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Moonlit demon ~about 芽々守ゆうざ~

【この作品を読む前に、以下の注意事項を必ずお読み下さい】

☆この作品は今現在VTuberとして活動している『芽々守ゆうざ』様を題材に、本人に許可を頂いた上で執筆及び公開させて頂いております。

☆この作品は二次創作であり、夢小説です。

☆この作品はフィクションであり、実在する事件、団体、人物との関わりは一切ありません。

☆この作品はテーマとして『自殺』や『死』を取り扱っています。苦手な方はご注意下さい。

☆以上の内容を了承した方のみ『Moonlit demon』をお楽しみ下さい!

【SpecialThanks】
☆芽々守ゆうざ
Twitter:https://twitter.com/uza_mement
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCovpShMCwHtvI4OQp2jR0wg

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  ――開かないはずの、扉が開いた。 


「寒っ」 

 冷えた風が肌に刺さる。 

 夏が過ぎ、葉の色が少しずつ枯葉色に変わる季節。 

 まだ初秋かと思っていたが、夜中はこんなにも冷えるのか。

「それにしても、どうして今日に限って」

 疑問が思わず口から零れる。 

 この病院の屋上は外出が禁止されている患者達が散歩をする為に、10時から17時までの間のみ開放されている。

 そして今現在、午前1時。

 何故そんな時間に屋上へ来たかといえば、答えは簡単だ。


 ――死にたくなったんだ。普通に。


 そんな夜に限って屋上の鍵が閉まっていないとは。 

 まるで何者かによってこの場所へ導かれているみたいだ。 

「いいな。夜の屋上は」

 昼間はそれなりに賑わう屋上だが、流石にこんな時間だと静かだ。 


 耳をすまして聞こえてくるのは、誰かの話し声ではない。


 風の音と、1人分の足音。


 そんな私の越えるべき壁はただ1つ。

「よいしょっ……と」

 飛び降り防止のために高く設計された格子状のフェンスだが、やろうと思えば案外簡単に乗り越えることが出来た。 

 何一つ良い思い出など無かったが、こういう時ばかりは運動部に入っていて良かったと思う。

「わぁ」

 思わず間抜けな声が出た。 

 病院の屋上、誰かが過ちを犯す事を防止する為にあるそのフェンス越しに見えたのは、壮大かつ幻想的な星空――。


……などではなく、ただ暗く濁った曇り空だった。


「こういう時くらい綺麗な夜空が見えたっていいじゃんか」


 誰へ向けたのか分からない愚痴が、何も無い夜空へ放たれる。

 月はおろか、星のひとつさえ見えやしない。

「最後に月、見たかったなぁ」

 月は好きだ。いや、具体的に言えば好きなのは月明かりだが。 

 暗い夜を……暗くなった心を優しく包み込んでくれる青くて淡い光。

 ……太陽ではダメなんだ。アレは眩しすぎる。

 朝日には起きることを強制され、 

 昼間は暑苦しくてうっとおしく、 

 人にそれだけの苦難を強いる上に、沈む時は帰宅を促される。

 アイツは強要してくるし、否定してくるし、干渉してくるから大嫌いだ。

 しかし月明かりは真逆だ。

 強要せず、否定せず、干渉せず。

 あの光はただただそこにあって、そっと寄り添ってくれる。 

 それが、何よりも心地いい。

「よっ……と」

 1メートル程もない縁に腰を掛ける。 

 ここは、高さ約50メートルの屋上。 

 "無駄に広い"と思っていたこの病院の駐車場も、ここから見るとひどく小さく見えた。

 少し前に倒れれば、私はここから飛び降りて無事に生涯を終えられるだろう。

 初めは寒いと思ったが、慣れてしまえば肌を刺すような風も心地よく感じる。


 ――さぁ、最後の時間だ。 


 目を閉じて、今までのことを振り返ってみよう。


 裕福でも貧相でもない、親が口うるさいだけの普通の家庭で産まれ、窮屈かつ退屈な学校生活を送り、愛想笑いで作った友達に囲まれて、いつしか裏切られて、独りになって……。 

 人生の中で唯一つ熱くなれた部活だって、持病の悪化で続けられなくなり、最後に出場出来るはずだった大会は、流行病のせいで中止。 

 『ずっと一緒だよ』とかほざいていた恋人は、こっちが入院している間に他のパートナーを見つけたらしい。

「クソったれが」


 人間は、いつか死ぬ。 


 死ぬために生きている。


 裕福であれ貧乏であれ、どんな偉業を成し遂げようと、何も成し遂げずとも、誰もが最終的に到達する所は同じなんだ。

 欠点しかないこの人生において、唯一褒められる点があるとすれば、"それ"を自分で終わらせられる事だろう。

 ――それだけが自分にとっての幸福なんだ。 

 この場所に来て、その思いはより一層強くなった。

「さっさと逝かなくちゃ」

 よし、ようやくこの人生とのお別れだ。

 ほんの少しだけ前に進む、それだけだ。

 勇気など今更必要ない。

 今、そうするべきなのだから。

 ゆっくりと立ち上がった――その時だった。


「――――さん!!!??」


 遠くから自分の名前を呼ぶ声がする。 

 あぁ……1番会いたくない人が来てしまった。


「何やってるんですか!!!!危ないですよ!!!!」


 声の主は、この病院の看護師である芽々守遊座めめもりゆうざさんだった。

 芽々守さんの声は、中性的かつ綺麗で良く通る。

 さらに彼女の顔立ちは絵に書いた美少年の様に眉目秀麗で、洋画に出てくる美少女の様に凛とし、花のように華がある。

 そして、その花びらも散ってしまいそうな勢いで芽々守さんは走って近づいてきた。

「えっと、何って言われますと」

 走ったからか、芽々守さんは珍しく汗をかいていた。

「色々面倒を見てもらった上で申し訳ないのですが、やっぱり死のうかと思いまして」 

「…………」

 "そんなことはとっくに分かっている"と言わんばかりの、困惑と焦燥が入り交じった表情で彼女はこちらの目を見つめる。

 そんな目で見ないでよ。聞いてきたのはそっちじゃあないか。

 この人は、一体なんと言うのだろうか。 

 率直な疑問が頭をよぎる。


『危ないから戻って来なさい!』かな。 

『バカなことを考えるんじゃない!』かな。 

『嫌な思い出なんて一瞬だ!生きていればもっと楽しい事あるよ!』かな。

 いずれにせよ自殺を引き留める言葉を投げ付けられると思っていた。

 四肢や胴体ではなく、顔面目掛けて飛んでくるドッヂボールの様に。 

 コースが外れ、バッター目掛けて放たれた野球ボールの様に。 

 悪意が無くとも誰かを傷つけてしまう、そんな言葉が。

 しかし、芽々守さんの返答は想像とは違うものだった。


「それは、どうしてですか?」


 こんな状況でも聞いてくれるんだ、この人は。 
 初めてカウンセリングをしてくれた時もそうだった。

「色々考えたのですが、やっぱり死んだ方がいいかなって思ったんです」

「きっと痛いですよ」

 ただ聞いて、ただ受け止めて、ただ傍に寄り添ってくれる。

「一瞬痛いだけなら、ずっと痛いよりマシです」

「…………」

 強要せず。干渉せず。否定せず。

 そんなあなたの事が、大好きだ。

「ねぇ、芽々守さん」

「何ですか」

一息ついて、最後の言葉を。


「月が……綺麗ですね」

 笑いながらそう言った……つもりだけど、多分鏡を見たら今変な顔してるんだろうなあ。 

 彼女を見つめたまま、体重をゆっくり後ろへ動かす。 


 やっと終われるんだ。

「危ない!!!!!!」

 芽々守さんはフェンスの隙間から手を伸ばした。 

 服や腕を掴まれると思い、その手を避けようとした。しかし……

「――高い?」

 高い。間違いなく手の位置が高い。 

 彼女の手の先にあるのは腕や服ではなく、目の上、まさに額の辺りを指している。


 "指している"……?


「えっ」


 伸ばした手は、今にも転落しそうなこの身体を引っ張って戻すためではない????

 考えている間もなく、芽々守さんの人差し指が眉間に突き立てられる。


「なんっ!!」


 彼女の瞳はいつの間にか、紅く淡い輝きを灯していた。これはまるで……!



「――悪魔みたいだ」


 驚く間もなく、彼女は最後にこう言い放った。


「地獄で会おうぜべいべ」


 彼女の細い指先に、赤子の頬っぺたを触る程の力で押される。

 そしてこの虚弱な身体は、たったそれだけの力がかかっただけで宙に放られた。

 高さ約50メートルからの片道旅行は思いがけぬ形でスタートした。

 落ちながら空を切る感覚はさながらジェットコースターの様だ。


 ……自殺するつもりだったのに。

 まさかあなたが"殺してくれる"なんて。

 本当に、どこまで行ってもしょうもない人生だと思っていたけど。


「こんな最後なら、満足だ」


 好きな人に殺されるなんて、これ以上に無い幕引きじゃあないか。

 そう思って目を閉じた。

 あと数秒で、この人生は終わる。

 私はこの世界から離れたところで、きっと自分の居場所を見つけるんだ。


 ていうか、最後の芽々守さんの台詞。 

 あれどこかで聞いた事あるような……映画だったっけ。 

 うわやっべ。凄い気になってきた。


 地面に着く前に思い出せるかな。 

 えーっと、なんだっけ。 

 ええ、こんな最後モヤモヤした感じで死ぬのか。

 うーーっわ、思い出したかったなあぁ。

 何かの間違いで芽々守さん叫んでくれないかな、映画名。

 くっそ気になるな。うわちょっと飛び降りたこと後悔してる。


「……あれ、長くね??」


 この病院の屋上そんな高かったっけ??

 そろそろ目を開けようかな……でも地面スレスレだったら嫌だな……。

「ターミネーターだよ」

「あぁ!!!!そうだ!! それだ!!!!!!」


 …………ん?


「あれ……えぇ!!????えぇ!!!!!!!!??????」

 ここは空中のはず!!なぜ芽々守さんの声が!!!??

 思わず目を開けると、そこにはなんと本当に芽々守さんがそこに居た。

「具体的には、ターミネーター"2"だけどね」

「芽々守さん危ないですよ!!!!なんでこんな所に!!!!」

「もう空中じゃないよ。よく周りを見て」

「えっ??」

 言われた通りに周りを見渡してみる。

 そこにあったのは、間違いなくさっきまで屋上から見下ろしていた景色。

 木や、病院の壁や、車……。

「っええええええ!!!???地に足ついてる!!!????」

 したのか!!????着地を!!!????

 しかも、どこも痛くない!!!!

 無傷!!!!!!!!なぜ!!!!!!!

「もしかして、芽々守さんが助けてくれたんですか?」

 手すりに寄りかかり腕組みをしている芽々守さんは、深い溜め息をついた。

「はぁぁぁーあ」

「芽々守さんって、ターミネーターだったんですね。目も赤かったし」

「ちゃうわ」

 即否定されてしまった。助けられたのかと思ったのに。 

 じゃあ何故……? 

「……ハッ!!!! 自分の身体がターミネーターだったんだ!!!!」

「んなわけあるか」

 またもや、即否定されてしまった。
  
「はぁーあ、つまんない」

 そして再度、今度は愚痴と一緒に溜め息をつく芽々守さん。

「あーつまんないつまんないつまんないつまんないつまんない!!本気で死ぬ事が正しいと思ってたなんて!!!!馬鹿馬鹿しっ!!しかも今!!月見えないし!!!!」

 駄々を捏ねて悪態をつく彼女は、家で遊びたいのに無理やり親の用事に付き合わされて外に出た子供のようだった。

「えーっと……ごめんなさい?」

「ホントだよ!!」

 ホントなのかぁ。

「せっかく"いいモノ"が見れると思ったのになぁ……はぁ……」


 3度目の溜め息をついた芽々守さんは手すりを離れ、こちらに近づいてきた。


「ねぇ君、いいかい?仕方ないから大事な事を教えてあげるよ」


「大事な事……ですか」


「『人生とは素晴らしい物なんだよ!』」


 芽々守さんはわざとらしく、どこぞの演説家のようなことを言い始めた。


「『愛とか友情とかそんな人間関係が織り成すドラマを乗り越え、人間は色んな感情と共に成長していく』」


 何の話だ?


「『いろんな人と関わり、恋人を作り、家族を作り、幸せな家庭を築く。そして年老いたら家族や孫たちに囲まれ安らかに眠る!』」


「…………」


「『努力はきっと実を結ぶんだ!だからみんなせっせこせっせこ毎日毎日頑張って――』」


「いや、もういいです」


 聞きたくない聞きたくない。なんて下らない。そんなもの、出来の悪い御伽噺だ。

 彼女に背を向け歩き出す。

 何処か、別の場所へ行ってしまおう。


「そうだよ。分かっているんだろう??」 


「うわっ!!!!ビックリした!!!!!!」


 後ろにいたはずの芽々守さんが、唐突に真正面に現れた。 

 本当に、何者なんだこの人は……。


「"下らない"んだよ人生は、君もそう思っているだろう。そしてそれは何故か?」


 心を……読まれた!? 

 彼女は期待するような眼差しでこちらを見つめている。


「結局……最後には……死んじゃうから」


「そうだよね。誰がいつどう足掻いてどう頑張っても、みんなゴールは同じく"死"。だから人生は下らない。そして君の考えは……」


「えっ……!!??」


 たった1回瞬きをした――そのほんの一瞬の隙に、目の前に居たはずの芽々守さんが消えた。


「全くもって、逆なんだよ」


 辺りを見渡しても彼女の姿は無いのに、どこからか声だけが聞こえてくる。


「『皆同じく結局死ぬなら、さっさと死んでしまうことを選ぶ。それこそが幸福だと、唯一の幸せであると。"死"という行いにこそ、生きる意味があるのだと』」


 まただ。

 この人には何もかも見透かされているのだろうか。


「そうじゃないんだよ。死ぬ迄の過程に意味が無いから下らないんじゃない。"死"という行いが全く無意味だから人生は下らないんだよ」


「……なんだって」


 いやだ……そんなの……信じたくない。

 まるで救いがないじゃないか。


 ――突如、自分の背中を何かが押した。

「何!!?」

 思わず後ろを振り向く。 

 芽々守さんかと思ったが、そこには誰の姿も無かった。 

「その通り。救いなんて無いのが人生さ」


 また、どこからか彼女の声が聞こえてくる。


「そして君は何を間違えたのか
『死ぬ事が幸福』だとか、
『死んだ方がいい』とか思っている。挙句の果て私に突き落とされた時には
『素晴らしい幕引きだ』なんて思ったんだろう?だからこそ、あんな満足そうなカオで落ちて行ったんだよねぇ?」


 うるさいうるさいうるさいうるさい。

 もう……我慢の限界だ。


「それの……それの何が悪いんですか!!!!!!
知ったような口聞いて、あなたは何様なんですか!!?? あなたが何を知っ――」

 言い終わらない内に、腹部に何かが巻きついたような衝撃が走る。

「な、なに!?黒い縄……!?いや……」

 身体に巻きついた縄のような何かは、よく見ると黒いだけではなく、尖った先端にかけて青いグラデーションがかかっている。

「これは……尻尾!?」

 刹那、その尻尾は物凄い力で自分の身体を上へ持ち上げようとしだした。


「上!?……あぁ!?」


 地上から見て5m程の上空。


 思わず見上げたその先にはなんと、あたかもそこに1人用ソファがあるみたいに、宙に浮きながら空気に腰をかけている芽々守さんが居た。


 紅い輝きを目に灯し、不敵な笑みを浮かべ、こちらを文字通り見下している彼女に見とれている内に自分の足が地面から離れた。


「うわぁぁあ!!!!」


 その尻尾によって、一気に身体が上空にいる芽々守さんの目の前まで引き寄せられる。


 そして、喋れば息がかかる程の距離まで顔を近づけて芽々守さんは言った。


「『何を知ってるんですか』って??勿論知ってるさ」


 気づいた時には、自分の身体が何も言うことをきかなくなっていた。 


「あ……あぁ……」


 まともに言葉も出せなくなっている様だ。


「君は、私のことが好きなんだろう?」


 そして、今度は耳元に口を近づけた彼女は言葉を続ける。


「だったら、下らない人生だとしてもしっかり『幸せ』になって?そして……」


 一旦顔を離され、再び向かい合う。 


 紅く染まった瞳と目が合う。 


「――"今度"はちゃあんと、絶望に歪ませたカオを見せてよ」


 にっこり笑った彼女の口からは、ギザギザした歯が見えた。


 そして、ゆっくり。 

 ゆっくり。 

 少しずつ。彼女の顔が近づいてくる。


 鼓動が高鳴る。 

 声は出ない。 

 身体も、表情さえ動かない。


 彼女は首を少し傾けて、さらに近づける。


 3センチ……2センチ……1センチ……。


 そして、遂に―――――――――――。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



「――――――がはっ!!!!!!」

 飛び起きてから辺りを見渡す。 

 気がつくとそこは、見慣れた自分の病室だった。

「はぁ……!はぁ……!はぁぁ…………!」

 まるで深い水の中で、死ぬ寸前まで溺れていたみたいだ。 

「はぁ……はぁ……」 

 鼓動が早い。 

 今にも破裂しそうなほど心臓がバクバクしている。


「……ふぅ」


 暫く深呼吸をし、ようやく落ち着きを取り戻した。 

 時計を見ると、針は2時を示していた。

「夢……だったのか……?」

 自分の身体に変化は何も無い。

 だけど、間違いなく何かが変わっている様な気がした。


「一体あの人は何なんだったんだ……この気持ちは、何なんだろう」


 考えてみても、どうにもならないか。 


 そう思い、何気なくカーテンを開けると――。


「わぁ」


 青白く淡い月明かりが、夜の世界を包み込んでいた。




~タイトル『Moonlit demon』 END~

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【後書き】

人様のみんな未来からこんにちは!翡翠エイトだ!

『Moonlit demon』はお楽しみいただけたでしょうか!!

ここでは、この作品を書いてみての感想を置いておきます。

感想を置く?そんな言葉あったっけ。日本語って難しいですね。

まず書いてみて思ったのは、

めちゃくちゃ難しい!!!!!!!!

げぇ出そうになるくらい難しかったです。ホントに。

さて、小説はあらゆる表現を文字で行います。

挿絵は付けることは出来ても、それはあくまでメインではなく文章の補足です。

私の創作では、盛り上がる部分にキャラクターの考え方や哲学を語るシーンをよく入れるのですが、今回は自分の創作キャラクターではなく、別の誰かです。

自分や自分の創作キャラではなく、別の誰かがどう思い、何を考え、どの様に語るかを、想像して書くというのは本当に難しかったです。

『芽々守ゆうざ』はこれで合っているのか? 
『芽々守ゆうざ』は本当にこう語るのか?
『芽々守ゆうざ』は本当にこう行動するのか?

想像するのは楽しかったのですが、いざ書いてみると本当に不安だらけでした。

しかし完成した本文を本人に見ていだだいた所、大変喜んでもらえたようでホッとしました。

とはいえ、あくまで喜んで貰えただけで(悪魔だけに)それが本当に"芽々守ゆうざ"の解釈として合っているという訳ではありません。この作品は二次創作です。

二次創作なんだからもうちょっと気楽に書けや!
と言われそうですが、そうだとしても出来る限り本家に近づけたいというこだわりがあったんだから仕方ないですね(自業自得)


そんなこんなで、後書きもここで締めくくりたいと思います!

改めて、『Moonlit demon』をお読みいただいた皆様、そして許諾してくれた芽々守ゆうざさん、本当に本当にありがとうございました!!

もし宜しければ、私のチャンネルやTwitterもチェックしてくださいね!

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