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「僕は『イイね!』欲しさの交流はしない!」……いいけどね。ヒスイの、ちょっとしたSNS考察

今日はちょっと「SNS上での交流」について、ひっかかったことを書きます。

ヒスイは友人たちと一緒に
SNS上で作品を出しています。
それほど爆発的にみられるわけじゃないですが、
売れるとか売れないとか、そういうことを念じているわけじゃないので、
「まあ、見られるといいよね」という程度で
やっています。

当然、仲間内で評価をしあったり、
イイねをつけあったりすることもあります。

その仲間の一人が、こういうんです。

「じぶんは、そういうSNS上での交流をしたくない。
交流でもらった『イイね!』に価値なんてないから。
もっと、作品だけで評価されたいんだ。

いってみれば、僕はどこにもいなくて、
作品だけがある、
それを評価される、
みたいな感じが理想だな。

SNSでの交流なんて、作り手にとっては無意味だよ」


ほおおおお、とヒスイは感心したのですが、
そのとき一緒にいた親友、Mちゃんは
ざっくりと切り落としました(笑)。

「作品だけっていうけどさ、
このご時世、SNSでの宣伝や交流なしで売れるはずがない。
最初は交流で基盤を作って
並行して作品を出していかなきゃ
話題にもならないわよ。

あんたね、下準備もなしで
いきなり『鬼滅の刃』になれると思っているわけ?
計算と仕込みと、気合と作品と運が一体化して
はじめて売れるのよ」

するとまあ、相手は若いもんですから(笑)、
ぐわっと顔を赤くして、

「理想論ですよ、理想論。
でも僕は、イイね!欲しさに SNSでコメントを書いたり
相手を見に行ったりすることは
やりませんよ。
というか、SNSには作品を出す以外の事は
やりませんよ!」

と怒って、行ってしまいました。

Mちゃんは平然とした顔でしたが、
ちょっと言い過ぎたかなというかんじでした。
ヒスイはいつものように、どっちつかずで(笑)、
彼の言うことも分かるし、
Mちゃんの言葉も分かるな、と思っていました。


<゜)))彡 <゜)))彡 <゜)))彡

たしかに、この時代です。
SNSを全く使わないで評価されるなんて、
奇跡でもなければ、あり得ないんです。

ヒスイはあまりやっていないほうですが、
それでもSNSだからこそ、出せる作品もあります。
だいいち、ウェブに作ったものを無料で流せるなんて、
ものすごいラクチンなことなんです。

表現したもの、作ったものを
ほぼ瞬時に、全世界に向かって公開できる。
ちょっと大げさではありますが、
「制作と発表にタイムラグがない」、というのは
ものすごいメリットなのです。

しかも、失敗したら
出しなおせる(笑)。

そういう意味で、ヒスイはSNSでドカバカ作品を出したい派です(笑)
一方で、SNSでの評価にこだわるあまり、
作るより交流のほうがメインになる、ってケースも
ありますよね(笑)。

彼はそのリスクを言っているんだと思う。
ただ、その考えには、ちょっと独りよがりな点もあるんじゃないかな
という気もする。

なぜなら、SNSにだって
「マーケットはウソをつかない」という基本原則が
あると、ヒスイは思うからです。

たしかに、SNS上で熱心に交流、宣伝することで、
ある程度のフォロワー数やイイね!を得ることは可能でしょう。
しかし、それには限界があります。
300や400人のフォロワーなら、
時間を費やして交流することで得られるかもしれない。

でも、1000人になったら?
10万人になったら??

10万人のフォロワーを得るということは
少なくとも、10万人が作品を見て、
フォローボタンを押してくれる必要があります。
フォローボタンを押してもらうには、
作品に、それなりの魅力や説得力がなければ
ダメなんです。

良いものを作る。出す。評価される。
この流れがスピーディに循環しているのが
SNSだと思います。

いいもの、時代にあったものは
確実に拡散される。
それが「SNS上のマーケットの力」です。

前提にあるのは、交流だけじゃない。
やはり「作品そのもの」なのです。

さらにいうなら、
作品は、作品単体で存在しているわけじゃない。
その後ろには「作り手の本質」があります。
作ったものほど、作り手の本質をあらわにしてしまうものは
ありません。
そういう意味では
SNSは怖いんです。

作品とともに、自分自身も評価されるような気に、
なっちゃうからです。

そのあたり、リスキーだなあと思いつつも、
でもやっぱり、
ヒスイはSNSで作ったものを出しつづけます。
ひとりでも多くの人に、見てもらいたいから。

見てもらった方が、
作品の存在意義みたいなものが
満たされると思うんです。

これはおそらく、ヒスイの承認欲求のひとつなんでしょうが、
クリエイターなんて全員、承認されたいヤロウばかりですからね(笑)
ええ、見て、ポチして、コメントして
承認してください笑。

ヒスイは見られたいし、
それ以上に、ほかの人の作ったものが見たい。
相互交流と呼ばれても平気です。ただもう、見たいんだもん(笑)。

彼の言うように、
「見てもらったから、コメントを入れに行く」っていうのも
ありますけど。

交流だけじゃ、
長く続かないよ?
やっぱりいいものを作らないと。

作り手の本質に、濁ったものや、他人を利用しよう
自分にとっての利益だけを吸い上げよう、って
いうものがあると、作品からもそういう匂いがするからさ。
結局、長くは続かない。

受け手の感覚を、バカにしないほうがいい。
いいものはいい、とちゃんと評価されるのが
SNSなんです。
まあ、いいものでもなかなか評価されないこともありますが。
ヒスイももうちょっと売れてもいいのにな(笑)


ともあれ。
クリエイターは清く正しくなくていい。
だけど、
作るということに対する純粋さは、必須です。
そこだけは、押さえておいてね、って思いました。
とにかくまじめに、作り続けていればいいんだよ、って。


なんて。
こんなことが言えるようになったのも、
ヒスイがちょっと、大人になったからでしょうか(笑)??


さて。明日のヒスイ日記は
お休みです。ケロと映画に行くのさ(笑)。

また火曜日にお会いしましょう💛