【DE-S!GN】市川 雛菜 感想
・まえがき
とうとう鉱脈がつきました。
名前的に前回の【S!GNATURE】と関係ありそう。
雛菜さんがあったかそうでなによりです。
おしゃれもいいけどあったかくしてね……。
『NAM!NG』
補講に挑み甘いものを欲する雛菜さん。
プロデューサーにおやつを分けようとして断られたことを思い出す。
そっか、余ったのか……。雛菜さんあくまで本人が納得してれば分け与えるし独り占めすることも普通にあるんですよね。そのときの気分に左右されるからどっちもあり得るだけで。
雛菜さんが冷蔵庫に入れてたおやつを食べちゃったプロデューサー。
なんか今回のシャニPテンション低いね。お前雛菜さん相手だとちょっと引き気味になるときあるよな。回想でも語尾伸ばしてどうでもよさそうに返事してたし雛菜さんが食べてたのなんなのか確認してないし。
食べちゃったことを許す雛菜さん。その流れで今度おいしいもの奢らせようとするのが上手。名前を書くのは他人に触れさせない上でめちゃくちゃ重要だと思う。
→だけど美味かったな
だからそのとき食べた方がよかったのに。
それに対し「ごめん」と言うシャニP。
食べたことに対するものか、話を聞いてなかったことに対するものか。
うわ〜〜〜! 雛菜さんシャニPが自分の話聞いてなくっても怒らないんだ! なんか嬉しい。だめだけど。話ちゃんと聞いといてほしいけど。
どっちもいいよって言えちゃうの雛菜さん度量が広い。度量が広いというか他人なんだから何言っても仕方がないっていう諦観が来てたりはしないのかな。自分にとって大事でもさ、他人はそれを知らずに、知ってても踏みにじれるじゃないですか。だから相手に改善を期待することもいちいち傷つくこともしない、みたいな。
多分上記の理由だったとしてもネガティブじゃなくてポジティブな理由としてそう思ってるのかなと思います。そこにリソースを割かない的な。
→本当にごめんな
いいよって言ったからもっと味わえと雛菜さん。
マジで懐が深い。私ならもっとネチネチした言い方になる。本心からそう思ってないとそうならないとは思うんですけど雛菜さんある程度自分の言動で他人のリアクションをコントロールしてるところがあるからな……。
まあ私に雛菜さんは理解しきれないけど理解しようとする試みは続けたい。
→ごちそうさま
ごちそうさまとありがとうを言うプロデューサー。テンション低いけどちゃんと言うべきことは言う。
そのとき食べた方がおいしいから今度は絶対一緒に食べようと雛菜さん。
雛菜さんは瞬間とその終わりを見る人なわけですけど、よいものをよいタイミングでっていうのはあるなって。なによりそれをシェアしようとするのがいい。
自分のしあわせは自分のもので他人に理解されたり遮られるものでもないと思っている雛菜さんがあくまで自分のしあわせ基準に則ってそれを共有するのはシャニPくらいなんですよね見てる範囲では。信頼。
『model(idol)』
モデルとアイドルの違いって写真メインか歌って踊るかですかね? モデルはあくまで既存の(というより今後発売していく)商品の被写体になるイメージ。アイドルは一点ものじゃない?
受験を機に専属モデルの卒業を耳にした雛菜さん。
雛菜さんやっぱり“終わり”をチラつかせてくるんです。雛菜さんシナリオ担当の人が雛菜さんに持ってるテーマのひとつ。繰り返し繰り返し終わったらどうする、終わるまでどうするを問いかけてくる。
それに対して雛菜さんはずっと考えてるかと言うシャニP。
→活動について
やりたいことが変わったら都度教えてくれたら嬉しい。
そしたら毎日連絡することになると雛菜さん。
やりたいことがあるのは幸福だしそれを実現できるのはもっと幸福だ。雛菜さんはそれを選び損なうことなく享受できるんですね。
やりたいけどできない。理由があってできないならまだしもなんとなく面倒くさくて身体が動かないなんてことが多々あるんですがやらない理由なんていくらでも作れちゃうからやりたいことをできるようにしたいです。
→進学について
…………言うほど進学については言及なかったと思うよ!? なに? 私が知らないとこで進学についても話してるの?? 高1で??? めちゃめちゃしっかりしていらっしゃる……。いや将来的にデザイナーやメイクについて勉強するのはありかもとは言ってるんですけど。
明日変わってもいいと、大筋は上記と一緒。
終わりを見るなら過程も選び取ることになるのかなとちょっと思ったり。どうなりたいかを考えた上での過程として進学についても考えるものかな。
→将来について
「もし俺にできることがなければ
一緒に見つけていきたいし、そうしないといけない」
イッケメ〜〜ン! 進路に悩む多感な時期の子に大真面目にこれ言うツラのいい男は犯罪ですよ。
まあこちらも真面目に言わせてもらえばお前他人の人生全部に責任持つ気かよ相手のこと馬鹿にしてんのかになるんですけど。
あれかな、樋口が人生狂わされた的なこと言ってたから(そうでなくても)重く見てるのかな。極端な言い方すれば塾の先生とかバ先の上司くらいのもんなんだぜお前。顔と名前を全国に出してネットにも残るという意味で影響力段違いだしそりゃまあ人生に責任持たなきゃいけないけどさ、25人分は背負えないよ。背負うべきじゃあないんだよ。相手は自立歩行できる人間なんだからさ。
「雛菜の将来がプロデューサーの将来も変えちゃいそうだね」
無自覚にくっそ重たい発言したシャニPに対してその重さに気付く発言を即座にできる雛菜さんは流石ですよ。流石ってなんか俺は分かってますよ感出て好きじゃないんですけど。
『student(idol)』
なるほどこのかっこって学生だけど中身はアイドル的なことなのか。さっきのはモデルの仕事だったけど本業アイドル。名前っていうかラベリング? あらゆる属性をひっくるめてアイドル市川雛菜であるというような。
小テストに名前が書いてなかったと注意される雛菜さん。いい点を取るに越したことはないと移動中の車内でも勉強を始める。
→普通だ
雛菜が決めてやってることだから褒めてもらうようなことでもないかと結ぶ雛菜さん。
これ初見で選ぶプロデューサーは雛菜さんのことを何も分かってない。少なくとも雛菜さんに寄り添う択ではない。
でもな〜。ご機嫌取りとか相手に好かれたいから肯定的なことを言うだけで現実だと普通のことだよって言っちゃいそうな気がする。
雛菜さんが偉いでしょっていう自己評価に対してシャニPの普通だっていう他者評価が勝るのちょっとびっくりした。
びっくりしたというか、今明確にこの子の自己肯定感をひとつへし折ったのを目の当たりにしてしまった。
雛菜さんはその言動から強い人っていう印象になりがち、というか私もブレない人だと思っているんですが、信頼している人からの評価だと、例え戯れの一環でもこうもあっさりと自己肯定が折れてしまうんだと。
この選択肢選んだ先の雛菜さんはずっと勉強を頑張るのは普通のことだと思って生きていくわけだから。あれだけ褒めてって言ったりご褒美を要求してくる子が。
自己肯定は折れたら二度と元には戻らないから。
→偉いぞ!
雛菜さんは偉いしすごいぞ!
雛菜さんがすごいとプロデューサーも嬉しいのでもっとすごくならないととのこと。
雛菜さん意外なんですけどお気にの人が嬉しいと自分も嬉しいというタイプなんですよね。でも多分それだけのために頑張れたりはしなくって、あくまで自分のための勉強であってその成果があるとシャニPも嬉しいから頑張ろうっていう副次的というかおまけとしての理由づけのように見えてます。
個人的には健全でいいと思います。100%というか50%以上他人のためになったらその先狂うしかないので。自分を扱えるのは自分でしかないからさ。
→もっとやれるよ
雛菜なら。仕事も勉強も。
もっと頑張らないと褒めてくれないんだって言う雛菜さん。
これそのときの流れとして二割くらい冗談が混じってて明日には気分が変わってる可能性は十分あるんですけど、それでもやっぱり自己肯定感折れてますね。
え、シャニマスって選択肢の2/3で自己肯定感をプレイヤーの手で折らせるゲームだったんですか? いやまあいいんですけど。
何気ない言葉が相手の心のどこかにずっと刺さって抜けなくなることはありますよ。それを自覚できるかは別として。
他者に認められることが動機として不純かというのは上でも触れた通りそれだけじゃないなら別にいいと思うんですよね。折角やったんだからさ、褒められたいじゃん。
現状の頑張りが認められずもっともっとっていうのは甲斐がない。やる気を削いでしまう。
『VALUE!』
価値? そういえばここまで海に来る流れは全くなかった。なんか明るそうなのでしあわせなTrueに向かってくれ……。
帽子にも海にも名前を書く、サインもする。雛菜のものにする。
雛菜さんのことを理解してるとアピールしてきたシャニP(本当にそうか?)
サインの価値が上がって海が雛菜のものになったらプロデューサーを連れてきてあげると言う雛菜さん。
うっ……! 雛菜さん……。好きだ…………。
こういう意味の分からない理屈を振りかざしてくれ……。そういうところで浅倉と気が合うんだろうなって思います。【poool】でもつ示されてるけど。
雛菜さんが欲しいものって理解者なのかなって。共感というより理解? 理解した上での寄り添い?
こういう風に書くといたって普遍的ではありますが、雛菜さんくらい価値観がしっかりしてかつ通念からやや外れているとそれが難しい。そうだよねぇ、誰だって理解して支えてくれる相手が欲しいよねぇ。
このコミュの中で短いスパンで「ね、プロデューサー」って2回も言うのちょっと手癖だなって思っちゃった。雛菜さんが今から大事なことを言いますよの合図。W.I.N.Gとかでも言うしね。
『NAM/ED』
名付けられた、エンディング。
小テストに名前を書きおやつも分けっこした雛菜さん。
何気にプロデューサーと分け合うの朝コミュから進歩してるんですよね。まあ甜花ちゃんと同レベルか? と言われたら絶対違うんですけど。相手が別に独り占めしても怒らないの分かった上でいいものはシェアしたいっていう願望の方を優先させてるので。
そしてプロデューサーに雛菜さんの特別豪華なサインを書く。
プロデューサーが雛菜さんのプロデューサーである限りはずっとサインを書いて雛菜さんのものだと示す。
これは本当にただの憶測なんですけど多分ノクチル以外の子が真似して(牽制して)名前を書いたとしても雛菜さんは怒らないと思うんですよ。妬いたりもちょっとはするかもしれないけどそこまでじゃない。ただ名前を書いてこれは自分のものですと雛菜さんとプロデューサーの間で交わされることに意味があるというか。まるで契約書に書くような、そういう意味でのサインなのかなって。
雛菜さんは自分を確立しているので雛菜さんの外にその領域を延ばしていく方向なのかなーというのが実感。それはそれとして子供みたいなここでしか意味のないルールを作ったりもするのがいいなって思います。
関係ないけどまた「ね、プロデューサー」って言ったなぁ。
・あとがき
雛菜さんの自己肯定感は信頼している人による否定で壊れうるというのがすごくヒヤリとしました。それが一番大きいかな。
あとは終わりを見据える点と次に進んでいこうという点ではある意味いつも通り。
Pラブ云々がちょっと盛り上がりそうかなというのが他人事としての感想。あれは信頼の延長とあくまで2人の間で交わされたから意味のあるサインだと思いたいです。