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おばちゃんの藁人形

これは、私のおばちゃんが子供の頃に体験した話です。

うちのおばちゃんの実家は神社のほぼ裏手にあります。
裏手と言っても、そこは住宅地なので他の家やら商店やら色々あったのですが。

おばちゃんの子供の頃はと言うと、その神社に行って遊ぶのが主だったそうです。

ある日いつもの様に神社へ遊びに行きました。
勝手知ったる行きつけの神社です、裏の鎮守の森の方にも入って行きます。
すると、何時もは見かけないモノがありました、
木に打ち付けてある藁の人形です。

その頃のおばちゃん、小学校低学年くらいの年だったといっていました。
藁人形と言うモノも知りませんから。
「面白いモノ見つけた!!」

と家に持って帰ったそうです。
意気揚々と母親に見せたところ
「何てモノ持ってきたの!!返してきなさい!!!」

と烈火のごとく怒られたそうです。

おばちゃんは笑いながら(私も笑っていましたが)
「だって子供だから藁人形なんてわかんないんだもん😆持って帰るよね」

って豪快に笑っていました。

その夜、窓から外を見ていると、鎮守の森から大きなオレンジ色の火の玉が飛び出て、自分の頭の上を飛んで行くのが見えたそうです。

藁人形とその火の玉が関係があるのかはわかりませんが
不思議な体験ですよね。