時間を守らない友人
高校時代の話
今考えると友人と言えるかわからない人なのですが
その頃、女子5人グループで行動していました
学校でも、どこかに出掛ける時でも5人一緒でした。
その中の1人、Yちゃんが何時も遅刻をしてくる人でした。
とても可愛い人で、クラスの男の子が全員好きになると言う子でした。
そのせいか、若干、自分中心に回っている子で、私も周りもイライラしながらも、しょうがないなとスルーしているような状態でした。
皆で買い物に行く時などは
その子の家の近くに集合して出発することにしていました。
とは言え、自分の家から直に街に行った方が近いも子もいるのに、その子の為にその場所に集まっていたわけです。
どれくらい遅刻するかと言うと
必ず20分遅れます、酷いときは30分
その子の家から集合場所までの道のりの半分は緩い下り坂になっていて、自転車なら5分もかかりません。しかもストレートの道です。
それなのに何故か20分遅れるのです。
1年以上それが繰り返されたある日
どうせ遅れるのだから、自分達より20分早く集合時間を教えた方がいいんじゃない? って事になりました。
そしてそれを実行したある日。
Y子以外は20分遅れで集合場所に行きました
ですが、何故かその日に限ってY子がいるのです?
「エ? 何分に来たの?」と聞くと「集合時間ぴったりに来た」というのです。
なぜその日に限って……
何時も通りY子が20分遅れて来たら何の事は無く過ごせていたのですが。
全員20分遅れて来た訳ですから話さない訳にはいかなくなってしまいました。
何時もY子が20分遅れてくるから、20分早めの集合時間を教えたと伝えました。
そして誰かが、「なぜ、こんなに家が近いのに毎回遅れるの?」
と聞きました。すると。
集合時間になってから支度をするのだそうです
なんで? 時間を遡って考えられないの? と聞くと
なんでか出来ないんだよね~ と言ってヘラヘラ笑っていました。
今になって思うと、発達障害だったのかもしれないと思いました。
ただこれはかなり前の話。
まだその時代、障害云々の話は表でハッキリとは語られる事はなく、今の様に細分化もされてはいませんでしたので、その子に至っては。
”モテるから調子に乗っている我が儘な子”
という区分だったと思います
後に ”我が儘云々” という話をハッキリと本人に言って大げんかになっている人がいたので、その話を聞いた時は。
そう思っていたのは私だけではなかったのだなと、やっぱりそうだよな〜 と少しニヤリとしました。
その後のY子はと言うと。
20分の遅れが10分程度に縮みました。
相変わらず遅れて登場すると言う事が続きましたが
『まぁしょうがないかー』 という、皆の優しさとスルースキルで友人関係が続いて行きました。
Y子とはいい大人になるまで付き合いは程ほどに続いたのですが
どれだけ大人になっても遅刻癖は治らない+αな、友達を友達とも思わないYちゃんの迷惑面白エピソードがまだまだ沢山ありますので
思い出したら又書こうと思います。