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『ぼんじり喰い喰い、噛ませ犬』ヒスイの毎週ショートショートnote+十六夜大賞いただきましたー💛

「これはどういう事? クレーム続きよ」
営業二課の課長は女ながら厳しいことで有名だ。
今日も俺と後輩を呼んでチームの前で罵倒する。こっちのミスだから、平身低頭で謝るしかない。

「すいません……」
「謝罪は不要! 至急、リスケして客先に連絡を差し上げて——あなたが」

課長が指さしたのは俺じゃなく、後輩。本当はコイツが納期遅れの原因なんだが。

「はい!」
元気よく返事した後輩は、俺に頭を下げた。
「大丈夫です。これからは納期厳守で、がんばります」
あーあ。これじゃ俺は噛ませ犬。

その夜、課長と夕飯に行った。会社から離れた焼き鳥屋。
「頼まれたとおりに言ったけど、あれでよかったの?」
課長=ミユキは心配そうな顔をした。俺は、ぼんじり串を食べながら、
「完璧だよ。あれでアイツも納期に注意にする。スケジュール管理は自分で担当しなきゃ分からないんだ」
「もお。早くプロジェクトを完了させて、結婚式したいよ」

俺は笑ってミユキの頭をぽんぽんしてやった。

【了】(改行含まず409字)


今週も たらはかにさんの「毎週ショートショートnote」に参加しています。
お題は「噛ませ犬ごはん」(笑) ムチャすぎるがな(笑)

相方、へいちゃんはこちら。
最後の一行で、思わず吹き出す(笑)!


そ・し・て!!
毎回大盛況の俳句・短歌大会。
今回の「白熊杯」では、ヒスイの一首も、十六夜さんが選ぶ
💎✨勝手に十六夜大賞』の六首に入れていただきましたー!
きゃっぽーーーい(⋈◍>◡<◍)。✧♡

このなかで十六夜さんは、この6首がお好きなポイントとして、

ファーストインプレッションで心揺さぶられたもの。
声に出して読むとリズミカルで、心地よいこと。
複層的な世界観、読み手によって多重の解釈の余地がある。
余韻が残る。
何よりも言の葉の使い方が絶妙である。
その先のストーリーを感じさせて、思い浮かべたくなるような奥行がある。

十六夜さんの記事より

うわ、わかる。ファーストインプレッションっていうの、わかるって
思わずつぶやいちゃいました。

短歌や俳句は
究極の『詩』なんだろうとヒスイは思っています。
詩だからこそ、感性が重要で、
第一印象で刺さったものは、いつまでも刺さり続けるんじゃないかなーと
思うんです。

そういう意味で、ヒスイの歌が十六夜さんに個人的に刺さったのなら
非常にうれしいと
書き手として、ヒスイはシンプルに、そう思います。
ありがとうございました。
次はライラック杯? また楽しませていただきまーす!

受賞作はこちらです💑
「刹那よりも少し長き君の息
我が背まろびて春を呼び込む」ヒスイ




明日もゆるーく、日記を書きます。
書くって本当に
楽しいですよね!!!
伝わるって、本当にうれしい。

いつも読んでくださっている皆さまへ。
ヒスイから特大の感謝と、愛を💖

元気をいただいています。
ありがとうございます(⋈◍>◡<◍)。✧♡

ヘッダーはUnsplashKarsten Winegeartが撮影

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ヒスイ~強運女子・小粋でポップな恋愛小説家
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