『ヒスイちゃん、コンブみたい』ヒスイの鍛錬・100本ノック⑩
ヒスイにはファッションセンスがない。行けばヘンなものを買う。
これを回避するために、センスのある人間を連れて行きます。
うかつなものを買う前に「イケてる?」と聞けばいいんです。
ヒスイの専属コーディネーターといえば
これはもう、姪の澄(笑)。そこで先日、
ウキウキと澄を連れて、アウトレットへ行ったわけです。
日々たまる女子のストレスは、だいたい買い物で発散できる(笑)。
興奮したまま帰宅。戦利品を着て、首をかしげるヒスイ。
ううう。変だ。
ヒスイに、あってない。
コートの色も形も、絶対的にあってない。だがアウトレットは返品不可。
売るしかないのか、メルカリで。
悲観的になりつつ、澄にたずねる。
「この服、あたしにあってないよね?」
「うん」
「ひどい顔色に見える。だいたいグリーンはあわないんだ」
「昆布みたいだよ、ヒスイちゃん」
「うー。なんで買ったんだろ? あんた、止めなさいよ」
「ヒスイちゃんに合わなくても、あたしに合えばいいもん」
これ、澄。
うつけものめ。
ヒスイおばさまを財布代わりにするなら、次からは
こう言いなさい。
「うんといい子にするから、買って、叔母様💛」
ーーーーー了ーーーーー
今回は、横読みでお願いします。
文頭「ひ・こ・う」尽くしで、買物ミスを避航できなかったヒスイを、披講しました(笑)
昆布じゃねえわ、あほ澄!!
また明日、お会いしましょうね。ちゃおっ💛
100本ノック 次のお題:はさみ→詐欺
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