわりに白が這いのぼる』

「俺、結婚するんだ」
彼は言う。
「へえ、おめでとう」
私の片思いを振り切って、彼女と結婚するのね。鬼だわ、この人。
彼は続けて

「お前がいつまでも告らないから、結婚するんだぞ」

すべての色が抜け落ちて、かわりに白が這いのぼる――半夏生の花のよう。半分だけの白。

鬼だわ…このひと。

【了】　（改行ふくめ140字）


1カ月ほど前に作った俳句が、出てきたので
140字の恋愛小説を添えて、出します。
ヘッダーは、みんふぉとからお借りした「半夏生（はんげしょう）」の花。

半夏生の花とは、
「北海道を除く日本及び東南アジアに広く分布するドクダミ科ハンゲショウ属の多年草。
夏至から１１日目にあたる半夏（７月２日頃）に葉が白くなり、花が咲くことからハンゲショウと命名された。
別名はカタシログサ（片白草）、オシロイカケ（白粉掛）など」

なお、半夏生の花ことばは
「内気、内に秘めた情熱」です。

ハンゲショウ（半夏生）

そして今日の
「めざせ31日早起き！　夏のしっぷちゃん・ヒスイチャレンジ　1日目」は、
起床時間：7:32
でした！
やりましたっ！　数か月ぶりの7時台起床でしたっ。
明日も頑張りまーす💛

NNさまの企画91
#ヒスイの鍛錬100本ノック
#お題・鬼

今後のお題
【４】水　【１２】落書き　　【５４】蜘蛛　　【８２】★みなとさん３★　
【８９】★みなとさん４★　　【９４】はらごしらえ　【９５】ロングヘア　【９６】遅配　　【１００】カブト
消えているけど【鳥獣戯画】。書いてないです。ぜったいに(笑)