『天檻』 感想
・まえがき
さて、死ぬか
ってマジで思いながらシャニマス起動しました。
OP 『やつらのゲーム』
パーティ会場にいるノクチル。
雛菜さんの『お姉さん誰ですか〜?』だけはっきり聞き取れた。雛菜さん聞きやすいしブレないね……。
パーティっていうか社交会って書いてルビ振るのが正しそう。多かれ少なかれ人の集まりはそうだけど。ノクチル相性最悪じゃん。
案の定適当にいなして集まるノクチル。すごい雛菜。雛菜さんはカテゴライズされないな。
雛菜さんマジでカマトトだな……。お腹空いてる=お前のダーツに興味はない。やんわり相手の要求を逸らす現代社会にあると助かるスキル。樋口は微妙に自分を守れてない立ち回り水着のときから一貫してるね。来るって言ったじゃんって言われるよ。
水に落ちるノクチル。最高。マジで他人に興味ねえなこいつら。成功者の自分語りパーティ客にすらうざがられてるもんな。
パーティ客13分かってるよりというか何あいつら…… を何あいつらw に変えてくれるファインプレーですよ。
青い。水の天井。音を遮る境界線。
クジラのお腹の中で自由。檻の中の自由?
あの子達のゲーム。遊び場。閉鎖空間?
浅倉反省文天塵でもメイドでも書いてたな……。
大人の世界で遊ぶ世間知らずで閉じた子供達っていう構図かな。究極的には「……まあ子供だから」で許されるやつ。浅倉は特に『浅倉だから』で許されてきてそう。樋口はそれに甘えて乗って逃げるし、雛菜さんは浅倉じゃないからいなすやり方を身につけてるし、小糸ちゃんは真に受けちゃうからね。でも小糸ちゃんもちゃんと飛び込むからそっち側なわけで。子供だからまかり通ることもあるし、ノクチルは天塵からそういうテーマを持ってたのかも。大人の都合に振り回させたくないっていうシャニPの態度はずっとそうだからね。
第1話 『鎖状時間』
お前らきっちりタッパーで持って帰ってんのかい!!
あの空気の上できっちり料理持って帰るのしたたか過ぎませんか浅倉さん。
スカウトで透がスカウトされたときを思い出す小糸ちゃん。心なし小糸ちゃんと喋るとき声色優しいね浅倉。プロになるのかなと呟く。スカウトを受けるか受けないか。環境の変化を自ら選ぶかどうか?
戦略性があるかという言葉を思い出す円香。ワインつながりの酵素液。長時間の発酵で良い味を出す? そのための戦略性? つまり先を見据えて行動が取れるか。
ノクチルの勝ち。ウケを取った方が勝ちって話か社交界。いや多分単純に楽しんだもん勝ちとかそういうニュアンスだと思うけど。
雛菜さん本当にいいな。雛菜さん自体は関係ないけど保健室に即行動。まあ雛菜さんがサボりたかっただけかもしれん。浅倉はなんか屋上でサボってそうな気がするけど。お前小糸ちゃんと移動してたんじゃなかったのか。
「これがDNAだってことはなんで分かるの」
お前今回ルールそのものに意見する側か樋口。過去にDNAを発見する別の方法を見つけて、それと同じものが見られたからじゃないですかね。他人がこれDNAって決めたからDNAなんじゃない。
第2話 『ずっと仲良しノクチルとか笑』
タイトルでぶっ込んできたな……。一緒にいなくなれば多分そうじゃなくなるとは思う。仲良しでい続けるには関係性を保ち続ける努力が必要なので。
浅倉パンよりおにぎり派なんだ。
「手土産もなしにお願い事なんてできないでしょ?」
あー、大人のパワーバランスとかそういう話か今回? 実際のところ手土産ひとつで何が変わるとも思わないけど形式上必要な、形だけのもので、大人の都合。
「彼女が引き寄せてるんだから」
“彼女達”じゃないんですね。自論語ってた客も浅倉にしか喋ってなかったもんね。美術品が自我を持ったら、みたいな話。気に入りたいのか気に入られたいのか。多分そんなピュアよりな話じゃなくて、単純に自分のものにしたい下卑た欲望だと思う。蘊蓄語りたいだけならノクチルみんなに話すもんな。お眼鏡に適った浅倉を自分のものにしたかったんだ。哲学者だったか、ガセらしいけど『花があるとして、その花が好きなら摘んで花瓶に生ける。その花を愛しているならそのままにしておく』みたいな。
クリームパンが被ってたのは何なのか。同じ釜の飯、樋口と雛菜が似ているという点? ノクチルをもし終わらせるなら樋口か雛菜さんだとは【雨情】のときに言ったような気がする。
「雛菜ちゃん、いるかな……!」
浅倉と樋口の仕事は把握してるけど雛菜さんは把握してないんだ。いや雛菜さんの場合お昼過ぎに来たりすることが初期コミュであった気がする。
シャニP浅倉の件って言って断る感じ、シャニPが意図的に波を止めてるところあるよね。悪い意図じゃなく青春とかアイドル自身を考えてなのは分かる。ノクチルについては顕著。
雨なのに屋上行くのはそこしか居場所がないからか小糸ちゃん。遠慮する気持ちは分かるなぁ。小糸ちゃん特に自己評価低いし実際描写的にも仕事入ってる感じではないし。
ただ気になるのは教室で寝てるっぽい雛菜さんはすれ違ったのか。探せなかったのか、探さなかったのか。
別に幼馴染だからってそんないいもんでもないよってのが樋口とメイクスタッフさんの会話につながるんだろうなって。浅倉だけそのいいもんじゃないの中に入ってないっぽいけど。
小糸ちゃんはそこしか場所がないし雛菜さんは好きなものしか目に入ってないし樋口は大きな仕事でも緊張しなさそうって言われて“浅倉の件”がちらつく≒浅倉なら緊張しないから私も緊張しない、してはならない【UNTITLED】的価値観かな。
第3話 『いまはいつなのかっていう』
パーティ客やスタッフの言う流れの話かな。
雛菜さんお昼のニュースに生放送で出てるの……!? ゲストだけど。
クラスメイトに敬語小糸ちゃん。なんかこう、教室で小さくなってる後ろ姿が見えてしまうな。
休みに何する雛菜さん、家。これ休日何してるのって聞かれて言いたくなくてなんもしてないですって言うやつだ……!
え、ノクチル大学附属行動なんですか……?
ゴールデンとオープンキャンパス。これ“ノクチル”か“福丸小糸”かっていう話? 日程被ってる風にしか見えないんだけど。
ノクチルだけど自分はプロじゃなくて浅倉はプロな小糸ちゃんの認識言うまでもなくいびつだよ……。いやまあ分かるけど。自分が大したことしてないからだけど。自分のことが認められなければライブこなそうがクイズ番組出ようがそれは大したことにはならない。だから自分は何もしてない、プロじゃない。
終わらせる2人が終わりの話してる……! 留学するのトールくんか? まさかな。彼モデルだっけ俳優だっけ。
第4話 『熱帯夜』
こいつら仕事振られたとき本当に煮え切らない返事しかしないな。『海に出るつもりじゃなかったし』でもそうだったけど。
雛菜さん・浅倉・樋口しか映さないのはそういうことか。そういうことですね。
浅倉と樋口の鼻歌。そういえば歌うまなの樋口だっけ。生命力に溢れてる。ファン的にはそうだけどコネクション作る側はあくまで浅倉で浅倉に歌って欲しいんだよな。ファンの耳が上等だとも思わないけど。本質とかぬかす奴が嫌いなので。
幼い小糸ちゃんの声。幼馴染に置いてかれたくなくてアイドル始めたんだもんね。今回は小糸ちゃんの自立にかかってる? 幼馴染はどこまで幼馴染か、みたいなのはちょくちょく出てるけど。
あー、あくまで大学側が勘違いして高校にオファー回しただけか。エスカレーターかと思っちゃった。いや否定しきれる要素ないんだけどなんとなーくシャニPの反応見るにそうっぽい。
樋口小糸ちゃんには優しいね。たまにキショいけど。
ゴールデンの方が大事。
誰にとってだ。ノクチルにとってか、小糸ちゃんにとってか、世間的評価にとってか。頭いいキャラになるとわがままになりきれない子になりがちだよね。雛菜さんも頭いいんだろうけど頭いいキャラではないから優先順位を自分で決められるわけで。だからあの子カマトトなんだけど。
樋口さんが写真撮るのと小糸ちゃんを交互に挟むの、つまり自分を動かしてるのは誰かってことかな。自分の主を雛菜さんはまあ言うまでもなく雛菜さんにしていて、ツイスタにあげない≒ウケ狙いじゃなく綺麗で撮りたいから撮ったわけで、小糸ちゃんは自分の主に自分を置けてない…… というよりはシャニPの言ったとおり同じくらい大事に思ってるから決められないのかな。さっきの世間的価値も含めて。
海に行くって言ってた浅倉、目指す方向が一緒なら道が違っててもいつか同じ場所で会えるって意味かな。だから小糸ちゃんがオープンキャンパスを受けると。浅倉が営業成功させて違うゴールデン取ってきました、的な。今んとこ見えてるのはまあそんな感じ。
第5話 『枝状未来』
とか言ってたらタイトルめっちゃそれっぽい。
今思ったけど小糸ちゃん主人公になりがちだな。「わたしの主人公はわたしだから」?
「透先輩は行っちゃうよ」
雛菜さん〜〜〜〜! 自分が抱えてる不安を肯定してくれるのありがたいよね。そんなことないとかそんな言葉が聞きたいんじゃないのさ。
「だから好き〜!」
だから好きなんだ! 自分のことなんて見向きもしないで前に進んで連れてってくれるからですか? 雛菜さん……。雛菜さん……。
「その、やっぱり地上波だと──」
小糸ちゃんのフォローに回ろうとしてるシャニP本当イケメン。
あの今話題に乗ってる“浅倉 透”が呼べたら自分の力の誇示になるからですよ。ルックスも本物だしね。わぁ、ごまかした。
「お肉もお魚も、今日にしちゃおっか!」
この子にしてこの親ですよ。どっちが先かは分からんけど。
あ、パーティ浅倉だけじゃないんだ。読み違えかな。浅倉の件って言ってたのパーティじゃなかったの? たしかに樋口が歌知ってる辻褄は合うんだけど。
「ううん。……うん」
これ、聞きたかった。浅倉二次創作、独特の倒置ばっか注目されてるんですけどあの子直感で肯定して否定するし否定して肯定もするんですよ。正直シリアスシーンでこれ使うかどうかで浅倉の理解度計るまである。
ラブラブラビッツ! 今回衣装めっちゃ活用してる。なるほど歌うの浅倉だけでパーティはノクチル全員参加か。
ピザ? オーナーもお前感覚人間か? それとも緊張してるであろう奴をからかって遊ぶ趣味でもあんのか?
第6話 『くじらを捕まえろ』
食っても食っても食い切れない鴨のこと鯨って呼ぶことがあるみたいですよ。一般的な用語かは知らない。
Ceaser 分かんなくて調べたわ。シーザー? ああ、シーザーサラダ。
「ふぅ〜!」
雛菜さん楽しそうでよかった。ダンスだけでフロアを沸かせる雛菜さん。初期設定でダンスは得意だもんね。
「未成年だし」
オーナーマジで浅倉に興味なくて“浅倉 透”に声かけたんだな。ああ、飽いちゃった、倦んだ人か。退屈は人を殺すからな。
「してるんだ、息」
でBGM止めてくるの殺人的だな。読み手の脳内に干潟を呼び出してる。
「67円」
使い方が上手すぎる。たったこれだけで今からやろうとしてることが想像つく。
小糸ちゃん楽しく踊ってるから踊ってるとき雛菜さんのことしか見えてなかったのかな……。ノクチルの価値を再確認する?
樋口が実力で全部ねじ伏せていくの最高だな。一人で立てば幼馴染じゃない。呼ばれてもないステージで歌えばアイドルですらない。知らねえけど、あの歌は聴かせてって。メイクスタッフの浅倉なら緊張しないのアンサーにもなる。私だって緊張しませんが?
思えば雛菜さんもそうか。声かけた客はインフルエンサー“市川 雛菜”を知ってたかもだけど写真は踊らねぇからな。
「まどかー!」
びっくりしちゃった。パーティ効果っていう人混みでも特定の声を聞ける認識能力の話があるけど、聞き馴染みある声で一番驚いて声が通る言葉だな。子供じみたやらかしって意味でもあるのかも。
オーナー変態で助かったな。やらかすのはいつも浅倉。だから好き。
鯨やっぱでっけぇ鴨だな。スポンサーの庇護下でないと業界は生きていけなくて、飲み込まれてやるから好きにやる。
オーナーマジで変態じゃん。まあ本人が参加しないパーティ開くくらいだからな。私もそういうくだらないことやりたいんだけど。他人から見て価値のないくだらなさにほんの少しだけ救われたい。
ED 『それでもいましか見えないよ』
ワイン坊や???!???!??? 広告ディレクター何者だよお前。ルックスはっきりしてたらBL本出るレベルでしょ。
戻る? に小糸ちゃんが真っ先にううんって言うのいいな。アンサーじゃん。
広告ディレクター分かり手すぎない? 坊や発言からも業界長いんだろうな。鯨がノクチルにもかかる。正確には辺りを誰彼構わず飲み込んだ、浅倉と樋口と小糸ちゃんと雛菜さん。前述のでっけぇ鴨が違うとも思わない。
海に対する陸か。鯨は陸じゃあ生きられないだろうな。
相談が小糸ちゃんの進歩かぁ……! 自分だけのことじゃなくてノクチルとして、ってことかあるいは心理的距離に一歩踏み出したか。流れを汲むならノクチルとしての仕事蹴って自分のことを優先してもまたノクチルで集まれるってことかな。
雛菜さんのひとことに集約されてしまうのは私が雛菜さん最推しだからですか。
「好きなところに行くのがいいと思う」って。
それでもちゃんと同じ世界にいればまた集まれるから。家に帰ってもまた会えるから。雛菜さん今回目立った動きはしなかったけどここにつながってくれるからいいね。
あとがき
読後感が異様にすっきりしてる。話の組み方というか過去から積み上げてきたものをきっちり活かしてくる信頼。
ノクチルのキーパーソンは小糸ちゃんなのかなぁやっぱり。進めるのが浅倉と小糸ちゃんで終わらせるのが樋口と雛菜さん。
このコンテンツが続く限り終わりはしないんだろうけど、それを見てみたい自分もいる。いつか来る、終わりが早く来ただけ、なんて。
ご覧くださりありがとうございました。
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