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「ギガがなくてもヌートリアはサバけるか?」ヒスイの標本読書日記

朝、目が覚めました。
が、楽しくない。なぜなら、ギガがもうないから。

これ、詩でもメタファーでも何でもありません(笑)
まじで楽しくないの。
だってギガがないと、ピクミンができないんだもの!!!

さて、ヒスイはいまスマホゲームのピクミンブルームにハマっております。
この6月にゲームをダウンロードして以来、
初月の平均歩数は1日約1200歩だったのに
11月現在では、平均して6000歩。

すげえ、5倍になってる。
それもこれも、同居人ケロリンのお古スマホをもらい、
『戸外を歩いて、ピクミンと花を植える!』という
道の楽しみに、おっと誤字だ(笑)、未知の楽しみに目覚めたからであります!


言ってみれば、今のヒスイは
BP:ビフォア ピクミン
AP:アフタ ピクミン

に分けられるといっても過言ではない。

なのに。

昨日で11月のギガが切れちゃったの。終わっちゃったの。
屋外にでたら、ピクミンが起動しないわけ。
フリーWi-Fiが飛んでいるところでは動くけど、
そんなん、カフェや飲食店、図書館くらいです。

それって基本、どこにも動かないって事でしょ(笑)
つまり、花が植えられないのです。

あるくだけで歩数はカウントされますが
それだけだと、うまみ(いいアイテム)がないの。

ああ、気持ちがすさむわ。
しょうがないので昨日から引きこもり。
ちょうど仕事も端境期。
このスキに本でも読もうと思ったら、
いきなり大漁旗(笑)

今日はコイツをご紹介しましょう。

『標本バカ』川田伸一郎

川田伸一郎は、モグラの研究者だそうで。
国立科学博物館の研究者です。

研究テーマの一つに
『皇居に生息するタヌキの生態調査』があり
このテーマを見るだけで
侮れぬキャラクターであることが推察される。

こういうひと。
すき(笑)
本の中身は、表題にもあるように
『研究用の標本をつくる作業、に関するいろいろ』です。

めっちゃおもしろい。
ゾウの標本を作ろうとして、うっかり研究室に持ち帰ったら
肉部分の処理費が膨大になって、事務方に怒られたとか。

(一般的には、体を部分に切り分けたあと、地中に埋めて
 微生物や生き物に可食部分を処理してもらい、骨だけ取り出すらしい。
金がかからない(笑))

ヌートリアの標本用個体が大量に持ち込まれて、
これをさばきながら、大爆笑ものの替え歌を考えたり、
標本づくりにひた走る。

ヒスイはこういう
「一個のことをやり続ける職人」が
大好きです(笑)

自分が気まぐれで、何をやらせても長続きせず
かじっては放り出し、
かじっては放り出し、を繰り返しているので

こういうひとは
めっちゃ好きです(笑)

とくにヌートリアの標本づくり時の替え歌は
逸品!
巻末に全歌詞が掲載されていますので
ぜひご覧ください。
ここで紹介したいけど、著作権があるので……って
著作権は誰にあるんだ? 尾崎豊か、川田伸一郎か?

という歌です。

こういう人を見ているとつくづく思う。
世のなかには、意表をつく人たちがいて、
異界にて、まじめに研究をしている。
世界を壊そうとしている。

その流れに、
ヒスイも乗ろう。

ピクミンは世界を救う。
だからたぶん、ヒスイも世界を救う。
別に救いたくないけど(笑)、きっと勝手に救われる。

だから今日も歩くんだ。

ギガはないけどな!
世界を救うためだからな!

そして私は、健康になる。


・・・・・・今日のヒスイ日記、
まさかこんな地点に着地するとは(笑)
我ながら

面白すぎる(笑)。

ヘッダーはUnsplashDaniil Komovが撮影した写真